岡林信康の復刻シリーズ第2弾と静岡ロックンロール組合の「永久保存盤」購入。
あまりに饒舌な「あんぐら音楽祭」、「岡林信康コンサート」、そして野音の「狂い咲き」へと、どんどん時代に醒めていく岡林を追う、3作を続けて聴くとほとんどドキュメンタリー作品の乗りに近い。(あまり評価されていないとはいえ)「狂い咲き」の『私たちが望むものは』の熱い大合唱(そしてそれと対照的に、合唱も起こらず、やけくそ気味な『くそくらえ節』)はリアルなドキュメント。エイベックス盤ではカットされていた『ヘライデ』も復活。12月の岡林信康復刻シリーズ第3弾ももの凄い内容になりそうだ。
そして静岡ロックンロール組合。70年代の静岡の無邪気なバンド少年たちのドキュメント。<既にこの時点で、全体的に敗北感が漂っている>という「ばかっちょい」は、オレのように一度静岡を後にした人間の胸に響く。ブックレットの年表は非常に興味深い。<この町のロック史は、いま語り始められたばかり>というのは、本当に正しいと思う。が、しかし。「東の村八分」「早過ぎたRCサクセション」はさすがに言い過ぎ。いやホント。そんなロックが必要とされなかったのが静岡の幸福であり不幸なのだ。
あまりに饒舌な「あんぐら音楽祭」、「岡林信康コンサート」、そして野音の「狂い咲き」へと、どんどん時代に醒めていく岡林を追う、3作を続けて聴くとほとんどドキュメンタリー作品の乗りに近い。(あまり評価されていないとはいえ)「狂い咲き」の『私たちが望むものは』の熱い大合唱(そしてそれと対照的に、合唱も起こらず、やけくそ気味な『くそくらえ節』)はリアルなドキュメント。エイベックス盤ではカットされていた『ヘライデ』も復活。12月の岡林信康復刻シリーズ第3弾ももの凄い内容になりそうだ。
そして静岡ロックンロール組合。70年代の静岡の無邪気なバンド少年たちのドキュメント。<既にこの時点で、全体的に敗北感が漂っている>という「ばかっちょい」は、オレのように一度静岡を後にした人間の胸に響く。ブックレットの年表は非常に興味深い。<この町のロック史は、いま語り始められたばかり>というのは、本当に正しいと思う。が、しかし。「東の村八分」「早過ぎたRCサクセション」はさすがに言い過ぎ。いやホント。そんなロックが必要とされなかったのが静岡の幸福であり不幸なのだ。