徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

BB

2005-06-08 17:31:37 | Music
<“ブルースはフィーリングである”というのが恐らく一番適切だろう。僕にとってブルースは時に悲しい、また時にはハッピーなフィーリングだ。君を悩ませるものが何であれ、必ずその状況にあったブルースが存在する。(中略)ある批評家が一度B.B.キングが歌い、そしてルシール(ギター)が歌うと書いたことがあったけれど、まさにその通りなんだ。僕には自分のギターが、ただ弾かれて鳴っているのではなく、歌っているように聞こえる。(中略)僕にとってヴィブラート、トリルは人の声みたいなものだ。ちょうど人が歌っていると同じで、それらによってより深く表現を伝え、感じることができると思う。サウンドに刺激を与えると同時に音を少し伸ばすことを可能にする。僕は、ただ音を弾くのではなく、自分の弾く音全てに何らかの意味を持たせなければいけないと考えている。(中略)それによって、ただギターを弾いている人間との差が出てくる。つまり単にギターをかき鳴らすのと、音楽をクリエイトすることの違いだね。>『B.B.キング ブルース・ギター・メソッド』(日音)

ARETHA FRANKLIN & KING CURTIS『DON'T FIGHT THE FEELING: THE COMPLETE ARETHA FRANKLIN & KING CURTIS LIVE AT FILLMORE WEST』、竹田和夫『コンテンポラリー・ブルース・ギター』(リットーミュージック)購入。 

運命/J・ブサンソン「壁は語る 学生はこう考える」

2005-06-08 17:10:11 | Books
ようやく『壁は語る 学生はこう考える』(J・ブサンソン/広田昌義・訳/粟津潔・構成 竹内書店)を入手。
実はこの本、LBで高田渡さんの連載をしていた時期に、渡さんから「見つけたら買っておいて」と言われていた本だった。ということで、7、8年経って、それを見つけたのが吉祥寺の古書店というのも何かの運命だろう。残念だけれども、もう手渡す人はいないので大事にとっとくことにする。
68年、パリ五月革命で学生達が「壁」に書き連ねたアフォリズム。

しかしこの本、もう少しでゴミになる運命だった。
先月末にネットで注文し、吉祥寺の古書店から発送されたとしたら遅くとも月曜日には自宅に届くと思っていたのだけれども、どうも届く気配がないので古書店に問い合わせたところ、「既に発送済み」。他の書籍、手紙類はしっかり届いているし、着いていないもんは着いていないので、古書店には運送会社に問い合わせをお願いし、自分は念のためにポストを改めて見に行く。当然ない。もしやと思い、ポストの脇に置いてあるゴミ箱を漁ってみた……。
そこにあったのである。なんでそこにあるのか。高い本なのに。
古書店によると1日には発送されたというから1週間近くゴミ箱の中で眠っていたということになる。おそらく数日もすれば掃除のおばちゃんが(当然)何にも考えずゴミ箱の中身を捨ててしまうことだったろう。どこかのバカがポストから引き抜いて捨てたのは間違いないが……危ねー。
これもまた運命。

そういうことにしておこう。その方が楽しいから。

#33 全日空

2005-06-08 01:46:10 | News
「悪用の心配はない」(全日空)

<電通が、全日空のテレビコマーシャル(CM)撮影で同社から貸与された計200人分の女性客室乗務員などの制服のうち、12人分を紛失していたことが、7日わかった。全日空では国土交通省に報告するとともに、盗難の疑いもあるとみて、近く警視庁に被害届けを出す。CMは今月4日から放映予定だったが、全日空はトラブル発覚を受け、放映を見合わせている。(中略)撮影終了後、電通テックの担当者が制服を回収したが、受け取り確認を怠ったため、ジャケット、スカート、スカーフなど12人分が不足。出演者やスタッフらが誤って制服を持ち帰った可能性もあるとみて、返却を呼びかけたところ、2人分については匿名で返送されたが、依然として10人分が不明のままという。制服だけでは空港の制限区域内に立ち入れないため、全日空では「悪用の心配はない」としている。一方、電通は「全日空に深くおわびするとともに、こうしたことが二度と発生しないよう再発防止に取り組む」としている。>(2005年6月7日20時(読売新聞)

そういう悪用じゃない“悪用”もあると思うんだが。