6月30日(木) のち
午後の草刈を終え、曇ってくれたから、それほど汗もかかず、わりと楽だったなと、思いながら、機械を片付ける。5時を少し回った所だ。予定より、一時間近く早く終わった。どうしようかと、水を入れている田んぼに回る。車を走らせて気付くが、5時30分になるかならないかなのに、うす暗い。空はまっ黒な雲に、一面覆われる。遠く北の方から、かすかな閃光。低い音も聞こえる。雷雨か、こっちまで来てもらいたいものだと思いながら、荷台には刈払機が載っているから、念のためにと、シートを被せる。少し早いが、帰ることにしようと、車を走らせると、大粒の水滴が、音を立てて、フロントガラスをたたく。こんな雨が一時間でも続いてくれれば。と、思ったのが間違いだったか。5分も続かない。空は、西の方から、明るくなりかける。アスファルトが濡れるか濡れないか。家に帰りつくと、庭の地面は、水滴にたたかれた所だけが、濡れ、雨の痕跡を残すのみ。その後も、30分ほどは、時折、雨粒は落ちてきたが、「雨」にはならなかった。はかない望みに終わった、30分ほどの出来事だった。
今日も、午前、午後と、田んぼの草刈。