■「はだしのゲン」の撤去を求める請願や陳情が出された東京都内の自治体
■各都県教委の状況
<請願は「旧日本軍の残虐行為を捏造している」「天皇に対する侮辱や国歌の否定が含まれる」として、学校図書館などからの撤去を求めている。練馬区教委などに請願を出した「教育問題懇話会」の代表者は「史実をねじ曲げた思想宣伝の教材になっている。親や教員の指導がないまま、子供に読ませるには毒が強すぎる」と話した。一方、対抗する形で、都や練馬区などには、自由に閲覧できるよう求める請願も出された。都教委は1月「幅広い知識を身に付けさせるため、さまざまな資料が必要」として、いずれの請願にも応じないことを決めた。一方で「一部に教育上の配慮が必要な暴力的表現がある」とも指摘。校長や教委関係者の会議で、適切な読書指導を行うよう衆知した。>
(東京新聞2014年2月21日付 変質する「平和」はだしのゲン都内で撤去請願/教委・議会に14件)