二階堂美術館で開催中の


展示室の柱に巻かれた物に蝶が描かれていますが、



今までこうした物をみたことがなかったのでとても新鮮でした。








雪中美人図 昭和21年



「横山大観30選・上村松園30選」
の中から、

私は昔から松園のファンなので、
松園の紹介から始めます。
今回とても興味深かったのは、
初公開の下絵や素描群も見られたことです。

展示室の柱に巻かれた物に蝶が描かれていますが、
これです。

蝶図 紙 着色


今までこうした物をみたことがなかったのでとても新鮮でした。
きょうはその観点から紹介を進めようと思います。
これは、


花のにぎわいを下絵と並べてみたところです。
花見は江戸時代の一大娯楽とあって、
「桜可里之図」など明治40、41、42年と描かれています。


これは「静女之図」明治後半
静御前の舞姿を描いています。



「焔」の下絵が見られたり、
「美人観月図」は、最初の師、鈴木松年との合作で、松園17歳は月を描いています。
松園の絵でないみたいと思ったら、
月だけですか なんて、、
でも誇らしかったでしょうね。
ちょっと堅苦しくなってしまいましたが、
こんな風に、下絵や素描群に注目して見ただけでも、
まだまだたくさんの面白いことに出会います。
会場で是非ご覧になって下さい。
松園ファンとしては、ただただ、
こんな綺麗な絵が好きというだけのことなんです。

雪中美人図 昭和21年

時鳥一聲 昭和10年代

詠歌之図 昭和17年

ほとんどは掛け軸でしたが、
素描などは、ケースの中に入っていました。
一回では紹介しきれませんので、
明日は掛け軸について、
会場でいただいてきた手引きがありますので、書いてみようと思います。
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