文珠川慧久の道楽帳2

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MONTAGUE Navigator のフロントフォークがたつきを治す

2018-01-22 | 自転車
室内の置き場所が少ないので、いわゆる普通のサイズ(700C)のクロスバイクの入手を躊躇していたのですが、折りたためるという特徴を備えた製品(MONTAGUE Navigator)の存在を知りましたので早速入手して、週末の楽しみとして今までに延べでおよそ 450 km の距離サイクリングを楽しんだところです。

今までに、ステムのハンドルクランプに緩みが認められたので増し締め、サドルクランプに緩みが認められたので増し締め、ブレーキレバー及びシフトレバーの角度を調整、三段式のフロントが最小径ギアに入らないのでフロントディレイラーの設定ネジを調整、フロントディスクブレーキをかけていないのにシャリシャリと引摺音が認められたのでブレーキパッド間隔の調整を致しました。

購入当初からあったのか最近になって気づいただけなのか定かでないのですが、フレームのヘッドチューブとフロントフォークとの間にがたつき(バックラッシュ)が認められるようになりました。信号で止まる時などに感じます。停車中にフロントブレーキだけをかけたままハンドルを持って自転車を前後に揺らすとそこがガタガタしていることを感じ取ることができます。

MONTAGUE Navigator のステム、フレームヘッドチューブ、フロントフォークを下の写真で示します。ステムとフロントフォークコラムとの間にOCTAGONという名称の伸縮機構が備えられているのがこのMONTAGUE Navigatorという自転車の特徴です。OCTAGONによりクイックレバーを緩めるだけでハンドル高をいつでも手軽に調整できます。ステムは10NのしめつけネジでOCTAGONに固定されています。OCTAGONの伸縮機構は10Nのしめつけネジでフロントフォークコラムに固定されています。なので、フレームのヘッドチューブとフロントフォークとの間のがたつきをとるためには、OCTAGONの伸縮機構をフロントフォークコラムに固定している10Nのしめつけネジを一旦緩めて、手でフロントフォークのフォーク足を握ってフレームヘッドチューブ側へ押し付けた状態を保ちながら一旦緩めたしめつけネジを10Nになるまでトルクレンチで締め直せばよかろうと推測してみました。これでがたつきがかなり少なくなりましたが、50 km ほど走行してくるとがたつきが増えるという状況です。



なんでかなと理由を知りたくてGoogle先生に聞いてみます。例えば、
ロードバイクのヘッドパーツ ガタつき調整
とか、
プレッシャープラグ(アンカーナット)を考える ヘッドパーツのガタって
を拝見して勉強させていただきました。

MONTAGUE Navigator のトップキャップは単なるプラスチック製の蓋でしかなくて、ネジがありませんし、フォークコラムの中にアンカープラグ(アンカーナット)がありませんから、フロントフォークを引っ張ってフレームヘッドチューブに押し付けることができません。だからガタつきが無くならないのではなかろうかという仮説を立て、アマゾンに下記の二点を注文しました。
(1) GORIX ゴリックス GX-SP26 プレッシャーアンカー 1-1/8
(2) kalloy(カロイ) 可変アルミステム 110mm ブラック φ25.4 AS-820
  Length: 110mm (ステム長)
  Barbore: 25.4mm (ハンドル外径)
  Steerer: 28.6mm (フロントフォークコラム外径)

これを MONTAGUE Navigator に設置したところを下の写真に示します。



GORIX GX-SP26は、プレッシャーアンカー、ヘッドキャップ、ヘッドキャップとプレッシャーアンカーとを止めるボルトの三点セットですので、それぞれの部品を正しく使う必要があります。小生は、正しい使いかたを知らず誤って設置(しかもヘッドキャップとプレッシャーアンカーとを止めるボルトだけをありったけの力で締めて固定するという間違いを)したため、後で外そうとしても外れずとうとうボルトの六角を舐めてしまいました。ドリルでそのボルトを削りとる羽目に陥りました。なので今ついているヘッドキャップは急遽別に買ってきたシマノの高い奴です。

以上のプレッシャープラグを機能させた状態で 50 km ほど走行してまいりましたが、全くがたつきはありません。