<2014-08-14>
<2015-06-24>
<2015-07-03>
【概要】
ThinkPad Tablet 2 には、機能の構成違いにより、様々な型番の製品があるので要注意です。例えば、3G/LTE データ通信用 SIM を利用する機能、筆圧レベル感知機能付きパネルによるペン対応機能、NFC 機能、GPS 機能などの構成が違います。
この記事は 367964J という型番の ThinkPad Tablet 2 が対象です。小生は、2014年07月30日に「あきばお~零」の 2 階にて税込 49,200円 で購入しました。仕様の概要は以下のとおりです。
OS: Windows 8.1 pro 32bit (購入時はWindows 8 pro 32bit)
CPU: Atom Z2760 (1.8 GHz), コア数 2コア
メモリー: 2 GB
記憶容量: 64 GB
本体カードスロット: micro SD
インターフェース: USB/microUSB/MiniHDMI
バッテリ: リチウムポリマ (Wi-Fi通信 10時間)
センサ: 光センサー、デジタルコンパス
カメラ: 正面に有効200万画素, 背面に有効800万画素のカメラを内蔵
マイク: 搭載(デュアルノイズキャンセリングマイク)
スピーカー: ステレオ
液晶サイズ: 10.1インチ
液晶タイプ: IPS
ディスプレイ: マルチタッチ対応高強度ドラゴントレイルガラス
10.1インチ高画質IPS液晶
LEDバックライトを持つ視野角の広いIPSパネルを採用。
縦横比16:9の10.1インチ、WXGA(1366×768)画面
無線LAN Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n)
Bluetooth Ver4.0搭載
NFC 対応
GPS 搭載
データ通信サービス Xi/FOMAハイスピード対応(docomo及びdocomoのMVNOが発行するSIMならOK)
背面カメラ 800万画素
前面カメラ 200万画素
ポート: Mini-HDMI出力ポート, USB2.0 x 1, Micro USB(充電専用)x 1
ペン: 本体内のホルダに収納可能(1024段階の筆圧レベル感知)
*ThinkPad Tablet 2 ペン搭載モデルと非搭載モデルはディスプレイが異なる。
*非搭載モデルのディスプレイでペンは使用できません。
サイズ 262.6×9.8×164mm
重量 自宅の秤で測定したところ本体:560g
Think Pad Tablet 2 用ブルートゥースキーボード(0B47358):360g
CPUは、"Clover Trail" 世代のAtom Z2760(1.8GHz)で、Hyper Threading Technologyに対応したデュアルコアタイプ4スレッドの同時処理が可能とのことです。2GBのシステムメモリには、LPDDR2 800 MHz動作が採用されているとのことで、グラフィックスアクセラレータはCPUに内蔵だそうです。ストレージは、64 GBのフラッシュメモリーですが増設不可で、初期状態では、約30 GB程度が空きとなっています。バッテリー駆動時間は、最大約10時間(WiFi使用時)となっており、待ち受け時間は、最大150時間以上だそうで、シャットダウンせず1日持ち歩いてもバッテリー切れの心配がないのだそうです。品質テストを行っていることを宣伝しており、液晶面鉄球落下試験、角落下試験、防滴試験などを実施しているとのことです。タッチパネルには、保護用カバー材として一般的に用いられているソーダライムガラスに比べ6倍強度を持つドラゴントレイルガラスを採用しているそうです。その他にも、Active Directory をサポートしていたり、内蔵ストレージ及びSDカードデータ暗号化をサポートしていたりするんだそうです。側面に、ボリュームボタン及び画像回転ロックボタンを備え、正面にWindowsボタンを備えています。また、ThinkPad Tablet 2専用のタブレットペン(型番367964Jでは付属)を収納するホルダーもあります。オプションとして、Think Pad Tablet 2専用Bluetoothキーボードが販売されています。
【機種選びしたら ThinkPad Tablet 2 "367964J" になりました】
Microsoft Word, Visio, PowerPoint, 秀丸エディタ, 秀丸メール, 英辞郎, Oxford Advanced Learner's Dictionary, Gimp2, Nikon ViewNX2 を利用してそこそこ仕事に使えること、3G/LTE接続のデータ通信SIMを挿せること、GPS搭載でGoogleマップで現在位置を確認可能なこと、NFC搭載で簡単Bluetoothマウス接続等可能なこと。画面解像度はWXGA以上で尚且つ10インチ以上。税込み実売価格が5万円前後であること。2014年8月現在で、これらの条件を満足する製品は、ThinkPad Tablet 2 だけでした。
Think Pad Tablet 2 には、Microsoft Office がバンドルされていませんが、小生は別途すでにありますので問題ありませんでした。むしろ上記の条件を全部網羅していることを優先して機種選定しました。もし Think Pad Tablet 2 を選ぶと更に魅力がありました。それは、ポインティングデバイス付きブルートゥースキーボードの純正品があり、それがとても使いやすいと評価が高かったことです。おりしも Surface 3 の新発売に伴って Surface RTなど旧機種がたたき売りされていました。たしかに Surface RT 及び Surface 2 の実売価格は、発売当初よりも随分安くなりましたが、だからと言って、上記の条件を満足できるようになっていません。
【Think Pad Tablet 2 感想】
●その1:アップデートするだけで1日仕事だった
買ってきて充電後電源を入れて、言われるがままWindows初期設定を完了する。Windows 3, 98, XP, Vista, 7 と使ってきたのでコントロールパネルが違うことやデバイスの設定方法が違うだろうことは覚悟していたが、3G/LTE通信設定ができないし、ブルートゥースマウスがつながらないし、純正ブルートゥースキーボードがつながらない。手順を間違っている可能性があるのでGoogleで検索してみると、Windows 8 と 8.1 とで違いがありそうなところがあるらしいので、とにかく全部最新版に更新するのがよいだろうと考えた。しかし、Windows 8.1 への更新及びlenovoドライバ類の更新を全部完了するのに丸一日かかってしまった。自宅のネット環境が光ファイバではないので遅いというのも原因のひとつかもしれないが、Think Pad Tablet 2 のCPU、メモリ及びストレージが遅いのも原因だと思われる。
●その2:アップデートしないと 3G/LTE が使えない?
3G/LTE通信機能は、ドコモ網でmoperaの利用が前提になっているらしい。別のAPNに接続することができるが、moperaへの接続を実施して失敗するまで待ってあげないと別のAPNへの接続のためのメニューが登場しない仕組みになっていることを知った。それまでは、Windows自身又はドライバの不都合があって更新する必要があるのかしらんとか、ハードウェアが故障しているのかしらんと、とても困ってしまった。こういう情報が乏しいから困りました。
●その3: IIJmio で 3G/LTE バッチリ
Windows 8.1 に更新してから Windows Update を行い、lenovo の System update を行ったあと、設定メニューから無線(アンテナピクトマーク)を選び、モバイルブロードバンドをオンにして、モバイルのアンテナピクトを選ぶ。そうするとmoperaにつなごうとするので、しばらく待っているとエラーになり、APN等の設定が登場しました。それでやっと IIJmio の APN, ユーザ名, パスワードを設定できるようになります。それで接続可能となりました。IIJmioの契約には、SMSオプションを付けてませんが、Think Pad Tablet 2では、ちゃんとアンテナピクトが立ちました。LTEもバッチリです。WiFi接続可能なエリアではWiFiを、そうでないエリアでは IIJmio で常時インターネット接続されていてデータ通信できるので、とても便利です。Think Pad Tablet 2 本体に SIM (標準サイズ)を挿せるので邪魔にならず快適です。ちなみに、IIJmio SIM を入れた Think Pad Tablet 2 での LTE 接続状態での通信速度を www.Rapidnet.jp で計測したところ、下り回線速度 12.5 Mbps 上り回線速度 1.7 Mbps でした。
●その4:NFC で Suica 残高読むアプリが無い
Think Pad Tablet 2 は、NFC機能を搭載しており、NFC簡単接続式のブルートゥースデバイスを文字通りワンタッチで自動接続できる。ブルートゥースは接続モードにしてパスコードを入力してペアリングすれば接続できので、わざわざNFCなんて使わなくても機能すると言えばするのであるが、実際それをNFCでワンタッチで接続するという経験をしてしまいますと、パスコードを入れてペアリングするなんて古臭くて面倒くさい方法に戻れなくなります。しかし、残念なのは、Androidスマホには、あたりまえのように存在するSuica等の公共交通系ICカードの残高及びEdy,WAON,nanaco等の電子マネーの残額表示アプリのWindows 8 版が無いことです。NFCの利用ではAndroidが先頭を走っていて、Windowsタブレットは遅れてます。
●その5:GPS 搭載ですがスマホとは大違いだった
Think Pad Tablet 2 には GPS が搭載されていますが、Android+Googlemap と Windows8.1+Googlemap とを比較すると、まるで違うものみたいです。Think Pad Tablet 2を持って知らない場所へたどり着くなんてのは無理そうです。Think Pad Tablet 2のWiFiをONにしていても位置の捕捉がとても遅いですし、なんだかスマホに比べるとGPSの感度低いんじゃないのかしらん。
●その6:やっぱりWindowsはWindowsだった
Microsoft Officeアプリをそのまま稼働させて、指で画面をなでて、ある程度の操作は可能なのだけれど、やはりペンなりマウスなりのポインティングデバイスが無いと実用になりません。Windows上のOfficeアプリは、Windowsだということなのだと思います。
●その7: lenovo 純正 Think Pad Tablet 2 用ブルートゥースキーボード
小生はヨドバシ.comに注文して取り寄せてもらいました。lenovoの製品型番は、 0B47358 です。税込価格が¥14,580でした。およそ一週間くらいで届きました。
http://www.yodobashi.com/%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%83%9C-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-LENOVO-JAPAN-0B47358-ThinkPad-Tablet-2-Bluetooth%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89/pd/100000001001758963/
0B47358の開封の儀を済ませたあと、0B47358 に充電しながら Think Pad Tablet 2 (電池で稼働中)とのペアリング作業にかかりましたが全く接続されず大変困惑いたしました。ところが充電ケーブルを抜いたらあっさりペアリングを完了させることができました。
0B47358が届くまで、とりあえずELECOMの小さいブルートゥースキーボード(ELECOM Bluetooth Wireless Keyboard TK-FBP013BK)を使いましたが小さくて実用的ではありませんでした。0B47358はのキートップの大きさや並び間隔は、普通に使いやすいです。打感は、最近のノートパソコンと同様に、キーストロークが若干短めですが、まぁまぁタイピングした感じはありますし、素早くブラインドタッチすることも苦にならない水準にあります。キー配置の右隅の方にある「- ^ \ @ ] : / などのキートップが他のの半分の幅なので、それらのキーを打つときは若干誤タイプが発生しますが、慣れてくると問題ないのかもわかりませんが、まだ慣れてません。特に仮名漢字変換中の長音符号として - を打つとき 0 と誤タイプします。
光学式ポインターは慣れてくると意外に便利です。もう慣れてしまいました。ThinkPadのノートPCで光学式でないのを使っていますが、小生としては、指が痛くならないので、光学式の方が好きです。
Thinkad Tablet 2 にこの純正ブルートゥースキーボードとブルートゥースマウスを接続すると、マウスカーソルの動きがぎこちなくて実用的ではなくなってしまうので、小生はマウスの方を諦めました。
<2015-06-23追記>
lenovo純正ThinkPad Tablet 2用Bluetooth Keyboardが壊れました。lenovo純正ThinkPad Tablet 2用Bluetooth Keyboardには光学式トラックポイントが付いていまして、とても便利なのですが、そいつが全く認識されなくなりました。故障初期の症状は、カーソルが飛びまくるというものでした。ちょっと触るだけでとんでもないところへマウスカーソルが飛んでしまうという症状でした。トラックポイントの頭を親指で強く圧迫すると症状が治るのですが、次の日に再び発症するということが一ヶ月ほど続きましたが、やがてトラックポイントは全く認識されなくなりました。キーボードとしては依然として使用可能という症状です。
しかたがないので同じものを調達しようかとも考えましたが、光学式トラックポイントは未だ実績と歴史がありませんから、そもそも設計がまずいのではないかという疑いもありますから、再び同じ症状に見舞われるのもくやしいではありませんか。というわけで、今度は光学式でないメカニカルなトラックポイントを備えた方のBluetoothキーボードを選びました。アマゾンで9980円でした。Compact Bluetooth Keyboard with TrackPointという製品名の日本語配列キーボードです。型番は0B47181です。こちらはThinkPad Tablet 2専用ではありませんので、本体を立てる機構が付いていませんしキーボード(キーストロークは2mm±0.2mm)がフルサイズなので大きい(305.5x13.5x164 mm)です。しかもNFC搭載でBluetooth接続の簡単接続機能ありです。でもキーボードの奥行きはThinkPad Tablet 2と同じですが、キーボードの幅がThinkPad Tablet 2よりも4cm程長いです。だから純正のスリーブには納まりません。
ThinkPad Tablet 2のキーボードの特に「=とー」のキーの幅が他のキーの幅の半分しかないため、日本語の長音を入力する際に隣の「0」をご入力してしまい不便を感じていましたが、今度のキーボードは普通の幅のキーになっているので不便が解消されました。
【デザイン】ThinkPad Tablet 2とそれ専用のBluetooth Keyboardを利用していましたがそのキーボードの光学式Trackpointが認識されなくなってしまった為こちらの型のBluetooth Keyboardへと買い替えました。この型にはThinkPad Tablet 2を立てる為のスタンドがありませんが、キーボードの奥行きがThinkPad Tablet 2とピッタリ同じなので重ねて保管しやすくて良いです。但し横幅がThinkPad Tablet 2専用キーボードよりも4cm程広いです。【キーピッチ】その分キー配列に余裕があり打ち間違いが無くて良好です。Think Pad Tablet 2専用キーボードでは特にマイナス記号「-」キートップ幅が他の半分しか無いので長音記号のつもりがゼロ「0」を打ってしまうという不都合があり、慣れることもできませんでしたから、今回の買い替えは正解でした。【ストローク】は最近の普通のノートパソコンと同じ感じですから十分に満足です。この型の【キー配列】は日本語配列ですので、半角全角漢字の切り替えキー、カタカナひらがなローマ字切り替えキー、変換キー、無変換キーがありまして、かな漢字混じりの文章入力に便利です。ThinkPad Tablet 2との組み合わせで使用していて便利な【機能性】は、スピーカー音量及びON/OFF、マイクON/OFF、画面輝度調整、画面モード切り替え、無線機能ON/OFF、設定機能呼び出し、検索機能呼び出し、起動中アプリの切り替え、Windowsメニューポップアップ、専用ボタンが便利です。また、マウス(Trackpoint)左右ボタンの間にもう一つボタンがあってこれが画面スクロールの際に圧倒的に便利です。まさにThinkPadの魅力の一つです。この型のキーボードを購入して数日なので【耐久性】については未知数です。【総評】この型のキーボードはNFC機能を搭載しており、NFCによるワンタッチBluetooth接続機能が使えます。この機能を利用すると接続モードにつっこむ必要もなくパスコードの入力も必要ない。この型のキーボードのNFCホットスポットをThinkPad Tablet 2のNFCホットスポットにタッチするだけです。
<2015-07-03追記>
小生は、ヨドバシカメラのインターネット販売で Think Pad Tablet 2 専用光学式 Track Point 付き Bluetooth Keyboard (0B47358) を購入しました。1年間の保証書付きでした。故障したのが、ちょうどあと1ヶ月で保証期限を超えるという時期でした。ヨドバシカメラで購入した製品の修理は、小生にとって今回が初めて。運が良いのか品質が良いのか、分かりませんが、ヨドバシカメラの修理対応についてググって調べてみたところ、ネットには不満の書込みと満足の書込みが見つかりました。実際に自分で経験してみたところの感想としては、今まで経験したことのある修理対応に比較したら、よっぽど良い対応でした。平日だったからか、受付窓口に先客は居ませんでしたので、即対応してくださいました。故障内容のインタビュー、修理伝票に記入、今後の段取りの説明があって、おしまいでした。レノボ製品については、ヨドバシカメラ社は、専門業者との間で取次をしてくれます。専門業者へはウェブサイトでメールアドレス等を登録することで、メールで修理の進捗状況を通知してくれました。専門業者で修理見込みがつくと見積もりの連絡が来るそうです。小生の場合は保証期間内であることと結果的に新品交換扱いだったので見積もりの確認は省略となり、ヨドバシカメラ社から電話で完了のお知らせを頂戴しました。都合のよいときに引き取りに行って完了でした。新品を購入したときとほとんど同じ梱包でしたが、このまま帰り道に使用したいからと希望を伝えたところ、梱包材を引き取ってくださいまして、書類と商品だけ渡してくれました。しかし、実際には充電がほぼ空っぽでしたので充電が必要でした。手に入った新品は、Bluetoothのペアリングが前の個体よりも円滑みたいな気がします。気のせいかな?それから光学式トラックポイントの動作も前の個体の購入直後よりも安定している気がする。これも気のせいかな?光学式トラックポイントは、指先に全く力をかける必要が無いので、とても使いやすいです。
●その8: めかた
Think Pad Tablet 2 本体のめかたを自宅の秤で測定したところ 560g でした。そしてThink Pad Tablet 2 用ブルートゥースキーボード(0B47358)のめかたを自宅の秤で測定したところ 360g でした。合わせて 920g です。
常にキーボードを使うならば、キーボードとディスプレイが一体型のノートパソコンの方が便利に違いありませんが、ブラウジングも結構多いのならば、Windows タブレットも選択肢に入ると思います。たとえば、小生の場合なのですが、そこそこ混雑している公共交通機関で移動中では、スライドの確認とか文書やメールを眺める程度なので、キーボードがじゃまになります。ノートパソコンでそれをしていた頃、キーボードがじゃまでした。画面をくるりと反転させてキーボードに重ねてタブレット板みたいにできるノートパソコンの機種もありますが、キーボードを使わないときにはかばんの中に入れたまま出さないで済む方が合理的です。キーボードの分軽いから手にかかる負荷が少なくて住みます。だから、Windows タブレットでブルートゥースキーボードというのもありだと思います。
●その9:スリープモード
「チャーム→設定→電源」でスリープを選べます。また本体の電源スイッチ短押しでもスリープになります。スリープ中は、Skypeの待ち受けができることを確認しました。ただし着信したら自分でレジューム(復帰)させて着信を受ける操作を行う必要がありますが、ブルートゥースで起こすとSkypeが切れてしまいました。また、スリープ中でも本体が熱くなります(試している今は8月、夏なのでそうなのかもしれません、冬にまたレポート予定)し、よって電池の消耗も多い。要するにWindowsはAndroidではないということであり、WindowsタブレットをAndroidのモバイル機器のように利用するのは無理ですね。Windowsタブレットは、キーボードと本体とが分離された超薄型Windows8ノートPC(ただしWindows RTマシンを除く)だと理解するのが適切だろうと思います。
【lenovo, ThinkPad Tablet 2 で、テザリング機能をONにする方法】 <2014-11-16><2014-12-19>追記
このブログで紹介したThinkPad Tablet 2(型式は367964J)は、3G/LTE データ通信用SIMを利用する機能があります。OSはもともとWindows8ですが、自分でインターネット接続してダウンロードすればWindows8.1へと無料でアップグレード可能です。Windows8.1には、いわゆるテザリング機能があります。その設定方法は、マイクロソフト社のウェブサイト「インターネット共有エクスペリエンスの作成と構成」を参照してください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/dn251534.aspx
上記を参考にすれば、ThinkPad Tablet 2をWiFiホットスポットにすることができます。要するにThinkPad Table 2のテザリング機能ONです。しかし、うまく行かないという相談を受けましたので、うまくいく手順の一つを追記します。
●インターネット共有を有効にする手順
1. ThinkPad Tablet 2で自宅のWiFiスポット経由でインターネット接続できるように設定を完了しておく。
2. ThinkPad Tablet 2で3G接続でインターネット接続できるように設定を完了しておく。
3. WiFi接続機能及び3G接続機能を両方共有効にしておく。
4. 再起動する。
5. [設定] チャームから [PC 設定の変更] をクリックして、[ネットワーク] をクリックします。
6. [モバイル ブロードバンド] で目的のネットワーク名をクリックします。
7. [モバイル ブロードバンド] ページでネットワークのインターネット共有を有効にします。
【lenovo, ThinkPad Tablet 2, NFC対応マウスの簡単Bluetooth接続】<2014012-29>追記
ThinkPad Tablet 2 には、機能の構成違いにより、様々な型番の製品があるので要注意です。小生のThinkPad Tablet 2は、2014年07月30日に「あきばお~零」の 2 階にて税込 49,200円 で購入してきた 367964J という型番です。この型番のThinkPad Tablet 2は、3G/LTE データ通信用 SIM を利用する機能、筆圧レベル感知機能付きパネルによるペン対応機能、NFC 機能及びGPS 機能を備えています。
Windows環境にはSuicaなどの公共交通カード、Edy、WAON、nanacoなどの残高読み出しアプリが有りませんし、Androidビームのようなファイル転送アプリも無いなど、Android環境に比べるとNFC利用機能がぜんぜん充実していません。しかし、NFCを利用した簡単Bluetoothワンタッチ接続機能があることを確認しましたのでこのブログに追記しました。確認したのは、エレコム社の製品で M-BT10BB [BK/N]という型番のBluetoothマウスです。
M-BT10BBマウスの電源をONして、ThinkPad Tablet 2のNFCホットスポット(ThinkPadロゴのあるあたり)へタッチさせて10秒くらい待っているだけで接続が完了してマウスとして利用可能になります。Bluetoothデバイスリストから当該デバイスを指定する作業も不要ですしパスコードの入力も不要なので簡単というわけです。
【ThinkPad Tablet 2 と Bluetooth マウスとの相性】<2014012-29>追記
このブログの上記”その7”で、Thinkad Tablet 2 にこの純正ブルートゥースキーボードとブルートゥースマウスを接続すると、マウスカーソルの動きがぎこちなくて実用的ではなくなってしまうのでマウスを諦めましたと書きましたが、Bluetoothマウスの機種依存があることがわかりました。エレコム社製 M-BT2BR 及び M-BT10BB 並びにソニー製 VGP-BMS20 を試したところ、M-BT2BR 及び VGP-BMS20 はダメダメでしたが M-BT10BB は良好でした。
【ThinkPad Tablet 2, Connected Standby 機能を停止させて、普通の休止状態(ハイバネーション)にする】<2014012-29>追記
Windows 8.1でコネクテッドスタンバイという機能が新たに導入されたそうな。Windows PCやWindows Tablet の画面等はOFFにするけれども通信回路の方は常にONに維持しておいて、30秒に一度、メールチェックやSNSのチェックをやるという設計らしい。Windows PCやTabletがAndroidやiOSみたいになれるとは思っていないし期待もしていない。小生の場合、メールとSNSとウェブサーフィンを携帯電話的に使えてしかも本物のMicrosoft Officeが使えるので、環境としてはiOSとMacOSXでよいし、もしAndroidでも本物のMicrosoft Officeが使えるようになってしまえば、もはやWindowsを選ぶ理由はない。Windowsが無理して Connected Standby 機能なんて余計なお世話をしてくれなくていいのにと思う。
Connected Standby機能を止めるには、レジストリエディタ(regedit)を使う。たとえば、ASUS TransBook T100TA(Windows8.1タブレット)休止状態のやり方というブログで紹介されているので参考になる。ThinkPad Tab 2の場合には、HKEY_LOCAL_MACHINE の System\CurrentControlSet\Control\Power の CsEnabled が1になっているのでそれを 0 に設定して、再起動することで Connected Standby 機能を停止することができる。これで普通の休止(ハイバネーション)状態を利用可能になる。
普通の休止状態(ハイバネーション)を使って休止状態にすると、復旧させたときに、アプリや画面が直前の動作状態に復帰してくれるので、作業を継続することができるので便利だ。Connected Standbyが有効だったときには、休止状態が「終了」と同じだった、だから復旧してもアプリや画面は元に戻らなかった。
【参考資料】
(1) ThinkPad Tablet 2は「Windows 8タブレット」の決定打か?
http://ascii.jp/elem/000/000/760/760828/
(2) 戸田覚「デジモノ達人への道」
価格が魅力の「ThinkPad Tablet 2」を自腹で購入した
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20130426/349057/?rt=nocnt
【参考価格】
(1) 無線LAN対応のタブレットペン付属型「型番: 3679A24」の2013年1月25日時点でのレノボダイレクト価格は 78,750 円。
<2015-06-24>
<2015-07-03>
【概要】
ThinkPad Tablet 2 には、機能の構成違いにより、様々な型番の製品があるので要注意です。例えば、3G/LTE データ通信用 SIM を利用する機能、筆圧レベル感知機能付きパネルによるペン対応機能、NFC 機能、GPS 機能などの構成が違います。
この記事は 367964J という型番の ThinkPad Tablet 2 が対象です。小生は、2014年07月30日に「あきばお~零」の 2 階にて税込 49,200円 で購入しました。仕様の概要は以下のとおりです。
OS: Windows 8.1 pro 32bit (購入時はWindows 8 pro 32bit)
CPU: Atom Z2760 (1.8 GHz), コア数 2コア
メモリー: 2 GB
記憶容量: 64 GB
本体カードスロット: micro SD
インターフェース: USB/microUSB/MiniHDMI
バッテリ: リチウムポリマ (Wi-Fi通信 10時間)
センサ: 光センサー、デジタルコンパス
カメラ: 正面に有効200万画素, 背面に有効800万画素のカメラを内蔵
マイク: 搭載(デュアルノイズキャンセリングマイク)
スピーカー: ステレオ
液晶サイズ: 10.1インチ
液晶タイプ: IPS
ディスプレイ: マルチタッチ対応高強度ドラゴントレイルガラス
10.1インチ高画質IPS液晶
LEDバックライトを持つ視野角の広いIPSパネルを採用。
縦横比16:9の10.1インチ、WXGA(1366×768)画面
無線LAN Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n)
Bluetooth Ver4.0搭載
NFC 対応
GPS 搭載
データ通信サービス Xi/FOMAハイスピード対応(docomo及びdocomoのMVNOが発行するSIMならOK)
背面カメラ 800万画素
前面カメラ 200万画素
ポート: Mini-HDMI出力ポート, USB2.0 x 1, Micro USB(充電専用)x 1
ペン: 本体内のホルダに収納可能(1024段階の筆圧レベル感知)
*ThinkPad Tablet 2 ペン搭載モデルと非搭載モデルはディスプレイが異なる。
*非搭載モデルのディスプレイでペンは使用できません。
サイズ 262.6×9.8×164mm
重量 自宅の秤で測定したところ本体:560g
Think Pad Tablet 2 用ブルートゥースキーボード(0B47358):360g
CPUは、"Clover Trail" 世代のAtom Z2760(1.8GHz)で、Hyper Threading Technologyに対応したデュアルコアタイプ4スレッドの同時処理が可能とのことです。2GBのシステムメモリには、LPDDR2 800 MHz動作が採用されているとのことで、グラフィックスアクセラレータはCPUに内蔵だそうです。ストレージは、64 GBのフラッシュメモリーですが増設不可で、初期状態では、約30 GB程度が空きとなっています。バッテリー駆動時間は、最大約10時間(WiFi使用時)となっており、待ち受け時間は、最大150時間以上だそうで、シャットダウンせず1日持ち歩いてもバッテリー切れの心配がないのだそうです。品質テストを行っていることを宣伝しており、液晶面鉄球落下試験、角落下試験、防滴試験などを実施しているとのことです。タッチパネルには、保護用カバー材として一般的に用いられているソーダライムガラスに比べ6倍強度を持つドラゴントレイルガラスを採用しているそうです。その他にも、Active Directory をサポートしていたり、内蔵ストレージ及びSDカードデータ暗号化をサポートしていたりするんだそうです。側面に、ボリュームボタン及び画像回転ロックボタンを備え、正面にWindowsボタンを備えています。また、ThinkPad Tablet 2専用のタブレットペン(型番367964Jでは付属)を収納するホルダーもあります。オプションとして、Think Pad Tablet 2専用Bluetoothキーボードが販売されています。
【機種選びしたら ThinkPad Tablet 2 "367964J" になりました】
Microsoft Word, Visio, PowerPoint, 秀丸エディタ, 秀丸メール, 英辞郎, Oxford Advanced Learner's Dictionary, Gimp2, Nikon ViewNX2 を利用してそこそこ仕事に使えること、3G/LTE接続のデータ通信SIMを挿せること、GPS搭載でGoogleマップで現在位置を確認可能なこと、NFC搭載で簡単Bluetoothマウス接続等可能なこと。画面解像度はWXGA以上で尚且つ10インチ以上。税込み実売価格が5万円前後であること。2014年8月現在で、これらの条件を満足する製品は、ThinkPad Tablet 2 だけでした。
Think Pad Tablet 2 には、Microsoft Office がバンドルされていませんが、小生は別途すでにありますので問題ありませんでした。むしろ上記の条件を全部網羅していることを優先して機種選定しました。もし Think Pad Tablet 2 を選ぶと更に魅力がありました。それは、ポインティングデバイス付きブルートゥースキーボードの純正品があり、それがとても使いやすいと評価が高かったことです。おりしも Surface 3 の新発売に伴って Surface RTなど旧機種がたたき売りされていました。たしかに Surface RT 及び Surface 2 の実売価格は、発売当初よりも随分安くなりましたが、だからと言って、上記の条件を満足できるようになっていません。
【Think Pad Tablet 2 感想】
●その1:アップデートするだけで1日仕事だった
買ってきて充電後電源を入れて、言われるがままWindows初期設定を完了する。Windows 3, 98, XP, Vista, 7 と使ってきたのでコントロールパネルが違うことやデバイスの設定方法が違うだろうことは覚悟していたが、3G/LTE通信設定ができないし、ブルートゥースマウスがつながらないし、純正ブルートゥースキーボードがつながらない。手順を間違っている可能性があるのでGoogleで検索してみると、Windows 8 と 8.1 とで違いがありそうなところがあるらしいので、とにかく全部最新版に更新するのがよいだろうと考えた。しかし、Windows 8.1 への更新及びlenovoドライバ類の更新を全部完了するのに丸一日かかってしまった。自宅のネット環境が光ファイバではないので遅いというのも原因のひとつかもしれないが、Think Pad Tablet 2 のCPU、メモリ及びストレージが遅いのも原因だと思われる。
●その2:アップデートしないと 3G/LTE が使えない?
3G/LTE通信機能は、ドコモ網でmoperaの利用が前提になっているらしい。別のAPNに接続することができるが、moperaへの接続を実施して失敗するまで待ってあげないと別のAPNへの接続のためのメニューが登場しない仕組みになっていることを知った。それまでは、Windows自身又はドライバの不都合があって更新する必要があるのかしらんとか、ハードウェアが故障しているのかしらんと、とても困ってしまった。こういう情報が乏しいから困りました。
●その3: IIJmio で 3G/LTE バッチリ
Windows 8.1 に更新してから Windows Update を行い、lenovo の System update を行ったあと、設定メニューから無線(アンテナピクトマーク)を選び、モバイルブロードバンドをオンにして、モバイルのアンテナピクトを選ぶ。そうするとmoperaにつなごうとするので、しばらく待っているとエラーになり、APN等の設定が登場しました。それでやっと IIJmio の APN, ユーザ名, パスワードを設定できるようになります。それで接続可能となりました。IIJmioの契約には、SMSオプションを付けてませんが、Think Pad Tablet 2では、ちゃんとアンテナピクトが立ちました。LTEもバッチリです。WiFi接続可能なエリアではWiFiを、そうでないエリアでは IIJmio で常時インターネット接続されていてデータ通信できるので、とても便利です。Think Pad Tablet 2 本体に SIM (標準サイズ)を挿せるので邪魔にならず快適です。ちなみに、IIJmio SIM を入れた Think Pad Tablet 2 での LTE 接続状態での通信速度を www.Rapidnet.jp で計測したところ、下り回線速度 12.5 Mbps 上り回線速度 1.7 Mbps でした。
●その4:NFC で Suica 残高読むアプリが無い
Think Pad Tablet 2 は、NFC機能を搭載しており、NFC簡単接続式のブルートゥースデバイスを文字通りワンタッチで自動接続できる。ブルートゥースは接続モードにしてパスコードを入力してペアリングすれば接続できので、わざわざNFCなんて使わなくても機能すると言えばするのであるが、実際それをNFCでワンタッチで接続するという経験をしてしまいますと、パスコードを入れてペアリングするなんて古臭くて面倒くさい方法に戻れなくなります。しかし、残念なのは、Androidスマホには、あたりまえのように存在するSuica等の公共交通系ICカードの残高及びEdy,WAON,nanaco等の電子マネーの残額表示アプリのWindows 8 版が無いことです。NFCの利用ではAndroidが先頭を走っていて、Windowsタブレットは遅れてます。
●その5:GPS 搭載ですがスマホとは大違いだった
Think Pad Tablet 2 には GPS が搭載されていますが、Android+Googlemap と Windows8.1+Googlemap とを比較すると、まるで違うものみたいです。Think Pad Tablet 2を持って知らない場所へたどり着くなんてのは無理そうです。Think Pad Tablet 2のWiFiをONにしていても位置の捕捉がとても遅いですし、なんだかスマホに比べるとGPSの感度低いんじゃないのかしらん。
●その6:やっぱりWindowsはWindowsだった
Microsoft Officeアプリをそのまま稼働させて、指で画面をなでて、ある程度の操作は可能なのだけれど、やはりペンなりマウスなりのポインティングデバイスが無いと実用になりません。Windows上のOfficeアプリは、Windowsだということなのだと思います。
●その7: lenovo 純正 Think Pad Tablet 2 用ブルートゥースキーボード
小生はヨドバシ.comに注文して取り寄せてもらいました。lenovoの製品型番は、 0B47358 です。税込価格が¥14,580でした。およそ一週間くらいで届きました。
http://www.yodobashi.com/%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%83%9C-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-LENOVO-JAPAN-0B47358-ThinkPad-Tablet-2-Bluetooth%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89/pd/100000001001758963/
0B47358の開封の儀を済ませたあと、0B47358 に充電しながら Think Pad Tablet 2 (電池で稼働中)とのペアリング作業にかかりましたが全く接続されず大変困惑いたしました。ところが充電ケーブルを抜いたらあっさりペアリングを完了させることができました。
0B47358が届くまで、とりあえずELECOMの小さいブルートゥースキーボード(ELECOM Bluetooth Wireless Keyboard TK-FBP013BK)を使いましたが小さくて実用的ではありませんでした。0B47358はのキートップの大きさや並び間隔は、普通に使いやすいです。打感は、最近のノートパソコンと同様に、キーストロークが若干短めですが、まぁまぁタイピングした感じはありますし、素早くブラインドタッチすることも苦にならない水準にあります。キー配置の右隅の方にある「- ^ \ @ ] : / などのキートップが他のの半分の幅なので、それらのキーを打つときは若干誤タイプが発生しますが、慣れてくると問題ないのかもわかりませんが、まだ慣れてません。特に仮名漢字変換中の長音符号として - を打つとき 0 と誤タイプします。
光学式ポインターは慣れてくると意外に便利です。もう慣れてしまいました。ThinkPadのノートPCで光学式でないのを使っていますが、小生としては、指が痛くならないので、光学式の方が好きです。
Thinkad Tablet 2 にこの純正ブルートゥースキーボードとブルートゥースマウスを接続すると、マウスカーソルの動きがぎこちなくて実用的ではなくなってしまうので、小生はマウスの方を諦めました。
<2015-06-23追記>
lenovo純正ThinkPad Tablet 2用Bluetooth Keyboardが壊れました。lenovo純正ThinkPad Tablet 2用Bluetooth Keyboardには光学式トラックポイントが付いていまして、とても便利なのですが、そいつが全く認識されなくなりました。故障初期の症状は、カーソルが飛びまくるというものでした。ちょっと触るだけでとんでもないところへマウスカーソルが飛んでしまうという症状でした。トラックポイントの頭を親指で強く圧迫すると症状が治るのですが、次の日に再び発症するということが一ヶ月ほど続きましたが、やがてトラックポイントは全く認識されなくなりました。キーボードとしては依然として使用可能という症状です。
しかたがないので同じものを調達しようかとも考えましたが、光学式トラックポイントは未だ実績と歴史がありませんから、そもそも設計がまずいのではないかという疑いもありますから、再び同じ症状に見舞われるのもくやしいではありませんか。というわけで、今度は光学式でないメカニカルなトラックポイントを備えた方のBluetoothキーボードを選びました。アマゾンで9980円でした。Compact Bluetooth Keyboard with TrackPointという製品名の日本語配列キーボードです。型番は0B47181です。こちらはThinkPad Tablet 2専用ではありませんので、本体を立てる機構が付いていませんしキーボード(キーストロークは2mm±0.2mm)がフルサイズなので大きい(305.5x13.5x164 mm)です。しかもNFC搭載でBluetooth接続の簡単接続機能ありです。でもキーボードの奥行きはThinkPad Tablet 2と同じですが、キーボードの幅がThinkPad Tablet 2よりも4cm程長いです。だから純正のスリーブには納まりません。
ThinkPad Tablet 2のキーボードの特に「=とー」のキーの幅が他のキーの幅の半分しかないため、日本語の長音を入力する際に隣の「0」をご入力してしまい不便を感じていましたが、今度のキーボードは普通の幅のキーになっているので不便が解消されました。
【デザイン】ThinkPad Tablet 2とそれ専用のBluetooth Keyboardを利用していましたがそのキーボードの光学式Trackpointが認識されなくなってしまった為こちらの型のBluetooth Keyboardへと買い替えました。この型にはThinkPad Tablet 2を立てる為のスタンドがありませんが、キーボードの奥行きがThinkPad Tablet 2とピッタリ同じなので重ねて保管しやすくて良いです。但し横幅がThinkPad Tablet 2専用キーボードよりも4cm程広いです。【キーピッチ】その分キー配列に余裕があり打ち間違いが無くて良好です。Think Pad Tablet 2専用キーボードでは特にマイナス記号「-」キートップ幅が他の半分しか無いので長音記号のつもりがゼロ「0」を打ってしまうという不都合があり、慣れることもできませんでしたから、今回の買い替えは正解でした。【ストローク】は最近の普通のノートパソコンと同じ感じですから十分に満足です。この型の【キー配列】は日本語配列ですので、半角全角漢字の切り替えキー、カタカナひらがなローマ字切り替えキー、変換キー、無変換キーがありまして、かな漢字混じりの文章入力に便利です。ThinkPad Tablet 2との組み合わせで使用していて便利な【機能性】は、スピーカー音量及びON/OFF、マイクON/OFF、画面輝度調整、画面モード切り替え、無線機能ON/OFF、設定機能呼び出し、検索機能呼び出し、起動中アプリの切り替え、Windowsメニューポップアップ、専用ボタンが便利です。また、マウス(Trackpoint)左右ボタンの間にもう一つボタンがあってこれが画面スクロールの際に圧倒的に便利です。まさにThinkPadの魅力の一つです。この型のキーボードを購入して数日なので【耐久性】については未知数です。【総評】この型のキーボードはNFC機能を搭載しており、NFCによるワンタッチBluetooth接続機能が使えます。この機能を利用すると接続モードにつっこむ必要もなくパスコードの入力も必要ない。この型のキーボードのNFCホットスポットをThinkPad Tablet 2のNFCホットスポットにタッチするだけです。
<2015-07-03追記>
小生は、ヨドバシカメラのインターネット販売で Think Pad Tablet 2 専用光学式 Track Point 付き Bluetooth Keyboard (0B47358) を購入しました。1年間の保証書付きでした。故障したのが、ちょうどあと1ヶ月で保証期限を超えるという時期でした。ヨドバシカメラで購入した製品の修理は、小生にとって今回が初めて。運が良いのか品質が良いのか、分かりませんが、ヨドバシカメラの修理対応についてググって調べてみたところ、ネットには不満の書込みと満足の書込みが見つかりました。実際に自分で経験してみたところの感想としては、今まで経験したことのある修理対応に比較したら、よっぽど良い対応でした。平日だったからか、受付窓口に先客は居ませんでしたので、即対応してくださいました。故障内容のインタビュー、修理伝票に記入、今後の段取りの説明があって、おしまいでした。レノボ製品については、ヨドバシカメラ社は、専門業者との間で取次をしてくれます。専門業者へはウェブサイトでメールアドレス等を登録することで、メールで修理の進捗状況を通知してくれました。専門業者で修理見込みがつくと見積もりの連絡が来るそうです。小生の場合は保証期間内であることと結果的に新品交換扱いだったので見積もりの確認は省略となり、ヨドバシカメラ社から電話で完了のお知らせを頂戴しました。都合のよいときに引き取りに行って完了でした。新品を購入したときとほとんど同じ梱包でしたが、このまま帰り道に使用したいからと希望を伝えたところ、梱包材を引き取ってくださいまして、書類と商品だけ渡してくれました。しかし、実際には充電がほぼ空っぽでしたので充電が必要でした。手に入った新品は、Bluetoothのペアリングが前の個体よりも円滑みたいな気がします。気のせいかな?それから光学式トラックポイントの動作も前の個体の購入直後よりも安定している気がする。これも気のせいかな?光学式トラックポイントは、指先に全く力をかける必要が無いので、とても使いやすいです。
●その8: めかた
Think Pad Tablet 2 本体のめかたを自宅の秤で測定したところ 560g でした。そしてThink Pad Tablet 2 用ブルートゥースキーボード(0B47358)のめかたを自宅の秤で測定したところ 360g でした。合わせて 920g です。
常にキーボードを使うならば、キーボードとディスプレイが一体型のノートパソコンの方が便利に違いありませんが、ブラウジングも結構多いのならば、Windows タブレットも選択肢に入ると思います。たとえば、小生の場合なのですが、そこそこ混雑している公共交通機関で移動中では、スライドの確認とか文書やメールを眺める程度なので、キーボードがじゃまになります。ノートパソコンでそれをしていた頃、キーボードがじゃまでした。画面をくるりと反転させてキーボードに重ねてタブレット板みたいにできるノートパソコンの機種もありますが、キーボードを使わないときにはかばんの中に入れたまま出さないで済む方が合理的です。キーボードの分軽いから手にかかる負荷が少なくて住みます。だから、Windows タブレットでブルートゥースキーボードというのもありだと思います。
●その9:スリープモード
「チャーム→設定→電源」でスリープを選べます。また本体の電源スイッチ短押しでもスリープになります。スリープ中は、Skypeの待ち受けができることを確認しました。ただし着信したら自分でレジューム(復帰)させて着信を受ける操作を行う必要がありますが、ブルートゥースで起こすとSkypeが切れてしまいました。また、スリープ中でも本体が熱くなります(試している今は8月、夏なのでそうなのかもしれません、冬にまたレポート予定)し、よって電池の消耗も多い。要するにWindowsはAndroidではないということであり、WindowsタブレットをAndroidのモバイル機器のように利用するのは無理ですね。Windowsタブレットは、キーボードと本体とが分離された超薄型Windows8ノートPC(ただしWindows RTマシンを除く)だと理解するのが適切だろうと思います。
【lenovo, ThinkPad Tablet 2 で、テザリング機能をONにする方法】 <2014-11-16><2014-12-19>追記
このブログで紹介したThinkPad Tablet 2(型式は367964J)は、3G/LTE データ通信用SIMを利用する機能があります。OSはもともとWindows8ですが、自分でインターネット接続してダウンロードすればWindows8.1へと無料でアップグレード可能です。Windows8.1には、いわゆるテザリング機能があります。その設定方法は、マイクロソフト社のウェブサイト「インターネット共有エクスペリエンスの作成と構成」を参照してください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/dn251534.aspx
上記を参考にすれば、ThinkPad Tablet 2をWiFiホットスポットにすることができます。要するにThinkPad Table 2のテザリング機能ONです。しかし、うまく行かないという相談を受けましたので、うまくいく手順の一つを追記します。
●インターネット共有を有効にする手順
1. ThinkPad Tablet 2で自宅のWiFiスポット経由でインターネット接続できるように設定を完了しておく。
2. ThinkPad Tablet 2で3G接続でインターネット接続できるように設定を完了しておく。
3. WiFi接続機能及び3G接続機能を両方共有効にしておく。
4. 再起動する。
5. [設定] チャームから [PC 設定の変更] をクリックして、[ネットワーク] をクリックします。
6. [モバイル ブロードバンド] で目的のネットワーク名をクリックします。
7. [モバイル ブロードバンド] ページでネットワークのインターネット共有を有効にします。
【lenovo, ThinkPad Tablet 2, NFC対応マウスの簡単Bluetooth接続】<2014012-29>追記
ThinkPad Tablet 2 には、機能の構成違いにより、様々な型番の製品があるので要注意です。小生のThinkPad Tablet 2は、2014年07月30日に「あきばお~零」の 2 階にて税込 49,200円 で購入してきた 367964J という型番です。この型番のThinkPad Tablet 2は、3G/LTE データ通信用 SIM を利用する機能、筆圧レベル感知機能付きパネルによるペン対応機能、NFC 機能及びGPS 機能を備えています。
Windows環境にはSuicaなどの公共交通カード、Edy、WAON、nanacoなどの残高読み出しアプリが有りませんし、Androidビームのようなファイル転送アプリも無いなど、Android環境に比べるとNFC利用機能がぜんぜん充実していません。しかし、NFCを利用した簡単Bluetoothワンタッチ接続機能があることを確認しましたのでこのブログに追記しました。確認したのは、エレコム社の製品で M-BT10BB [BK/N]という型番のBluetoothマウスです。
M-BT10BBマウスの電源をONして、ThinkPad Tablet 2のNFCホットスポット(ThinkPadロゴのあるあたり)へタッチさせて10秒くらい待っているだけで接続が完了してマウスとして利用可能になります。Bluetoothデバイスリストから当該デバイスを指定する作業も不要ですしパスコードの入力も不要なので簡単というわけです。
【ThinkPad Tablet 2 と Bluetooth マウスとの相性】<2014012-29>追記
このブログの上記”その7”で、Thinkad Tablet 2 にこの純正ブルートゥースキーボードとブルートゥースマウスを接続すると、マウスカーソルの動きがぎこちなくて実用的ではなくなってしまうのでマウスを諦めましたと書きましたが、Bluetoothマウスの機種依存があることがわかりました。エレコム社製 M-BT2BR 及び M-BT10BB 並びにソニー製 VGP-BMS20 を試したところ、M-BT2BR 及び VGP-BMS20 はダメダメでしたが M-BT10BB は良好でした。
【ThinkPad Tablet 2, Connected Standby 機能を停止させて、普通の休止状態(ハイバネーション)にする】<2014012-29>追記
Windows 8.1でコネクテッドスタンバイという機能が新たに導入されたそうな。Windows PCやWindows Tablet の画面等はOFFにするけれども通信回路の方は常にONに維持しておいて、30秒に一度、メールチェックやSNSのチェックをやるという設計らしい。Windows PCやTabletがAndroidやiOSみたいになれるとは思っていないし期待もしていない。小生の場合、メールとSNSとウェブサーフィンを携帯電話的に使えてしかも本物のMicrosoft Officeが使えるので、環境としてはiOSとMacOSXでよいし、もしAndroidでも本物のMicrosoft Officeが使えるようになってしまえば、もはやWindowsを選ぶ理由はない。Windowsが無理して Connected Standby 機能なんて余計なお世話をしてくれなくていいのにと思う。
Connected Standby機能を止めるには、レジストリエディタ(regedit)を使う。たとえば、ASUS TransBook T100TA(Windows8.1タブレット)休止状態のやり方というブログで紹介されているので参考になる。ThinkPad Tab 2の場合には、HKEY_LOCAL_MACHINE の System\CurrentControlSet\Control\Power の CsEnabled が1になっているのでそれを 0 に設定して、再起動することで Connected Standby 機能を停止することができる。これで普通の休止(ハイバネーション)状態を利用可能になる。
普通の休止状態(ハイバネーション)を使って休止状態にすると、復旧させたときに、アプリや画面が直前の動作状態に復帰してくれるので、作業を継続することができるので便利だ。Connected Standbyが有効だったときには、休止状態が「終了」と同じだった、だから復旧してもアプリや画面は元に戻らなかった。
【参考資料】
(1) ThinkPad Tablet 2は「Windows 8タブレット」の決定打か?
http://ascii.jp/elem/000/000/760/760828/
(2) 戸田覚「デジモノ達人への道」
価格が魅力の「ThinkPad Tablet 2」を自腹で購入した
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20130426/349057/?rt=nocnt
【参考価格】
(1) 無線LAN対応のタブレットペン付属型「型番: 3679A24」の2013年1月25日時点でのレノボダイレクト価格は 78,750 円。
でも、まだ分からないことがあります。できれば、教えてもらえませんか?もしSIMカードなしは、このタブレットは、、まだ使えますか?
よろしくお願いします。
何か他に設定みたいなことをしていませんか、よろしくお願いします。
ご返事ありがとうございます。 私なりに 色々調べたのですが、情報が、ほとんど有りませんので、仕方なくOCOMOでopera Uを契約その場でDOCOMOの店員にSIMを入れてもらったのですが、SIMを挿入して下さい。とエラー mopera UのSIMも認識しない状態でしたので又lenoboのサポートに電話を掛けて説明すると、一応見てみますので、送って下さいと言う事でした SIMポートの不良だと 高い代償を払ったことになります
本体が帰ってきましたら又連絡します。
ありがとうございした。
私のThinkPad Tablet 2は、SIMを刺しても SIMを挿入して下さい と全く認識してくれません
文珠川慧久のThinkPad Tablet 2のエラーとはどのような内容だったのでしょうか、よろしくお願いいたします。
やはり私のThinkPad Tablet 2のエラーは、SIMが刺さっている事すら 認識していないようです、本日 修理に出しました、帰ってきてから又連絡いたします、
ありがとうございます。
ThinkPad 367964JでIIJmio(LTE)+テザリングをするため、参考にさせて頂きました。
APN等接続先設定について、デフォルトのmoperaからカスタムAPNに設定する方法を、タイムアウト以外で行ったので書き込みさせて下さい。
私の環境は
ThinkPad Tablet 2 367964J
Windows8.1
IIJmio/BIG SIM
ソフトウェアは、2014年11月9日時点での最新にアップデート済みです。
ブログの記事「その3」の「そうするとmoperaにつなごうとするので、しばらく待っているとエラーになり、APN等の設定が登場しました。」とありますが、
私の環境では、いつまで待ってもAPNの設定をする画面が出ませんでした。
そこで、Windows等ソフトウェアが最新の状態かつSIMカードがWindowsからも認識されていることを確認し、
チャーム -> 設定 -> チャームにあるアンテナアイコンをタップ -> モバイルブロードバンドをオン
にします。詳しい文字は覚えていませんが、およそ1分毎に、「サービス外」と「NTT?~何とか」の表示が交互に切り替わっていたと思います。
おそらく、タイムアウトして再接続しに行き、またタイムアウトを繰り返しているのかと思います。
「サービス外」ではない方に文字が切り替わったら、すぐに文字をタップをすると、選択できるプルダウンが出てきました。
そこの「□ 自動的にローミングする」にチェックを入れると、カスタムでAPNが設定できる画面がでて、IIJmioから契約時に送られてきた情報を入力しました。
これで、ThinkPad 367964JからLTEでWANに接続できました。
テザリングも、問題なくできました。
Windowsタブレット、もっと評価されて良いと思います。