徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ファンキー/SSTV POWER PUSH ! LIVE~FUNKY EDITION~

2005-06-11 07:40:15 | Music
池袋から恵比寿へ移動。
30分ほど遅れてLIQUIDROOMでSPACE SHOWER TV POWER PUSH ! LIVE~FUNKY EDITION~。出演はTHEATRE BROOK(佐藤タイジ、沼澤尚、エマーソン北村)、スクービードゥー、ズボンズ。フロントのキャラの違いということもあるのだけれども、あまりに対照的なスクービードゥーズボンズ。客を煽りまくるコヤマシュウと濃密で近寄りがたい空気を作るDON。

そしてTHEATRE BROOK。「オレも昔はよォ~……今はステージが楽しいぜ」みたいなことをタイジは言っていたけれども、前記2バンドに加え、常に孤高であり、客の腰のあたりを鷲掴みにして揺り動かすような音楽を続けてきながら、残念ながら平坦な道のりではないメジャー10年間を過ごした彼らを見ると、今回のライブ、FUNKY EDITIONと銘打っているわりには、もっと意味深なチョイスになってるような気がしないでもない。ま、そんなもんは受け取る側の勝手な思い入れだけれども。
今回はベースの中條氏が不在で、3ピースのTHEATRE BROOK。エマーソン北村氏がベース、キーボードでフル回転した。『september』に始まり、『世界で一番SEXYな一日』、『ありったけの愛』、『立ち止まって一服しよう』など。相変らずオレにエアギターを弾かせる男、タイジ。
アンコールでは全員で凄まじい『悪魔を憐れむ歌』(もちろんストーンズの)。DONのメインヴォーカル、タイジのギター。これまたハマり過ぎ。
しかしこれスペシャでいつ放送されるんでしょうか。

7月1日には目黒のHOTEL CLASKAでメジャーデビュー10年&ニューアルバムリリース記念のライブ(パーティー)が開かれる。
タイジはHPとフライヤーでこう呼びかける。「どうか皆さんもこのパーティーに参加してロックの持つ本来の力、“自由”の力を感じに来てください」。今時真顔でこんなこと言って似合う日本人もそうそういない(真顔で書いているかどうかは知らんが……)。THEATRE BROOKも「気分はリ・インカネーション」なのだそうだ。リ・インカネーション。ユーミンじゃないけど。
朝までやるそうです。行くべし。

(追記7月7日)
スペシャの放送は7月10日21時~22時(初回?)。さらに12日はMXテレビでTOKYO-FMで収録されたライブが放送される模様(26時~26時55分)。

踏み絵/新文芸坐・岡本喜八監督の軌跡

2005-06-11 05:57:17 | Movie/Theater
池袋・新文芸坐で行われていた「岡本喜八監督の軌跡」楽日。今日は『ダイナマイトどんどん』『ジャズ大名』の二本立て。最終回前に故・岡本喜八夫人でプロデューサーの岡本みね子さんの舞台挨拶があるということで写真撮影。満員の会場に時折涙ぐみながらの挨拶でした。ロビーには本田博太郎さん(当日上映の『ジャズ大名にも凛々しく出演)の顔も。袴田さんによればジャズの「踏絵」だという『ジャズ大名』。さすがアナーキーですな。もちろんオレ好み。
特集上映のレポートは8月号で。

新文芸坐のロビーの告知に7月末に『パッチギ!』と『モーターサイクルダイアリーズ』の二本立ての予告(7月23日~29日。画像参照)。『モーターサイクルダイアリーズ』といえば「虎の門」で井筒カントクが酷評した映画だが、それを意図して企画したのか。それなら面白いカモ。