徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

失望、そして傷について/第31節磐田戦

2008-11-09 20:23:47 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
土曜日。エコパで「磐田対清水」戦。
ゲーム終了後、手も足も出ない完敗を喫した鹿島スタジアムでの鹿島戦よりも、自滅気味の惜敗だったナビスコカップ決勝での大分戦よりも、何とも言いようのない焦燥感を味わった。まだ天皇杯が残っているとはいえ、このダービーの一敗でほとんど今シーズンの目標を失ってしまった。これは、まさに文字通りの失望なのである。
何てことのないミスで失点した以外は、まさか負けるなどとは思わなかったが、今はほとんどそれ以外、書くべきことはない。

しかしまだ戦いは終わらない。結局、最初から最後まで悪戦苦闘と失望続きだった2008年を、健太と若いチームがどう締めくくるのか。何とサポーターにメッセージするのか。傷だらけの失望のあとにこそ、本当にその真価(進化)が問われるはずだ。そしてそれが天皇杯へつながる。
こんなときこそ、西澤、山ちゃんあたりにチームを支えて欲しいものなのだが……。

<「これは、傷についての歌です」と言ってから、ジョンは「マザー」を叫び続けなければならなかった。ジョンは、ダイアモンドではなかったのだ。夜店で売っているただのガラス玉だったのだ。だから、初めからなんでもなかった。ガラス玉が輝くためには、その全てに傷をつけるしかなかった。あっちで傷つき、こっちで傷つき、もういたるところが傷だらけになって、その傷が光り輝いているのである。>(松村雄策『アビイ・ロードからの裏通り』)

彼らがダイアモンドでなくガラス玉ならば、その傷を輝きに変えることはできるだろうか。やはり経験ってのは、そういうもんだよ。

エコパのゲームが終わった後、ツー・スリーの白木と連絡を取って磐田駅で出田さんたちと合流。完全アウエイじゃん……と思ったら意外にも、この日、磐田駅で下車するオレンジの人も少なくなかったという。その方がむしろジュビロ的にやばいんじゃないかとも思うのだが。
しかし土曜の磐田の飲み屋はどこも満員ということで、ツー・スリー・イワタの地元、豊田町へ移動。結局この日も3時まで。もはやしっかり磐田の住民として溶け込んでいる白木が笑える。いや微笑ましいというべきか。
事務所に泊めてもらって夕方に帰京。






パート1

2008-11-09 20:20:50 | Works
金曜日。自由国民社へテープの受け取り。ようやく『坂崎幸之助とJ-POPフレンズ』のパート1も受け取る。もう発売から一ヶ月経っているわけですが……。
もともとの素材(K's TRANSMISSION)が面白いと、いつもは苦行でしかないテープ起こしも結構楽しかったりする。やっている方が面白がって作業している本というのは、大抵の場合読者にとっても面白い本になる。ということで、やっぱり面白い本になってます。
これからパート3の作業。

ということで大越さん、古矢さんと高田馬場の「おかしら」で呑む。ミュージシャンの反応も上々、今月には大越さんのK's TRANSMISSIONの出演も決まり(←番組にメールを送ろう!)、ご機嫌でへろへろになった大越さんを駅まで見送り、古矢さんとタクシーでゴールデン街。なぜか始発で帰る。
エコパに行かなきゃならないのに。