吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

阪神大震災から30年が経ちました

2025-01-17 05:46:00 | 日々の私の主張とか考察とか
 大震災から30年、震災の記憶も薄れつつある現在、その時のことを書き残しておくことも無駄ではないでしょう。

 地震が起こったのは午前5時46分、ほとんどの人はまだ寝ている時間でした。これが幸いしました。朝食の準備をしている時間帯だったら方々で火災が発生し、被害はもっと甚大なものになっていたことでしょう。

 実際に多数の火災が発生したのは通電が再開した3日後のことでした。今では大地震の後では通電再開に備えてブレーカーを落としておくのは常識となっていますが、当時はそんなことに気が付く人はいませんでした。

 電気は3日で復旧されましたが、ガスと水道は約2ヶ月掛かりました。
 水がないのは困りました。
 カセットコンロがありましたが水がなければラーメンも作れませんし、・・・水洗トイレも使えないのですから。

 一週間程で叔父を頼って避難しましたが、それまでの間は・・・庭にスコップで穴を掘って、その穴に・・・済ませてました。いい肥料になったと思います。

 買い出しや避難に役立つのはバイクです。原付やスクーターがあればサバイバルに役立ちます。瓦礫で塞がってクルマの通れない道でもバイクなら通行できました。

 当時私はオフロードバイクに乗っていたので、辺り一面オフロードになったのを幸い「こりゃーライテクの修練になるワイ」などと不謹慎な考えもなかったとはいえません。


※当時の愛車スズキDR-Big

 壊れた他人の家から金品を掠め取るような行為も多発しましたが、見ず知らずの人に水や食糧を分けてあげる人もいたり、人間の醜い面も美しい面もまざまざと見ることができた時間でした。

 今思い返しても貴重な経験をしました。

 



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