mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

iichko design ポスター

2023-03-07 | 美術館

大分県立美術館で開催中の
「河北秀也 iichko design」展の様子をお知らせします。


いいちこのポスターは、
東京の地下鉄駅構内に一週間掲出することから
始まったそうです。

1984年4月のことです。




(サイズは1030㍉×1456㍉)

これが、
会場のどのポスターとも違う雰囲気なのは、
「いいちこ」の基本姿勢をアピールする文章が
添えられていることです。(左上)

最初の一年はこんな風だったそうで、

この後は、
風景の中にキャッチーなコピーとiichkoのロゴ、いいちこの瓶がさりげなく置かれた物になります。


知り得たことを一つ一つ書いていくと、
いつまでたっても終わらない長い文章になってしまいそうなので、

単純に好きなポスターだけにスポットを当てます。




A90 ロケ地 スイス

1985年からは海外の風景を使ったポスターに変わったそうです

写真は カメラマン  浅井慎平
コピーライター      野口 武
デザイナー    土田康之

最後に河北氏が紙の種類や刷色を徹底的に吟味し、
まとめあげ、
昨年末で500点だそうです。

ポスターのキャプションに「紙質」と「刷色」を掲載、

例えば、
A217の「荒野の花」の場合、
ケント紙、ノーマル4C+蛍光色1C+特色1C

素人ゆえ私にはなんのことやらわかりませんが、
その道の方にはわかるのでしょう。




A217 2001年1月

南アフリカの荒野に、一年に2、3日しか咲かないという珍しい花を奇跡的に撮影したもの

キャッチコピーは、「荒野にも花は咲きます。」

「いいちこ」がどこに置かれているかさがしてみてくださいね。




A453 2019年4月

カリフォルニアにある世界最大の樹木
「ジャイアント・セコイア」
樹齢2000年。

画面の中央に配置されたコピーは、
「生きてきた。ずっとここで。」





A444 2018年 ハワイ

「赤い溶岩のあと、赤い花が咲く星。」





写真と言葉とデザインと、

どのポスターも

三位一体で見るものを惹きつけます。





お酒を飲まないので、

地元の酒いいちこが、
「下町のナポレオン」と呼ばれ、
一時は非常に手に入りにくい時代があったことは知っていますが、

それ以外のことはなにも知りませんでした。

上の写真は
「いいちこフラスコボトル」と「いいちこパーソン」

なんと私、この瓶が好きです。😊








一点一点、

どのポスターにも心惹かれました。










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シュガーバイン | トップ | 緑の繭 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術館」カテゴリの最新記事