「河北秀也 iichko design」展の様子をお知らせします。
いいちこのポスターは、
東京の地下鉄駅構内に一週間掲出することから
始まったそうです。
1984年4月のことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/60/b943b2bda87a8b7f7c3c029542390a64.jpg?1678098211)
(サイズは1030㍉×1456㍉)
これが、
会場のどのポスターとも違う雰囲気なのは、
「いいちこ」の基本姿勢をアピールする文章が
添えられていることです。(左上)
最初の一年はこんな風だったそうで、
この後は、
風景の中にキャッチーなコピーとiichkoのロゴ、いいちこの瓶がさりげなく置かれた物になります。
知り得たことを一つ一つ書いていくと、
いつまでたっても終わらない長い文章になってしまいそうなので、
単純に好きなポスターだけにスポットを当てます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/98/86d9c3dab67911276e1673c6c81eb9db.jpg?1678098210)
A90 ロケ地 スイス
1985年からは海外の風景を使ったポスターに変わったそうです
写真は カメラマン 浅井慎平
コピーライター 野口 武
デザイナー 土田康之
最後に河北氏が紙の種類や刷色を徹底的に吟味し、
まとめあげ、
昨年末で500点だそうです。
ポスターのキャプションに「紙質」と「刷色」を掲載、
例えば、
A217の「荒野の花」の場合、
ケント紙、ノーマル4C+蛍光色1C+特色1C
素人ゆえ私にはなんのことやらわかりませんが、
その道の方にはわかるのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/d9/04cfb227df3c0ee20ad9177fb62554d5.jpg?1678098210)
A217 2001年1月
南アフリカの荒野に、一年に2、3日しか咲かないという珍しい花を奇跡的に撮影したもの
キャッチコピーは、「荒野にも花は咲きます。」
「いいちこ」がどこに置かれているかさがしてみてくださいね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/9b/ed5c7329791cb68633fbec2e5fbc266a.jpg?1678098211)
A453 2019年4月
カリフォルニアにある世界最大の樹木
「ジャイアント・セコイア」
樹齢2000年。
画面の中央に配置されたコピーは、
「生きてきた。ずっとここで。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/9b/f1aec1790fe7ec39a2d86222fb56b0a8.jpg?1678098211)
A444 2018年 ハワイ
「赤い溶岩のあと、赤い花が咲く星。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/72/f4e5698a42c5717efc4364ad3f3f42b8.jpg?1678098211)
写真と言葉とデザインと、
どのポスターも
三位一体で見るものを惹きつけます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/c4/226e08899ed3258d2c23d43f1f2c8a10.jpg?1678098212)
お酒を飲まないので、
地元の酒いいちこが、
「下町のナポレオン」と呼ばれ、
一時は非常に手に入りにくい時代があったことは知っていますが、
それ以外のことはなにも知りませんでした。
上の写真は
「いいちこフラスコボトル」と「いいちこパーソン」
なんと私、この瓶が好きです。😊
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/0e/42a4e1687bfef33f0a8ceb4d8b695b1a.jpg?1678148323)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/38/cc5e3f8d9ddd262dd0f691648c45b0e2.jpg?1678102622)
一点一点、
どのポスターにも心惹かれました。
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