徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

それは「激しさ」という/第10節 仙台戦

2012-05-07 20:42:38 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
昨日はスカパーで仙台戦
戦前から予想し、望んでいた「結果」は出た。
またしても不可解なレフリングによる数的不利を被りながら、ではあるが。

だからこそ熱くなった。前半のように同数の対戦でゲームを支配された仙台が、後半に入ってセットプレーでゲームのリズムを掴みかけたところでレフリーが「ゲームを壊した」ことには憤りを感じる。
前半から勝てたような言い方をするのはいただけないのだが(まあ、それもチームマネジメントの手法ではあるのだろうが)、強気にコメントする手倉森監督も言うように、清水は仙台にボールを「持たされた」わけではなく、ボール「持った」のであって、それはどう考えてもゲームをコントロールしていたということになる。雹と豪雨の後のピッチは画面からもはっきりと水溜りが見えるような状態だったが、それでも仙台よりも清水のプレーヤーの方がピッチ状態には早く順応していたのではないだろうか(前節でもキックオフ前に水を撒いたように、高速ピッチはむしろ望むところである)。

手倉森監督(仙台)「後半ビハインドを負った後、システムも変えて相手にはめ込むようなシステムにして、攻勢に出れて……でもあれだけのチャンスがあって獲れなければね、ビハインドを負ったチームは負ける確率は高くなる」(Sの極み 5月6日付

あのまま、同数でゲームが進行したら、パス!パス!パス!とポゼッションの清水とロングボールとセットプレーの仙台という形で、もっと上位対決は面白いものになっただろうと思う。

それにしても今シーズンの清水は異様な数のカードが突きつけられる。
しかしその清水のプレーを単なる「荒さ」と受け取るならば、「激しさ」という文化は育たない(鹿島や磐田が育んだものとは違う)。オレたちは「負けなし」よりも「激しさ」において本物である。
ということで次節12日はホームでセレッソ戦。またしても本物が見られるはずである。

アフシン「まず我々はチャンピオンのスピリッツというものをここで見せれたと思います」(Sの極み 5月6日付

まあ、まだ「チャンピオン」ではないんだけどね。
「本物」ってことで。