天外者
2020-12-16 | 映画
映画「天外者」を見てきました。
パンフレットより
パンフレットより
「天外者」とは、
凄絶な才能の持ち主という薩摩での褒め言葉で、薩摩ではお利口で感心な子どもを母親は愛情を込めて「てんがらもん」と呼んだそうです。
この映画は五代友厚という実在の人物を描いています。
プロジェクトは7年も前に立ち上げられ、公開までにもいろいろ苦難はあったようです。
幕末という激動の時代を生きた五代友厚を
三浦春馬さんが演じましたが、
これが彼の遺作になったことが、
返す返す残念でなりません。
YouTubeで予告編を観ました。
映画だったら、この迫力の演技がせまってくるでしょうね。
年齢を重ねた彼の姿が見たかったです。
五代友厚は、遺言で大阪の土となり 墓は阿倍野斎場にあるそうです。
NHKの朝ドラで
以前放送した「あさが来る」でディーン・フジオカが
五代友厚を演じて初めて五代友厚を知りました。
大阪にとって、五代友厚はもの凄い偉業を
成し遂げた方ですよね。
春馬君がどのように演じているのか
見たいので私も来週見に行きます!
晩年は大阪の地で商業の発展に寄与したようです。
いつもファーストペンギンの役割だったとか、
誰よりも先に天敵のいる危険な海に飛び込んで、仲間のためにエサを見つけるのがファーストペンギンなんだそうです。
映画では描かれてないことも多いですが、
国益に殉じながら、自身は没後莫大な借金を残しました。
残された方の苦労も並大抵ではなかったでしょう。
映画は三浦春馬の熱量が伝わるもので、
龍馬役初め、キャストも良かったです。
パンフレットをみると、
映画では描かれなかったこともわかり興味深いですが、写真では、
ご本人も奥様も意思の強い顔をなさっています。
映画も迫力がありました。
あの時代にのほほんとは生きられなかったのでしょうが、
春馬くんは力一杯演じていますが、
少し力をぬいた場面をもっと見たかったです。