「河北秀也 iichko design」展の様子をお知らせします。
いいちこのポスターは、
東京の地下鉄駅構内に一週間掲出することから
始まったそうです。
1984年4月のことです。
(サイズは1030㍉×1456㍉)
これが、
会場のどのポスターとも違う雰囲気なのは、
「いいちこ」の基本姿勢をアピールする文章が
添えられていることです。(左上)
最初の一年はこんな風だったそうで、
この後は、
風景の中にキャッチーなコピーとiichkoのロゴ、いいちこの瓶がさりげなく置かれた物になります。
知り得たことを一つ一つ書いていくと、
いつまでたっても終わらない長い文章になってしまいそうなので、
単純に好きなポスターだけにスポットを当てます。
A90 ロケ地 スイス
1985年からは海外の風景を使ったポスターに変わったそうです
写真は カメラマン 浅井慎平
コピーライター 野口 武
デザイナー 土田康之
最後に河北氏が紙の種類や刷色を徹底的に吟味し、
まとめあげ、
昨年末で500点だそうです。
ポスターのキャプションに「紙質」と「刷色」を掲載、
例えば、
A217の「荒野の花」の場合、
ケント紙、ノーマル4C+蛍光色1C+特色1C
素人ゆえ私にはなんのことやらわかりませんが、
その道の方にはわかるのでしょう。
A217 2001年1月
南アフリカの荒野に、一年に2、3日しか咲かないという珍しい花を奇跡的に撮影したもの
キャッチコピーは、「荒野にも花は咲きます。」
「いいちこ」がどこに置かれているかさがしてみてくださいね。
A453 2019年4月
カリフォルニアにある世界最大の樹木
「ジャイアント・セコイア」
樹齢2000年。
画面の中央に配置されたコピーは、
「生きてきた。ずっとここで。」
A444 2018年 ハワイ
「赤い溶岩のあと、赤い花が咲く星。」
写真と言葉とデザインと、
どのポスターも
三位一体で見るものを惹きつけます。
お酒を飲まないので、
地元の酒いいちこが、
「下町のナポレオン」と呼ばれ、
一時は非常に手に入りにくい時代があったことは知っていますが、
それ以外のことはなにも知りませんでした。
上の写真は
「いいちこフラスコボトル」と「いいちこパーソン」
なんと私、この瓶が好きです。😊
一点一点、
どのポスターにも心惹かれました。
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