徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

とりあえず決定

2005-06-09 02:54:25 | Sports/Football
予選敗退など想像もしたことがなかったけれども、とりあえず代表のドイツ行き決定。問題はこれからですな。チャンピオンズリーグも決勝トーナメントから、みたいな。あとやっぱりテレ朝独占というのはかなり苦痛な(そのはしゃぎっぶりは面白くもあったが)予選でしたが。

サッカーニュースDVD化作業は、今ようやく98年キリンカップまで辿り着いた。パラグアイを仮想アルゼンチンに、チェコを仮想クロアチアにだなんて、今考えれば短絡的だろ! と思わざるを得ないのだけれども、その当時はそれはそれで真剣で熱かったのだろう。

テレ朝の意向があったとは言え(想像)、今日のセルジオさんの前向きっぷりには隔世の感がある。
あの頃、日テレの毎週日曜夕方、セルジオさんはのべつまくなし怒っていた。

BB

2005-06-08 17:31:37 | Music
<“ブルースはフィーリングである”というのが恐らく一番適切だろう。僕にとってブルースは時に悲しい、また時にはハッピーなフィーリングだ。君を悩ませるものが何であれ、必ずその状況にあったブルースが存在する。(中略)ある批評家が一度B.B.キングが歌い、そしてルシール(ギター)が歌うと書いたことがあったけれど、まさにその通りなんだ。僕には自分のギターが、ただ弾かれて鳴っているのではなく、歌っているように聞こえる。(中略)僕にとってヴィブラート、トリルは人の声みたいなものだ。ちょうど人が歌っていると同じで、それらによってより深く表現を伝え、感じることができると思う。サウンドに刺激を与えると同時に音を少し伸ばすことを可能にする。僕は、ただ音を弾くのではなく、自分の弾く音全てに何らかの意味を持たせなければいけないと考えている。(中略)それによって、ただギターを弾いている人間との差が出てくる。つまり単にギターをかき鳴らすのと、音楽をクリエイトすることの違いだね。>『B.B.キング ブルース・ギター・メソッド』(日音)

ARETHA FRANKLIN & KING CURTIS『DON'T FIGHT THE FEELING: THE COMPLETE ARETHA FRANKLIN & KING CURTIS LIVE AT FILLMORE WEST』、竹田和夫『コンテンポラリー・ブルース・ギター』(リットーミュージック)購入。 

運命/J・ブサンソン「壁は語る 学生はこう考える」

2005-06-08 17:10:11 | Books
ようやく『壁は語る 学生はこう考える』(J・ブサンソン/広田昌義・訳/粟津潔・構成 竹内書店)を入手。
実はこの本、LBで高田渡さんの連載をしていた時期に、渡さんから「見つけたら買っておいて」と言われていた本だった。ということで、7、8年経って、それを見つけたのが吉祥寺の古書店というのも何かの運命だろう。残念だけれども、もう手渡す人はいないので大事にとっとくことにする。
68年、パリ五月革命で学生達が「壁」に書き連ねたアフォリズム。

しかしこの本、もう少しでゴミになる運命だった。
先月末にネットで注文し、吉祥寺の古書店から発送されたとしたら遅くとも月曜日には自宅に届くと思っていたのだけれども、どうも届く気配がないので古書店に問い合わせたところ、「既に発送済み」。他の書籍、手紙類はしっかり届いているし、着いていないもんは着いていないので、古書店には運送会社に問い合わせをお願いし、自分は念のためにポストを改めて見に行く。当然ない。もしやと思い、ポストの脇に置いてあるゴミ箱を漁ってみた……。
そこにあったのである。なんでそこにあるのか。高い本なのに。
古書店によると1日には発送されたというから1週間近くゴミ箱の中で眠っていたということになる。おそらく数日もすれば掃除のおばちゃんが(当然)何にも考えずゴミ箱の中身を捨ててしまうことだったろう。どこかのバカがポストから引き抜いて捨てたのは間違いないが……危ねー。
これもまた運命。

そういうことにしておこう。その方が楽しいから。

#33 全日空

2005-06-08 01:46:10 | News
「悪用の心配はない」(全日空)

<電通が、全日空のテレビコマーシャル(CM)撮影で同社から貸与された計200人分の女性客室乗務員などの制服のうち、12人分を紛失していたことが、7日わかった。全日空では国土交通省に報告するとともに、盗難の疑いもあるとみて、近く警視庁に被害届けを出す。CMは今月4日から放映予定だったが、全日空はトラブル発覚を受け、放映を見合わせている。(中略)撮影終了後、電通テックの担当者が制服を回収したが、受け取り確認を怠ったため、ジャケット、スカート、スカーフなど12人分が不足。出演者やスタッフらが誤って制服を持ち帰った可能性もあるとみて、返却を呼びかけたところ、2人分については匿名で返送されたが、依然として10人分が不明のままという。制服だけでは空港の制限区域内に立ち入れないため、全日空では「悪用の心配はない」としている。一方、電通は「全日空に深くおわびするとともに、こうしたことが二度と発生しないよう再発防止に取り組む」としている。>(2005年6月7日20時(読売新聞)

そういう悪用じゃない“悪用”もあると思うんだが。

説教好きな人たち/プロデュース本各種

2005-06-07 23:42:22 | Books
こんなジャンルの本を読んでいる時点で問題があると思うのだが、あくまでも企画用に、おちまさちと『自分プロデュース術』(PHP文庫)、鴻上尚史『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』(講談社文庫)、齋藤孝『自己プロデュース力』(大和書房)、シェリル・リチャードソン『最強のセルフプロデュース術』(きこ書房)、ついでに白岩玄『野ブタ。をプロデュース』(河出書房新社)購入。
学生時代、友人に橋本治の初期の名著『シンデレラボーイシンデレラガール』を貸したところ、「こんな説教臭い本は読めない」と突き返された経験がある。そういう彼はビッグトゥモローで、ポパイで、ホットドックプレスな男だった(後に橋本治はポパイで連載したが)。上記の書籍も彼好みだろう。
こっちの方が説教臭いよ。彼とはもう十数年も会っていない。

ちなみに、今更ながら『野ブタ。』ムカムカするような一人称の世界観、いいのかこれで。いいのか、賞獲ったし。

ドーイツ

2005-06-06 18:35:26 | News
<米陸軍特殊部隊の元大佐で、性同一性障害の対テロ作戦専門家がこのほど、女性として勤務したいとの希望を伝えた後、採用内定が取り消されたと米議会図書館を相手取り、損害賠償などを求める訴訟をワシントンの連邦地裁に起こした。>(毎日新聞)

<「病気」というのは、一種の発明でしょうね。病原菌が発見される病気もあるけど、「心」にまつわる病気となったら、やっぱり発明だろうな。(中略)この悩みに取り憑いている思想は、もちろん、「人間は、本来男が女を好きになり、女が男を好きになる」という決めつけである。(中略)「性同一性障害を病気を手術によって解決する」という発想が、実は恐ろしい未来を隠し持っているというのは、この発想が、「同性愛者は病人である」という発想へいつ転換されるか分からないからだ。「お前は男(女)のくせに男(女)が好きになっている。それは病気で、男(女)が好きになるお前は、本来は“女(男)”なんだから手術で女(男)になれ」という方向へ、容易に転ぶ。>橋本治『天使のウインク』(中央公論新社)「それを病気と言っちゃうのか……」より

拳/CROSSOVER JAPAN'05

2005-06-05 04:34:51 | Music
国立競技場第一体育館でCROSSOVER JAPAN'05
今日と明日が出会うとき。クロスオーバーイレブン
このクロスオーバーではないが、まあクロスオーバーというのはそんな感じだと思っている。いわば何でもあり。フュージョン、ジャズだけではなく、そんな意味では今回の出演者は結構何でもあり、だ。
井上堯之with friends(井上堯之、ミッキー吉野渡辺建、樋口晶之、長谷川雅大、藤井尚之ムッシュかまやつ)のセットでは、堯之さんが名曲『I STAND ALONE(ひとり)』を歌うわ、ムッシュは『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』を歌うわ、さらに藤井尚之のサックスで『傷だらけの天使』『太陽にほえろ!』も演った。イントロから藤井のサックスが唸ったとき、それはそれは会場が盛り上がった。というかどよめいた。さすが日本最強のサウンドトラックメイカーのひとりである。
竹田和夫クリエイション2005(竹田和夫、樋口晶之、ブルー・バロン、ラリー・ロット、栃原優二)はすっかりひとりブルースカーニバル状態。『Spinning Hold』もジェフ・ベックの前哨戦かと思った。素晴らしい。Non Chords(後藤次利斎藤ノブ、藤井尚之)はひたすら熱かった。CDも買った。お目当てのネイティヴ・サンは熱く淡々と『Savanna Hot Line』『Cool Eyes』『Animal Market』『Super Safari』を演奏した。オリジナルメンバー(本田竹広、峰厚介、村上寛、福村博)に加え登場したバカボン鈴木は凄まじいベースソロを聴かせたし、奮闘したイカキン君のギターには目頭が熱くなった。ただ(他のバンドも含めて)持ち時間短過ぎな気がした。

さて、メインステージのオオトリの前に、サブステージに登場したDEPAPEPEなるアコースティックデュオの若い男の子が、MCでこんなことを言っていた。
「(今日は)インストが大好きな人ばっかりで……」
違うって。
インストが好きだった記憶はない。“音楽”を聴きたいのだ。

会場では袴田さん、本田竹広ファンクラブ事務局長の尾崎さん、本田竹広公式HP管理人のMさん、アルタミラピクチャーズの桝井さん(!)と遭遇。桝井さんとは横浜であったホッドロッドカスタムショー以来だか(もちろん渡さんを送る会でも見かけたが)、偶然にもほどがあると思うようなところで遭遇する……。
6月、2001年にミュージック・エア・ネットワークで放送された本田竹広トリオのライブの再放送あり。

Non Chords『Trating point』、本田竹廣『What's Going on』、それからNANIWA EXPのジッポも購入。

ちなみにゴロワーズ

発売記念/GATE ONECD発売記念ライブ

2005-06-04 03:20:51 | Music
GATE ONEでCD発売記念ライブ第一弾。橋本信二(gt)、梶原まり子(vo)、大口純一郎(p)、小杉敏(b)、村上寛(dr)。久しぶりにカメラを持って店へ行く。気ィ抜いちゃうとすぐ画像が暗くなってしまうので、慣れるまでまたもや時間がかかってしまった。まり子さんは気合の入ったメイク、スタイルでやはり今晩は「特別な日」だ。それまでデュオでしか聴いていなかったlove me tenderもレコーディングメンバーで盛り上げる。村上さんの一発で雰囲気が変わった。いやー鳥肌立った。
次回「CD発売記念ライブ」は10日(金)橋本信二(gt)、梶原まり子(vo)、福田重男(p)、小杉 敏(b)、小泉高之(dr)。

CDの購入方法はこちらまで。

家庭に一冊(1セット)

2005-06-03 18:05:02 | Books
久しぶりに『ガラスの仮面』再読。30巻台後半になってくるとさすがに絵を追うだけでも辛くなってくるが、さすがに前半はジェットコースターのように面白い。かつて何遍も読み返し、10年ぶりに通しで読んだせいか、途中で何度も目頭が熱くなる。家庭に一冊(一セット)。

またもやフェア

2005-06-02 17:13:57 | LB中洲通信2004~2010
昨日は夕方から高田馬場でフリーエディターの津金君と打ち合せ、そしてコットンクラブで酒。相変らず雄弁な人だ(7割方、津金君の爆発的トーキング)。打ち合せから8時間、午前1時近くまで呑み、津金君はタクシーで帰る。中途半端な時間だったので、GATE ONEへ寄る。この日はGATE ONEのHP管理人でもある、ヴォーカリストの岩本絵麻さんのBirthday Live(岩本絵麻(vo)、大口純一郎(p)、橋本信二(gt))。もちろんライブは終わっていたけれども「お誕生日おめでとうございます」ということで乾杯。皆さんずいぶんご機嫌でした。

昨日からジュンク堂書店池袋店で、またもやLB中洲通信バックナンバーフェア開催中(6月30日まで)。本日東京到着の7月号もよろしくです。

ハンブル/浦和×ハンブルガーSV

2005-06-01 00:14:45 | Sports/Football
LBの取材アポと電話連絡を済ませてから、埼玉スタジアム2002で浦和レッズ×ハンブルガーSV戦。
入場者数は画像を見ての通りかなり寂しい状況。おそらく招待席を除けば1万人切ってるカモ。子供はうじゃうじゃいた。そして通路を走り回っていた。
前半はアウエイサイドのゴール真裏で観る。バルバレスやムペンザといった御馴染みのスターは来日しなかったけれども(何でサブにGK2人も入ってんだ?w)、そのせいか内容はかなりガチ。HSVは高いし、激しいし、容赦なし。レッズはバインリヒあたりに中盤を押さえ込まれて、後半途中からはセカンドボールを拾われまくり、ハーフコートゲームになる時間帯も。ただ、見どころは随所にあった好ゲーム。
レッズで目を引いたのは途中交代で入ったエスクデロ。HSVがスローインに(ほんのちょっと)時間をかけた瞬間、物凄い勢いでスライディング仕掛けてきたのには笑った。そしてあっという間にまた交代させられた。何だったんだろうか、彼は。あとは西谷とキレるエメあたりか。

バルサ戦用に1000円シャツ。

「チケットの売れ行きより、大切なのはいかにいい試合をするか」ギド