文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

★06★ FontRouter のインストール

2009-11-05 | Weblog
Nokia E61Jは,ブラウザでウェブサイトを見るとき,フォントが汚くてとても見ずらい。また,メールの場合もフォントはビットマップフォントである。それ以外のときは,アウトラインフォントで見やすい。FontRouterをインストールするといつでもきれいなアウトラインフォントで表示されるようになる。
(1) SoftBank 705NKのZ:resourcefontsHeiseiGothS60b.ttfをコピーして,
(2) それをE61JのC:resourcefontsHeiseiGothS60b.ttfへペーストする。
(3) FontRouterLTをダウンロードする。
http://fontrouter.oasisfeng.com/archives/FontRouter.LT.for.v9.Build20071109.unsigned.sis
(4) FontRouterをインストールする。
ダウンロードしたFontRouterLTのsisファイルを電話機へ送り,MobileSignerでSelfSignしてから起動してインストールする。
(5) FontRouterLTの設定を行う。
  FontRouter.iniファイルをいじることで設定できる。
(*)Fontrouter LTは、E:DataFonts → C:Data/Fonts → Z の順番で関連ファイルを探すらしい。ゆえに,フォントファイルをCへインストールしてもEにインストールしても同OKですが,Eへインストールすることをお勧めする。理由は,Cにインストールして万一起動しないような状況になった場合,SDメモリのE:DataFonts内に「Enable=0」としたFontRouter.ini
を置くことにより,FontRouterLTを機能させないことが出来るからです。ちゃんと動作するようになってから,Cへ再インストールすればいい。以下にFontRouter.iniの説明をする。
; FontRouter LT Configuration File Example, Comment line starts with ";".
[Global]
; Enable/Disable main function of FontRouter. Default: 1
Enable=1
; Enable/Disable native font file (GDR) support. Default: 1
NativeFont=1
; Log levels: 1 - Fatal, 2 - Error, 3 - Warning, 4 - Info, 5 - Debug
; Please remember to create folder "C:LogsFontRouter" before logging
; will begin to work. Default: 4
LogLevel=4
; Force to enable anti-aliased bitmap type for TrueType font.
; (Only available on SymbianOS 7 or above)
; 0 - System default
; 1 - Prefer monochrome bitmap type
; 2 - Force to use monochrome bitmap type
; 3 - Prefer anti-aliased bitmap type
; 4 - Force to use anti-aliased bitmap type
; 5 - Prefer sub-pixel bitmap type
; 6 - Force to use sub-pixel bitmap type
; Default: 0
; ForceAntialiased項目でアンチエイリアス設定が出来ます。
; ボケた感じの表示が好みの人は「4」,適当で良い人は「3」あたりが中途半端でイイです。
; ギザギザで見栄えが悪すぎるサイズのみにアンチエイリアスを適用したいのであれば「0」。
ForceAntiAliased=4
; Fix font metrics (especially necessary for East-Asian language fonts)
; 0 - No fix to apply
; 1 - Simulate the style of built-in Chinese font from Nokia.
; Default: 0
FixFontMetrics=0
; Fix character metrics automatically (for characters not fit the font metrics)
; 0 - No fix to apply
; 1 - Fix character metrics automatically
; Default: 0
; ここは日本語フォントならばこのままでOK。
FixCharMetrics=0
; Disable font file. (full path or just file name)
;DisableFontFile=Z:ResourceFontsS60SC.ccc
;DisableFontFile=S60TCHK.ccc
; 携帯電話のROM(Z:)に中国語フォントが含まれている場合には,例えば次の様な指定をする。
; この項目は参照させないフォントを指定します。
; NOSNR60.ttf(Nokia Sans S60 Regular)と、NSSB60.ttf(Nokia Sans S60 SemiBold)の呼び出しを、
; 日本語を追加したNOSNR60.ttf(Nokia Sans S60 Regular)に任せ、
; NSTSB60.ttf(Nokia Sans TitleSmBd S60)の呼び出しを、
; 日本語を追加したNSTSB60.ttf(Nokia Sans TitleSmBd S60)に任せるため、
; 上記3つのフォントをDisableFontFileとして指定します。
; DisableFontFile=Z:ResourceFontsNOSNR60.ttf
; DisableFontFile=Z:ResourceFontsNSSB60.ttf
; DisableFontFile=Z:ResourceFontsNSTSB60.ttf
; 本来この項目は、同名のフォントなどシステム的に「アタる」場合に指定する。
; Global zoom ratio (by percentage) and range of font size to apply zooming to.
ZoomRatio=100
ZoomMinSize=0
ZoomMaxSize=48
; 上記の項目はフォントサイズを全体的に操作出来ますので視力に合わせて適宜設定する。
ExtraFontFile=C:DataFonts*.*
この項目はフォントファイルの置き場所を指定。
フォントをCにしか置かないのであれば、C決め打ちでOK。
ひとつのフォントしか使わないのであればファイル名まで指定しても大丈夫です。
; Global chroma adjust (by percentage). Only avaiable for anti-aliased font.
Chroma=100
; Extra font files to be loaded.
ExtraFontFile=DataFonts*.*
[FontMap]
; Series 60 ZDigi=M+1P+IPAG nokia emoji0901
; Series 60 ZDigi=M+1M+IPAG E61i
; Series 60 ZDigi=HeiseiGothS60v1_06
; Series 60 ZDigi=HeiseiGothS60b
;
;Customize font-map
; <RequestFont>=[SubstFont]
; When SubstFont absent, FontRouter will bypass RequestFont and leave it to native Symbian font system.
; RequestFont syntax:
; [FontName[@FontHeight]]
; SubstFont syntax:
; FontName[@FontHeight[:Parameters]]
; FontName syntax:
; [<TypefaceName> | <FileName> | *]
; "*" in RequestFont stands for all other fonts not listed in this configuration file.
; "*" in SubstFont stands for the first available font outside ROM.
; Parameters syntax:
; A Force anti-aliased
; a Force monochrome
; B Prefer bold
; b Prefer thin
; I Prefer italic
; i Prefer upright
; Y<n> Y adjust (n can be negative)
; W<n> Character gap adjust (n can be negative)
; L<n> (Experimental) Line gap adjust (n can be negative)
; Z<n> Zoom ratio by percentage (Default: 100)
; C<n> Chroma adjust by percentage (Default: 100)
; Examples:
; Sans MT 936_S60=*
; Sans MT 936_S60@11=Microsoft YaHei
; Sans MT 936_S60@12=Microsoft YaHei@15:Y-1
; Sans MT 936_S60@24=FZLiBian-S02:W1
; Sans MT 936_S60@30=
; Common
*=*
; 全ての呼び出しに対し、すべてのフォントを参照させるための設定です。
; 細かな設定が必要ない場合、ここまでの設定だけで動作します。
; この設定から下で細かく指定する場合その設定が優先されることになりますので、
; この項目は特別な指定がない場合は適当に参照してね!って感じの設定です。
; とりあえずひとつのフォントを用意して、全部これで表示させてね!なんてときは、
; この項目の設定を行い、C:DataFonts に適当なフォントを置くだけで動作します。
; 特定のフォントを指定し「*=フォント名」でも問題ありませんし、
; 良く出来たフォントであればこの項目までの設定で完了です。
=*
; たとえば,この「=*」を「=Nokia Sans S60 Regular」に修正しますと,
; 特別な指定がない場合はこのフォントを優先してね!って感じの設定です。
;
; For S60 3rd
Series 60 ZDigi=
; 「Series 60 ZDigi=」の意味は,Series 60 ZDigiが参照された場合、
; Fontreouter LTは何もしないバイパス設定です。
; Series 60 ZDigiが参照された場合、本体内のSeries 60 ZDigiがそのまま使われます。
; ちなみに、ひとつのフォントで全て置き換える場合、この項目にフォントを指定する
; ことで置き換わるような噂もありますが、「*=*」の影響を受けているだけです。
; 実際に、「*=*」がの設定がない場合は置き換わりませんし、逆に「*=*」のみで
;「Series 60 ZDigi=フォント名」がなくても置き換わります。
; #Series 60 ZDigiはスクリーンセーバーなどのデジタル時計用のフォントのようです。
; System One=Nokia Sans S60 Regular
; Systemに割り当てられているフォントの参照先を指定します。
; とりあえず、2つ上の=に指定したフォントを指定しておけば問題なさそうです。
; ちなみに、ここを指定しない場合起動しないケースもあるようですので、細かな設定
; をした上で、間違ってないはずだけど・・・って場合、こちらを指定すると動作したりします。
; Nokia Sans S60@13=Nokia Sans S60 Regular@13,Nokia Sans S60 Regular@13:A:Y1
; Nokia Sans S60@13が呼ばれた場合、半角はNokia Sans S60 regularの13を参照してね!
; でも、全角はNokia Sans S60 regularの14で、アンチエイリアスを効かせてくれると嬉
; しいな!って設定です。
; 具体的には、待ち受けの時計など半角は純正のまま13で表示させ、微妙なギザギザを残してます。
; 全角に関しては、メールリストのタイトルに使われますので、アンチエイリアスを効かせて
; 目に優しいボケた感じを指定しています。
; しかし、フォントによっては、先に指定されたものが優先される場合があるようです。
; その場合は、Nokia Sans S60@13=Nokia Sans S60 Regular@13:A などの単独指定が良さそうです。
; Nokia Sans S60@14=Nokia Sans S60 Regular@14,Nokia Sans S60@14:A
; Nokia Sans S60@17=Nokia Sans S60 Regular@17,Nokia Sans S60 Regular@16
; Nokia Sans S60@18=Nokia Sans S60 Regular@18
; これらの設定もひとつ上の説明と同じで、フォントサイズを好みに合わせて指定しているだけです。
; ちなみに、15以上のフォントはアンチエイリアス効かせる必要がある場所に使われてないようなので、
; アンチエイリアスの指定は要らないはず。
; どのサイズがどのあたりに使われているのかは、コチラで想像してください。
; Nokia Sans TitleSmBd S60=
; Nokia Sans TitleSmBd S60の呼び出しには、処理をせず(バイパス)、
; そのままNokia Sans TitleSmBd S60を参照しなさいという設定です。
;
;; Nokia Sans S60@9=Nokia Sans S60 Regular@9:Y1
;; Nokia Sans S60@10=Nokia Sans S60 Regular@10:Y1
;; Nokia Sans S60@11=Nokia Sans S60 Regular@11:Y1
;; Nokia Sans S60@20=S60@18:Y1
;; Nokia Sans S60@22=Nokia Sans S60 Regular@22:Y1
;; Nokia Sans S60@27=Nokia Sans S60 Regular@27:Y1
;; Nokia Sans S60@32=Nokia Sans S60 Regular@32:Y1
;
; ここは設定の残骸・・・*=*部分で対応するようで、
; 結果的に2重指定になるため設定を外しました。
; 何らかの処理をさせたいサイズだけ、Fontrouter LTに仕事をさせ、
; あとはバイパスさせるか指定せず、
; デフォルトのフォントで表示させるってのが安定させるコツみたいですね。
;
; For UIQ3
Monospaced=
Eikon=
Symbol=
Calc=
Calcinv=
Digital=
(6) 再起動
再起動後から機能します。

★画像は FontRouterMan です。
FontRouterManは,FontRouterとは別の独立したアプリケーションです。
FontRouterManは,FontRouter.iniを編集することを目的としたユーザインタフェースです。


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1 コメント

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Unknown (ノッコ)
2010-07-05 09:11:33
凄いこと出来るんですね~
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