文珠川慧久の道楽帳2

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すごいぞ らくらくホン

2012-03-17 | 高機能携帯電話端末
「らくらくホン ベーシック3」を手に入れた。老人用ケータイとして重要視してこなかったが、実際にさわってみたところ、使いやすいことに驚いた。音声通話に軸足を置いた場合、少し前のノキアがとても使いやすい操作性を提供していると認識していたが、らくらくホンは、ノキアの操作性を追い抜いたと言ってよいと思った。以下のとおり優れている。

1 背面液晶
クラシックなモノクロ液晶なので、時刻やアンテナピクト等が黒くてクッキリと常に表示されており、室内でも屋外でも、屋外の直射日光の下でも完璧に読める。いまどき、らくらくホンベーシック3以外では得られない優れもの。

2 主画面
屋外の直射日光の下でも読めるカラー液晶である。ノキアと同様に屋外で使える主画面である。バックライトが強いという事では全くなくて、外部から差し込む光を反射する型だからである。

3 押しやすいボタン
適度に出っ張っているし、押したときのクリック感は実にしっかりとしている。また、ボタンの大きさも十分あるし隣接したボタンどうしの間隔も十分あるので、押しやすいし押し間違いも少ない。更に、操作において、次に押すべきボタンが光ってくれるので分かりやすい。

4 「使い方」ボタン
まだ試してないが、らくらくホンベーシック3の使い方を教えてくれるドコモの案内係へ、このボタンを長押しすることで一発で電話をかけることができる。

5 黒電話式に電話をかけることができる
多くのケータイは、電話番号を入力した後、緑色のオフフックボタンを押すという手順でしか電話をかけることができないが、らくらくホンベーシック3では、黒電話と同じ手順でもOK。すなわち、まず緑色のオフフックボタンを押して受話器を上げた状態で電話番号を入力して3秒程待っていると端末が電話をかけはじめてくれる。

6 直近1分の通話が録音されていて後で聞き返せる
このモードをONにしておくとそうなる。OFFにもできる。通話回数によらずとにかく1分ぶん記録が残っているということなので、電話が終わってから、「あれっ、何だったっけ」ということになっても大丈夫。さらに、待ち受け画面にて発着信履歴を出して決定ボタンを押すことによりその通話録音を一発で聞けるようになっている。

7 歩数計
いわゆる万歩計内蔵である。1時間毎に集計された歩数記録をリスト表示できる。記録を自動的にメールで送る事ができる。

8 拡大鏡
カメラから取り込んだ画像をリアルタイムで拡大して主画面に表示させることができる。いわゆる天眼鏡の代わりになる。

9 読み上げ機能
閉じているときは背面液晶に表示されているテキストを、開いているときは主画面に表示されているテキストを読み上げてくれる機能がある。

10 文字がみやすい 大きいだけじゃない
文字の大きさが単に大きいだけでなく、品位も優れている。点や丸、「さ」と「き」などのフォントデザインなどに配慮がなされている。待ち受け画面での日付や時刻の文字の品も良いし位置や大きさもとてもよい配置である。

11 はっきりボイス/ぴったりボイス/ゆっくりボイス/あわせるボイス
「スーパーはっきりボイス3」
 →人ごみの中でも聞き取りやすくする機能。
「ぴったりボイス」
 →新幹線乗車中・歩行中・走行中の特定環境に合わせて適切に調整を行う機能。
「ゆっくりボイス」
 →言葉をゆっくりにしてくれる機能。
「あわせるボイス」
 →事前に生年月日を入力しておくことで、年齢が高くなるにつれて聞き取りづらくなる通話音声の高音部分を自動で強調する機能。

12 エリアメール対応
緊急地震速報などの受信機能あり。マナーモードやドライブモード中に鳴らすかどうか指定できる。

13 つながりホットサポート
らくらくホンベーシック3で始まったサービスである。ドコモ側が、歩数計進捗状況・ケータイ開閉回数・電池残量・カメラ利用回数を2時間毎に吸い上げてドコモのサーバへ格納する。それをドコモから契約者(最大5つの電話番号)へメッセージRで配信するサービス。全員iモード契約が必須。インプレス社の紹介記事あり。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/keyword/20110802_464658.html

14 番号通知なしの着信処理を選べる
非通知設定・通知不可能・公衆電話に対して、それぞれ着信音を選択・着信音を消音・着信を拒否・設定解除を指定できる。ちなみに、先方が意図的に非通知にしている場合が非通知設定、海外の通信回線を経由することなどにより番号を通知することが不可能になっている場合が通知不可能。

15 無音着信時間
ワン切りなどの場合には、着信音を鳴らさないことができる。秒数を設定可能。

16 通話中に自分の電話番号を画面に表示する
電話をかけている相手の電話番号と自分の電話番号が両方とも画面に表示され設定にできる。あなたの電話番号を聞かれたときに便利である。

17 使い方ボタン
NTTドコモが2010年9月に開設した「らくらくホン」シリーズユーザーを対象に使い方などの説明を受けることができる「らくらくホンセンター」へボタン一つで接続できる「使い方」ボタンがある。

18 声の宅急便
相手への言葉を音声で録音して「声の宅配便」として相手に送ることができる。言葉は相手が聞きたいときに聞けばよい。言葉が再生された場合には、SMS形式で自分の携帯に通知される。

19 カメラ
約510万画素。カメラを起動して被写体へむけると撮影モードを自動判別して最適化して撮影してくれる。
「笑顔撮影」
 →被写体が笑顔になると自動でシャッターを切ってくれる機能。
「追尾フォーカス」
 →被写体を自動で追いかけて焦点を合わせ続けてくれる機能。
「高感度モード」
 →最大ISO 12800 相当(待受サイズのみ)
「QRコード」
 →自動認識される。

20 かんたんデコメ
デコメールには、前機種のらくらくホン・ベーシックIIから対応している。
更に、らくらくホン・ベーシック3では、新たにデコメ絵文字及び「かんたんデコメ」機能も搭載。

21 らくらくサイトボタン
ワンタッチで「らくらくiメニュー」へアクセスできる「らくらくサイト」ボタンがある。

22 しゃべって検索
操作方法を音声で検索できる機能。

23 富士通製パソコン「FMVらくらくパソコン3/4」との連携
「FMVらくらくパソコン3/4」同梱のらくらくホン専用スタンドにセットするだけで写真や歩数・活動量を取り込むことができる(「FMVらくらくパソコン3」で歩数・活動量を取り込むにはパソコン側でアップデートが必要)。

24 ドコモのキャリアロック解除に対応
ドコモショップにて、いわゆるSIMロック解除を有料にてしてくれる機種である。au及びSoftBank版のらくらくホン類似製品では駄目だけど、EZwebとY!は不要の場合、及び海外のSIMで利用したい場合には選択肢になるだろう。


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