レコードコレクターズ最新号は、ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」特集。50周年記念エディションもリリースされますからね。ですが、もうサージェントペパーズについてはこれまでに語り尽くされたのでは? なんて心配が心をよぎったりもいたしましたが、ところがどうして、これが読み出したら止まらない内容の濃さ!
特に、またか!と思ったオリジナル・アルバムの全曲解説ですが、これがこれまでとは少し赴きの異なる切り口で、ジョンとポールのライバル関係や不協和音が見え隠れして、非常に面白かった。世紀の名作を完成させたその裏にある、微妙なバランスとその綻び。そのギリギリの緊張感が名盤を生むのかもしれませんね。あと、ジョン・レノンはバンドに対して、以外と誰よりも律儀な面を持っていたのかな?と思ったり。
鈴木惣一郎(ワールドスタンダード)× 直枝政広(カーネーション)の対談や、50周年記念エディション解説も読み応えありましたし、以外とカヴァー曲/カヴァーアルバム選も楽しめました。もちろんレコスケくんも!
さて、そして問題は、肝心の50周年記念エディションの「スーパー・デラックス・ボックス・セット」を買うかどうか? 国内盤は18,000円ですからね〜。迷いに迷った末、結局買うんだろうな…。
という訳で、ここしばらくは、サージェントペパーズ三昧ですかね?