徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

正しくスピーディー/1.18経産省前抗議

2012-01-19 14:26:31 | News

昨夜、関西電力の大飯原発3、4号機のストレステスト(安全評価の1次評価結果)に対し、専門家会議(意見聴取会)が開かれ、あっさりと「妥当」として容認されてしまった。
会議で検討された数字上の妥当性はともかく、客観性(ピアレビュー…)を欠き、恣意的に手心を加えられるテストそのものに意味があるのか。妥当なように設定され、妥当を導くように計算されたテストは、いくら計算したって、いくら審議したってその結果は妥当にしかならないわけだが、果たしてそれは本当に「妥当」と言えるのか。
そもそも業界から金銭を受け取っている専門家に審議させることが妥当なのか。
これでは会議ではなく、政治家と役人と業界による、3.11前と変わらぬ「儀式」としか言いようがない。
会議に参加予定だった専門家のうち、テストに批判的であった後藤政志さんと東大の井野博満さんは一般の傍聴人を会場から排除したことを理由に会議への出席を止めた。このことで会議は完全に「客観」を排除してしまった。これでは、国民はこんな茶番に興味を持つ事自体に厭いてしまう。しかし厭けば厭くほど彼らにとっては都合がいいのは言うまでもない。

会議は傍聴人の抗議によって大幅に遅れていた。
20時を過ぎていたけれども、会議を中継していたIWJを観ていて(聴いていて)「もう行くしかねェ」と思った。体調はまだ戻り切っていないけれども、こういうときはスピーディーに動くのが一番である。Should I Stay or Should I Go.
21時過ぎには経産省前に到着。当日銀座を歩いていたノイホイさんら右からデモの流れやTwit№Nukesの連中は20、30人ほどで固まっていた(あと経産省から出てくる職員ひとりひとりに噛み付いて、フジテレビの中継車にも噛み付き、火の玉のように怒りまくっていた爺さんや、常人とはちょっとテンションが違うカッパの兄さんとか)。
着いた途端にコールが始まったので身体は温まった。寒いときは声を出して温まるのが一番である。
経産省周辺の場所を移動しながら、「ステテコ公聴会」に対する抗議は霞ヶ関の終電近くまで続いた。

昼にはSPEEDI(放射性物質拡散予測システム)について、原子力安全委員会が「スピーディの予測は不確実性が大きく、緊急時の活用は困難」という、まったく意味のわからない見解を発表していた。
多少の「不確実性」があろうとも、そこに危険性があるのならば避難指示を出すのが「緊急時」というのだ。SPEEDIの確実性を上げることよりも、誤指示や避難の拡大といった行政のリスクを避けるためだけに、住民には「確定するまでちょっと我慢していてね」というわけだ。「緊急時」という言葉に対する危機感のなさは明らかじゃないか。
相変わらず、明らか、である。
霞ヶ関では「スピーディー」だとされる双葉町の砕石問題、そして関電、九電のあまりにも「スピーディー」な再稼動への動き、この国の「スピーディー」はさっぱりわけがわからない。

オレたちは正しくスピーディーにやるべきだね。