12月1日(土) ときどき
いちじ
師走突入だ。寒い。今年も後一月。一月は一月だが、やはり、ちょっと違う感じがしてしまう。
午前中は、出荷作業。すっかり冬の野菜便となっている。連れ合いが、収穫に行っている間に、ヤマイモ、サツマイモ、サトイモ、知人の作のレンコンなどを、量り、包んでおく。ダイコン、ニンジン、カブと根菜類が多い。葉物は、チョウホウナとホウレンソウに半結球レタス。この間、カリフラワーも取れ始めている。しばらくは、こんな感じの野菜便となるだろう。
午後は、サトイモの収穫と、防寒対策をやろうと準備する。この辺りでは、サトイモは、畑に置いたまま、たっぷりの籾殻を掛けておくことで、越冬させることができる。それほど位は暖かいと云うことだ。北総の方では、掘り上げて、 深めに地中貯蔵するのだが。それで、籾殻を運ぶため、袋に詰めてトラックの荷台に積み、鶏舎脇の畑に行く。我が家の最西端にある(そういうほどに広いわけではないが)。なんとなくうす暗いと思っていたのだが、ソラの西側半分ほどは、真っ黒の雲に覆われてきていた。変な天気と思いながら、サトイモの株を掘っていると、パラパラとサトイモの葉をたたく雨音。髪の毛も濡れてくる。中断。屋根の下に入るが、止みそうでもないので、サツマイモの整理に切り替える。
コンクリートの床は冷える。ぐんぐん気温のさがってくるのが感じられる。明日は、氷が張ってもおかしくないほどに冷えそうだ。整理を終え、外に出ると、雨は上がり、陽も射している。籾殻袋には雨粒。陽射しももう低くなっている。軍手も濡れて冷たく、手も凍え、衣類も濡れて冷たいが、運んだ籾殻だけは、サトイモにかけ終える。濡れたサトイモも大雑把に土を落とし、コンテナで引き上げる。
師走の一日目も、雨にたたられながら、こうして日没となった。