文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

スペアチューブが品質不良だった!日本製パナレーサーなのに!

2020-07-25 | 自転車
アマゾンで2本入りのスペアチューブを購入したところ、1本に品質不良がありました。返品手続きができるのですが、面倒くさいですし、パンク修理の練習も兼ねて自分で修理してそのまま使ってみることにしました。要するに写真6の状態のところにパンク修理用のパッチをゴムのりで圧着して写真1のようにして保管しておいて使ってみようという趣向です。


<写真1>


<写真2>

  Panaracer仏式バルブサイクルチューブ(60mm)
  税込1,760円
  品番:OTW700-25LLF-NP-2
  リム形式:W/O
  サイズ範囲:700x23~26C/27x1
  バルブ:仏式 60mm

異物混入という品質不良でした。除去しても済まない異物でした。異物の正体はメーカーでないと解析できないと思いますが、小生は、バルブ切削片ではなかろうかと想像しています。あるいはチューブ組み立て装置側由来の金属片かもしれません。


<写真3>

いずれにせよ、数ミリ程度の三日月形で両端が鋭い金属片がバルブから4cm程度離れたチューブ表面に食い込んでました。下の写真に黄色いハートマークで金属片が食い込んでいた箇所を示しました。黒い矢印で指し示しておきました。


<写真4>

この金属片を取り除くと、チューブ表面にはその痕跡が凹みとなって残りました。


<写真5>

この金属片の存在に気付かずに使った場合には、おそらくチューブ交換直後は正常に振る舞うだろうと思われます。しかし実走すると比較的短時間のうちに金属片の食い込んでいた箇所が小さい穴に成長していわゆるスローパンクの症状を呈するのではなかろうかと思います。今回のように金属片に気づいて、金属片を除去してそのまま使った場合は、除去せずに使ったときよりも長く使用に耐える可能性はあろうかと思いますが、それでも、異物混入の無い正しい品質のチューブと比べると極めて短時間のうちに、金属片の食い込んでいた箇所が小さい穴に成長していわゆるスローパンクの症状を呈するのではなかろうかと思います。

以下はスローパンク発生までの想像メカニズムです。金属片が食い込んでいたことで生じた凹みは、チューブにピンポイントで薄い個所を生み出してしまうんだろうと思います。このピンポイントはチューブ内側からタイヤ内側に対して100PSIの気圧で押し付けられて、実走の衝撃が伝わることになります。


<写真6>

実走による衝撃で100PSIの気圧が変調されてチューブを揺さぶり続けると、やがて、弱い部分が薄皮一枚みたいな状態になり、極めて微小のピンホールのような穴があいてしまい、チューブのこのぶぶんへの応力が集中しはじめるんだろうと思います。


<写真7>

やがて傷口が広がって穴になり、プシュ~ということでパンクに至るんだろうと思います。


<写真8>

Fulcrum Wind 40c クリンチャーロードホイールセット

2020-07-25 | 自転車
海外通販のWiggleへ注文しておいたFulcrum Wind 40cクリンチャーロードホイールセットが届いたので、チタンフレーム(LYNSKEY R260)への取付け作業を行いました。

Fulcrum Wind 40c の主な特徴
  フルクラム WIND 40C
  タイヤタイプ:クリンチャー
  適合タイヤ幅:25~50mm
  ブレーキタイプ:キャリパー
  重量:1,555g
  リムマテリアル:フル・UDカーボン
  リムハイト:フロント&リア40mm
  リム幅:24.2mm
  インナーリム幅:17C(ETRTO)
  ブレーキ面:3Kカーボン、AC3処理
  フロントスポーク:18本(ラジアル)
  リアスポーク:21本(L7本-R14本, Two to Oneスポークパターン)ステンレス製エアロ・ストレートプル
  ニップル:アルミニップル
  フロントハブ:アルミボディ+アルミ製フランジ
  リアハブ:アルミボディ+アルミ製フランジ
  ベアリング:シールド・カートリッジベアリング
  その他:プラズマHG FWボディー
  重量制限(ライダー):109Kg
  FWBバージョン:HG11、カンパニョーロ
  定価:167,000円(税抜)
  小生が注文したときの送料込みのWiggle価格:106,370円+(消費税+通関手数料=6,000円)

Wind40cは、オランダから空輸されて来た物ですから、オランダ及び経由地のコロナウィルスが付着しているかもしれません。作業している手を舐めないとか作業の途中でもまめに手を洗うなど、気を付けるしかないだろうということで、室内でゆるりと開封し、エアパッキンからホイールを取り出しました。





カンパニョロ製のカーボンリム用ブレーキシューが前後用全部で4つ同梱されてました。また、Furclumロゴ入りタイヤレバー2本(色は赤)、フロントクイック、リアクイックも同梱されてました。



フロントホイールの中に異物が混入しているらしく、振るとカラカラ音がしましたが、うまく振ってバルブ穴のところから取り出せました。なんだろうこれは。下に異物の写真を掲載しておきます。他にも5 cmくらい長さのあるカーボンファイバーらしきとても細いカスのようなものが数本落ちてきました。気づくのがタイヤ装着完了後だったため二度手間になってしまいました。



Wind40cに入れたチューブ及びタイヤは次のとおりです。
チューブ:重量は1つ約105g
  コンチネンタルRace28 700×20-25C(仏式60mm)
タイヤ:重量は1つ220g
  パナレーサー クリンチャー タイヤ [700×25C]
  クローザープラス F725-CLSP

前後の車輪合計重量は(1555)+(220x2)+(105x2)=2205gとなる計算です。

タイヤを着けた状態で簡易的なホイールバランスを処置しました。方法はYouTube等で知った方法でやりました。振れ取り台にホイールをのせて軽く回転させていつも最も下に来る場所を特定します。その反対側即ちいつも最も上に来る場所のリムにセロテープで1円玉を5枚貼り付けます。再びホイールを軽く回転させて、いつも同じ位置で止まるようなことが無いように、1円玉の枚数を調整します。まあまあ偏りがなくなったかなあくらいなところで、何円か確認します。1円玉はひとつ約1gですから、5円でバランスしているなら5gの錘{オモリ}をその位置に貼りつけてやればいいというわけです。

ちなみに、小生が使っているのは「MINOURA(ミノウラ) 振取台 FT-1 COMBO」というやつです。

錘{オモリ}はゴルフ用品として売られている鉛シートが便利です。1g, 2g, 3g, 5gなどに切られていてしかも裏面が粘着状態になっています。いわば鉛シールでして多くの種類が売られています。例えば、小生が今回利用したのは「Tabata(タバタ)ゴルフ鉛テープ{ウエイトバランスプレート}」です。この商品は2.5gの鉛シールが8枚入りです。前輪にはこれを2枚(5gということ)重ねて貼りました。後輪も同様でした。

ホイールバランスのために前後輪合わせて10gも重量増にしてしまいましたが、たとえこんな簡易な方法であってもホイールバランスをとらずにそのまま使った場合に比べたら、かなり大きな効果が得られているように思います。

今後このホイールの保守を行うときに役立つに違いないので、近いうちにスポークテンションの測定をしておく予定です。小生が使っているのは、「GORIX(ゴリックス)スポークテンションメーター 型番GT33」という簡易的なものですが張力137kgfまで測定可能です。