前々回に予告していた、急行大社の経路の旅行に行ってきました。
普通列車だけでその日中に出雲市に到達できるのですが、途中下車もせず直行では面白みがないので色々立ち寄ってきました。
最初に下車したのは米原の1駅手前、醒ヶ井駅です。
東海道線の中でも本数が少ない区間ですが、朝ラッシュ終わりみたいな時間帯で本数が比較的あったのでよかったです。
ここで降りた理由は、湖国バスのポンチョが撮りたかったから、それだけです。
京阪に乗りに行ったとき(前回記事)に駅前に止まっているのを見かけたので。
レオマークはありませんが、西武グループらしく綺麗なレオカラーをまとっています。かっこいい。
一昨年の夏に浜大津駅前で見た近江鉄道の車両はレオマークが付いているのですが、地の色が青緑をしているので西武っぽさはあんまり感じませんでした。
こうして比較すると、帯の塗り分けラインは共通のようですね。
米原から北陸本線に乗り換えます。
急行大社設定時はこの駅でスイッチバックを行っていました。
普通車はボックスシートだったので座席転換の心配などはなかったと思いますが。
小浜線の本数が少なく、このまま乗っていると敦賀で時間が空くので長浜で1本見送ることにしました。
日本最古の駅舎があった駅であることから、現駅舎もレンガ調の初代駅舎を模したものとなっています。
初代駅舎は長浜鉄道スクエアにて車両とともに保存されているようですが、あまり時間がなかったので今回はパスしました。
長浜駅のすぐ近くにある豊公園には長浜城(復元)もありました。琵琶湖の湖畔の眺めの良さそうな位置にあるお城です。
駅周辺をちらっと見てきただけですが、面白そうな町って感じがしたので鉄道スクエア目的でそのうちふらっと来てみようかなと思いました。
米原から先は521系でした。521系が米原発着に充てられる比較的少ない運用です。
敦賀駅にて下車。
前回来た時は駅前ロータリーの工事中でしたが完成していました。やたらデザイン的といった感じが。
敦賀からは小浜線、東舞鶴行に乗車します。
直通時代はこの駅で2度目のスイッチバックを行っていました。
また、当駅で金沢からの急行あさしお(後に急行大社に列車名統合)を併結していました。
敦賀を出ると線路南側にトワイライトの機関車が留置されていました。今後もこの塗装のまま残るのでしょうか?
小浜駅では18分間の停車だったので降りてみました。
駅前には小浜駅と湖西線近江塩津駅との間を結ぶJRバス若江線(じゃっこうせん)が出ていました。
小浜を過ぎると車窓右手に日本海を眺めながらの走行になります。
小浜線の多くの駅で気になったのがこれ。待合室に入るため階段を下る形状になっています。
電化時、ホームのかさ上げが同時に行われたのですが、待合室をわざわざ建て替えるわけにもいかないためこうなったっぽいです。
終点に東舞鶴に到着。
宮津線の分岐する西舞鶴まで1駅だけ、綾部行きのリレー号に乗車しました。
舞鶴って街の中心に駅がなくて東西に駅がそれぞれあるのおかしいなぁと思っていましたが、間に山を挟んで別の街となっているんですね。意外でした。
西舞鶴にて下車。
ガラスを多用した綺麗な橋上駅舎でした。田辺城や愛宕山観光のパンフレットがいろいろおいてありました。
駅前だけで見ると、西舞鶴の方が商店が多いように感じました。
駅舎より東舞鶴行きまいづる5号を撮影。タンゴディスカバリーの従来塗装車両でした。
この列車、全線架線下なうえ全線JRの路線なのに京都タンゴ鉄道(以後 たんてつと表記)を使用しているんですね。
西舞鶴より宮津行。
KTRのロゴが残るKTR701形でした。
丹後神崎駅を出るとすぐに左にカーブし、有名な鉄橋を渡ります。
トラス橋でなくガーター橋でなので遮るものはなし。左右に広がる川の光景はなかなかのものでした。
個人的にけいおんの合宿回の印象が強いですw
丹後由良までの間は特に綺麗な車窓でした。
景勝地として有名な天橋立駅で途中下車します。
高台から天橋立を見ておかないと来た意味がないなと思い、天橋立ビューランドに入場することに。
天橋立は駅すぐにあるこのビューランドと北側の傘松公園の2箇所が有名なビュースポットですが、傘松公園はちょっと遠いなと思ったのでこちらに。
傘松公園には鉄道事業法に拠る索道(天橋立鋼索鉄道)が敷かれていますが、こちらのモノレールはあくまで遊戯鉄道の扱いだそうです。
鉄道扱いの傘松公園はどうか分かりませんが、ビューランドは乗車と入場料がセットとなっていて実質的に山麓駅がビューランドの入口になっています。
また、天橋立にあるこの2つの路線の特徴として、ともに全く同一の区間をリフトが並走していることです。どちらも乗車券は共通で行き帰りで変えることができます。
私は行きリフト、帰りモノレールにしました。
因みにモノレールと案内されているこの乗り物、嘉穂製作所のスロープカーという製品名で前に高速鳴門で乗ったすろっぴ~と同じメーカーです。
山頂駅に到着。
天橋立。ちょっとガスってはいますがいい天気で綺麗でした。
この景色を見ながら食事ができる展望レストランがあったのでそこで宮津風ソースかつ丼なるものを頂くことに。
ごはんがあって、キャベツが敷いてあって、その上に乗ってるカツが串カツになった程度に見えますが…
このカツ、肉じゃないんです。あさりの串カツが乗ってます。
メニューを見たときはびっくりしましたが、サクサクした衣とソースにあさりが合うんですよ。
最初聞いたときは半信半疑でしたがこれは意外なおいしさ。美味しかったです。
天橋立駅より豊岡行に乗車。たんてつに移管後塗り直された車両っぽく綺麗でした。
峰山駅で特急と交換。丹後の海の車両でした。
青色がかっこいいっす。流石水戸岡デザイン。
終点の豊岡からは山陰本線普通列車の浜坂行に乗り換えます。
急行大社の頃には3度目のスイッチバックが行われていた駅です。
本日のお宿、城崎温泉に到着です。古くは志賀直哉や島崎藤村が、また近年は野々村元議員がこの地をこよなく愛したことが知られています。
…まあ議員はあれですが()
温泉街は川沿いに旅館が並ぶいい雰囲気のところでした。
今まで温泉と言うと家族旅行で下呂温泉や山中温泉に行ったことある程度で、宿に着いたらごろごろして宿の大浴場行ってふうってのしか知らなかったのですが、
城崎温泉はこういった内湯を備えた旅館よりも、温泉街にあるいくつかの浴場をまわる外湯巡りがメインの温泉街です。
外湯巡りをするタイプの温泉街は初めてですが、その形態故に人が行きかっていて活気があっていいなあと思いました。
あと、旅館では浴衣と下駄が用意されていて、みなさんその格好に着替えて外湯巡りを楽しむのでその格好とか下駄の音も風情があっていいですよね。
定休日の1つを除く6か所を回れる湯めぐり券が旅館で渡されるので自由に浸かりに行けるのが面白いです。
のぼせてしまったので一番混んでいた一の湯とちょっと離れたところにあるまんだら湯を除く4か所で終了にしました。
上から、柳湯、御所の湯、鴻の湯、地蔵湯
最初の柳湯は飾らない昔ながらの温泉といった感じ。施設は新しいのですが大衆浴場の雰囲気(?)がちょっと感じられました。
御所の湯は建物の立派さがまず目を引きます。ガラス張りで外が眺められるお風呂はここだった気がします。
鴻の湯は外湯では一番遠い位置にあり、ロープウェイのりば辺りまで下駄で歩かなければいけません。露天風呂がとてもよかった。
最後の地蔵湯は駅から歩いてきて温泉街に入ったところで一番最初に目にする温泉。屋内ですが、岩がごつごつした感じの場所があり洞窟風呂として案内されていました。
など素人ながら感想っぽいもん書いちゃいました。いろいろ特徴のある温泉を回れるってのは面白いなぁって思いました。
お土産屋さんが並んでいるのはだいたい御所の湯のあたりでこの辺が一番賑わっていました。
あと、これは3月頭っていう時期的なものかもしれませんが、思ってたよりも平均年齢が若いことに驚きました。主に大学生のグループがうじゃうじゃ。
もっと年寄りばっかだと思っていたのでw
城崎温泉はいいとこだなって思いました。私は今回旅館に素泊まりプランで泊まりましたが、外湯巡り券を考えると安いなって思いました。お金出すとなると1箇所あたり600~800円くらいしますからね。
一人旅で旅館に泊まるなんて初めてだったのでおどおどはしちゃいましたがw
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