徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

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2005-11-12 15:27:17 | 暴言・失言・珍言備忘録
「ロック史に残した偉大な功績をたどる作品集でもある」(スポニチ11月12日付)

<人気ロックバンド「ザ・ハイロウズ」が活動休止することが11日、分かった。公式ファンクラブに報告したもので、デビュー10周年での休止。理由やメンバーの動向については明かされていない。来年1月1日に発売する10周年を記念した初のベスト盤「FLASH~BEST~」がラスト作品になる。>

何ともスポーツ紙らしく大仰で、また、らしからぬ最大限の讃辞とも言える。
この記事を書いた記者、ハイロウズ好きなんだろうな。それにしても残念。

未来に思いを馳せてみた

2005-11-12 01:59:53 | Works
お台場のメディアージュにあるソニー・エクスプローラ・サイエンス取材。意外とこじんまりとした施設なのだけれども、まったく飽きさせない内容。ソニーの技術を使用したゲーム等が揃うデジタル・ドリーム。併設されているサイエンス・ワンダーは、サンフランシスコにある「エクスプロラトリアム」とソニーがコラボレートした、本当に初歩的な科学原理をわかりやすく体験できる科学体験館。その中にある「ベルベットハンズ」は目から鱗だった。解説の最後に「原理はまだわかりません」と平易に書かれているのもグー。これは是非実際に体験してもらいたい。あくまでも<科学の原理・原則を体験する>というレベルですが。

定番プラネタリウム(11.5等級までの170万個の恒星を再現するソニーの光学式恒星投影機を使用)もハリウッド風味のドラマ仕立てで見せる。観客は宇宙船に乗り込む乗客としてプラネタリウムに入館するわけだが、地球から見た星空に続いて、星の誕生から太陽系の未来までをタイムトリップする。その中で物凄く遠い未来、太陽が赤色巨星から白色矮星になって星の一生を終える(寿命は約100億年で、残り50億年)などというエピソードもツラッと語られるのだけれども、ここでちょっと考えてしまった。太陽と一蓮托生の地球の未来もまた同じわけで、一方で種の寿命は2000万年だったりして、どうすんだよ、人類! ま、プラネタリウムでそんな50億年も、1500万年も先の遠過ぎる未来に一喜一憂して、思いを馳せることもないんだが……。
そんなオレの思いをよそに、「ま、ヘヴィに考えるといろいろあるけど、目先のトラブルを回避するためにタイムトリップして現代に戻ろう」てなハリウッド的展開もまたよし。遠大な先送りだ。子孫よろ。
休日は混む。行くなら平日。