mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

上村松園30選

2025-03-17 | 美術館
二階堂美術館で開催中の
「横山大観30選・上村松園30選」
の中から、






私は昔から松園のファンなので、
松園の紹介から始めます。

今回とても興味深かったのは、
初公開の下絵や素描群も見られたことです。





展示室の柱に巻かれた物に蝶が描かれていますが、

これです。




蝶図 紙 着色






今までこうした物をみたことがなかったのでとても新鮮でした。

きょうはその観点から紹介を進めようと思います。

これは、









花のにぎわいを下絵と並べてみたところです。

花見は江戸時代の一大娯楽とあって、
「桜可里之図」など明治40、41、42年と描かれています。









これは「静女之図」明治後半
静御前の舞姿を描いています。










「焔」の下絵が見られたり、

「美人観月図」は、最初の師、鈴木松年との合作で、松園17歳は月を描いています。

松園の絵でないみたいと思ったら、
月だけですか なんて、、

でも誇らしかったでしょうね。


ちょっと堅苦しくなってしまいましたが、
こんな風に、下絵や素描群に注目して見ただけでも、
まだまだたくさんの面白いことに出会います。

会場で是非ご覧になって下さい。







松園ファンとしては、ただただ、
こんな綺麗な絵が好きというだけのことなんです。




雪中美人図 昭和21年




時鳥一聲 昭和10年代




詠歌之図 昭和17年






ほとんどは掛け軸でしたが、
素描などは、ケースの中に入っていました。



一回では紹介しきれませんので、
明日は掛け軸について、
会場でいただいてきた手引きがありますので、書いてみようと思います。











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