徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

電車再び

2005-06-09 06:16:02 | News
<「電車男」の著作権は新潮社が管理。同社には、様々なメディアから約50件の企画書が送られてきた。(中略)許諾の基準は「原作を忠実に再現してくれるか」。相手の女性が実は男性だったり、応援者の中に犯罪者がいたり、といった企画は却下された。そのため、どの作品も、モテないオタクの電車男が美しい女性に恋をするというロマンチックコメディーの形式を取っている。>(朝日新聞2005年6月9日付け)

しかしそれほど映画やテレビドラマの「物語」は疲弊しているのか――というのはLB3月号の市川森一さんのインタビューを読んで下さい。何で彼らはわざわざ陳腐なドラマに群がるのか(しかもオリジナルな企画ほど撥ねられている模様)、よくわからんですな。本当は何となくわかるけど。記事を読む限り、6人の毒男によって演じられるという舞台版がもっとも期待できそう。これは原作に、というよりも、実際の2ちゃん=ネットに忠実であろうという意志がわずかながら感じられる。テレビも映画も漫画も、原作に忠実であろうとすればするほど、説明的な、ステレオタイプの罠にはまってしまうだろう。それはメディアの特性として仕方がないのだろうが、この「物語」の消費っぷりは仕方がないじゃ済まないと思うんだが。

電車男の時刻表 
電車男情報局
電車男 - 2ch-Library 
2ちゃんねる著作権侵害問題 

てかこれだけソースがあっても気が済まんのかいw

(追記 6月21日)
昔のサッカー関連ニュースのビデオのDVD化を進めているのだけれども、ただ今ようやくフランスW杯も終わり、ペルージャに移籍直後の中田英寿の「虫ケラ」発言あたり(やはり今観直しても当時の中田の傲慢ぶりは凄まじい)。この頃刊行された中田のムック本『アッカ!』も紹介されたりしているのだけれど、その中に『電車男』担当編集の郡司さんが出てくる。担当だった彼女が顔出しコメントしてました。さすがヒットメイカー。これがなかなか……。

演じる

2005-06-09 03:24:25 | LB中洲通信2004~2010
オフィストゥーワンのⅠさんから連絡があり、何とか時間を取っていただき阿久悠さんの取材が決定。阿久さんは昨年1月号以来の登場ということになる。
さらに以前からの知り合いで、ライフワークである「ourfaceプロジェクト」がようやくひとつの形(写真集)になったカメラマンの北野謙さんの取材と合わせて、LB8月号の特集が見えてきた。「演じるということ、演出するということ」。

そういやセルジオさんも怒りキャラを「演じていた」ってことになるか。

とりあえず決定

2005-06-09 02:54:25 | Sports/Football
予選敗退など想像もしたことがなかったけれども、とりあえず代表のドイツ行き決定。問題はこれからですな。チャンピオンズリーグも決勝トーナメントから、みたいな。あとやっぱりテレ朝独占というのはかなり苦痛な(そのはしゃぎっぶりは面白くもあったが)予選でしたが。

サッカーニュースDVD化作業は、今ようやく98年キリンカップまで辿り着いた。パラグアイを仮想アルゼンチンに、チェコを仮想クロアチアにだなんて、今考えれば短絡的だろ! と思わざるを得ないのだけれども、その当時はそれはそれで真剣で熱かったのだろう。

テレ朝の意向があったとは言え(想像)、今日のセルジオさんの前向きっぷりには隔世の感がある。
あの頃、日テレの毎週日曜夕方、セルジオさんはのべつまくなし怒っていた。