徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

力学

2006-02-25 07:36:28 | Sports/Football
思えばアルベールビル冬季オリンピックで、高い技術力に裏づけされたアクロバティックな演技で魅せ続けていた天才・伊藤みどりが銀メダルで終ったことにずいぶん憤慨していたのを覚えている。それから14年、技術に加え容姿と表現力で荒川静香が金メダルを獲り、村主章枝が4位入賞したことは、日本の女子フィギュアのストーリーが、一応の完結をみたと言ってもいいんではないだろうか(村主さんの結果はフィギュアの力学が働いたように思う)。
ってNumberあたりのスポーツライターが書くだろうが。

画像はフリー当日、2月24日付けの東スポ「五輪フィギュア3人のタレント価値」。

「村主選手は、動きにこそセクシーさがありますが、グラビアとして、あの“泣き顔”はいただけないです」(大手出版社・グラビア編集者)
「もうすでにCMに出演している3選手ですが、中年男性に訴えかけるものを持っているのは安藤選手だけですね。何と言っても色気がある。15秒間のCMの中で、この特徴は強みといっていい」(CM総合研究所・関根建男代表)
「荒川選手は“クールビューティー”と呼ばれるほど負けん気が強い。ハッスルなどのプロレスだと、よりキャラが引き立つような気がします。ぜひ“Y字ビターン”を決めて欲しい」(元放送作家・尾谷幸憲氏)

東スポ芸能欄のネタとは言え、なぜこんな頓珍漢な分析。

「う~んズバリ荒川選手だな。安藤選手と村主選手は僕の考えるキャラクターにないよ。理由? 直感」(サンズ・野田義治社長)

こちらはさすがに冷静。

トリックアート

2006-02-25 06:55:11 | Works
東京タワーのトリックアートギャラリーの取材撮影。
もはや東京タワーに行った事があるのかないのか記憶も定かではないが、トリックアートギャラリーは初めて。タワー自体はさすがに老舗感が漂うものの、さすが観光地という内容。トリックアートの方は、ギャラリーと言ってもここは撮影禁止のギャラリーではなくて、写真を撮らなければ楽しさ半減な参加型。突っ込みどころ満載なゆるさと目から鱗という意味では台場のソニーエクスプローラサイエンスのサイエンスワンダーに似た楽しさがある(94年開館ということだからこちらの方が先輩ではあるが)。