東京スカイツリーの施行の実績がある大林組は、建設の視点から、宇宙エレベーターの持つ可能性を探求している。既に同社は、2050年に地球と宇宙をつなぐ「宇宙エレベーター建設構想」を発表しているが、同社のホームページ上でこの「宇宙エレベーター建設構想」を動画で紹介している。
この動画では、海上に浮かぶ地球側のステーション、アース・ポートから、宇宙エレベーターに乗って、上空3万6,000kmの静止軌道ステーションへと向かう様子などを紹介している(動画再生時間:約2分)。
地球と宇宙の間をケーブルでつなぎ、電車に乗るように気軽に宇宙へ行き来ができる宇宙エレベーターが実現すれば、宇宙太陽光発電、宇宙資源の探査や活用、宇宙環境旅行など、さまざまな分野での可能性が広がっていくことに繋がる。
地球上に構築する限り、建設物は自重によって壊れる限界点がある。しかし、9万6,000kmかなたの宇宙へと伸びる宇宙エレベーターは、理論的には実現可能といわれている。大林組は建設の視点から、宇宙エレベーターの持つ未来への可能性を探求している。
ケーブルの長さは9万6,000km。これだけの長さがあると、クライマー(乗り物)を取り付けただけで、ケーブルは100km以上も伸びてしまう。また、風などの影響で地球側の末端は10km単位で揺れ動く。しかも、絶妙なバランスで宇宙空間に「立って」いるケーブルのバランスが崩れると、地球側に落下もしくは宇宙の果てまで飛び去ってしまう。このような条件のもと、どのようにすれば安全を確保しながら施工できるのか。
同社では、2025年に地球側のステーション「アース・ポート」の建設を始めれば、2050年には完成するとしている。総経費は約10兆円を見込んでいる。
この動画では、海上に浮かぶ地球側のステーション、アース・ポートから、宇宙エレベーターに乗って、上空3万6,000kmの静止軌道ステーションへと向かう様子などを紹介している(動画再生時間:約2分)。
地球と宇宙の間をケーブルでつなぎ、電車に乗るように気軽に宇宙へ行き来ができる宇宙エレベーターが実現すれば、宇宙太陽光発電、宇宙資源の探査や活用、宇宙環境旅行など、さまざまな分野での可能性が広がっていくことに繋がる。
地球上に構築する限り、建設物は自重によって壊れる限界点がある。しかし、9万6,000kmかなたの宇宙へと伸びる宇宙エレベーターは、理論的には実現可能といわれている。大林組は建設の視点から、宇宙エレベーターの持つ未来への可能性を探求している。
ケーブルの長さは9万6,000km。これだけの長さがあると、クライマー(乗り物)を取り付けただけで、ケーブルは100km以上も伸びてしまう。また、風などの影響で地球側の末端は10km単位で揺れ動く。しかも、絶妙なバランスで宇宙空間に「立って」いるケーブルのバランスが崩れると、地球側に落下もしくは宇宙の果てまで飛び去ってしまう。このような条件のもと、どのようにすれば安全を確保しながら施工できるのか。
同社では、2025年に地球側のステーション「アース・ポート」の建設を始めれば、2050年には完成するとしている。総経費は約10兆円を見込んでいる。