■中間貯蔵施設のため政府が国有化を計画するエリア
<佐藤知事は「施設は重要だが、双葉郡の復興のために最小限にしたい」と強調。これに対し石原環境相は「本来なら計画変更は難しいが、地元の総意なので重く受け止めたい」と答えた。環境省は月内にも施設を2町に集約した新たな計画を提示する方針。福島県や地元の説明を受け、建設受け入れの是非を判断する。また、佐藤知事は楢葉町に代わりに低濃度の放射性廃棄物の処理施設を建設することや、30年以内に県外で最終処分する法制化を実現するための具体策の明示、地域振興策の提示なども求めた。国の計画では第一原発周囲など3町で計約19平方㌔を国有化し、除染で出た土壌や1キログラム当たり10万ベクレルを超える高濃度の廃棄物を保管する予定。来年1月の搬入開始を目指し、昨年12月に地元に建設への同意を要請した。>
(東京新聞2014年2月13日付 中間貯蔵2町集約要請 福島知事、環境相に 双葉・大熊/楢葉は除外)