大分アートプラザ2Fで開催されている




大分アートプラザ2Fメインホールはとても広い会場です。

これは「枯れ牡丹」と題された作品です。



「あの日人や物が何もかもすべて濁流に飲み込まれて消えていった。



日本画家 樋口詩乃個展へ
誘われて行ってきました。



「晴れ間」2022年
青色に錆が浮き出したような枯れ様も美しい紫陽花。

大分アートプラザ2Fメインホールはとても広い会場です。
大作も目を引きますが、
全体で50点の作品と出会いました。

これは「枯れ牡丹」と題された作品です。
大きさがこれでは伝えられませんが、
「2016 麻紙、膠、岩絵の具、水干、
アクリル」とだけで、確かな数字はわかりません。
私の見たところでは、幅150高さ150+
しかし大外れの数字かもしれないし、、
大きいとだけご理解下さい😅

「白皙」2016 麻紙、膠、岩絵の具、水干、アクリル
日本画のイメージとは少し異なりますか、
花鳥風月ばかりが日本画ではないでしょうが、
樋口さん独特の画の世界があります。
こちらも、

壁面にドンと構える
「祈り」2013 麻紙、金箔、膠、岩絵の具、水干、アクリル

「あの日人や物が何もかもすべて濁流に飲み込まれて消えていった。
悪夢を終わらせて欲しいと祈るしかなかった。」
東北を襲った大地震をテーマに
多摩美術大学の卒業制作として描かれたと聞きました。


何もかも飲み込まれてしまったけど
このグリーンに再生の祈りが込められていると私は感じました。
会場では、
題名未設定の未完の作品が一つ置かれていて、
樋口さんが絵筆を握って、
その描かれる過程を見ることができます。
若い才能がこれから益々開花していくことでしょう。

「結」 2019 麻紙、膠、岩絵の具、水干、アクリル
期待します。