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前回記事でちょっと紹介したシェアサイクル「HELLOCYCLING」を本格使用していきたいと思います。
本日の目的地は記事タイトルでばれちゃっていますが、小豆島です。
と、その前に。
宿泊したホテルの敷地内にあるステーションでシェアサイクルをレンタル。
折角うどん県に来たので朝飯にうどんを食べに行くことにします。
高松市内にもステーションが多数あるので、うどん巡りにも活用できそうです。
何度もうどん県について取り上げているので以前言ったかもしれませんが、うどんを食べるなら朝か昼なんです。
うどん県では、その日に作った麺が無くなり次第営業を終了するというお店が多く、多くのお店が14~16時ごろには閉店してしまいます。
その日の分を売り切るというのが安さの秘訣なのかもしれません。
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やってきたのは県庁の裏手にある有名店「さか枝」さんです。朝5時からやっているそうですが遅起きの私がついたのは8:40頃。
こちらのお店ですが、店主さんがご高齢とのことで5月末で一時休店することが決まっているそうです。行き方調べてるときにニュースサイトの情報で知りました。
なお、市内に複数店舗あるみたいでそちらに行けば今後も食べられるっぽいです。
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かけうどんの中を注文。210円というお安さが流石うどん県といった感じです。
本場らしく、セルフで湯がくスタイルを取っているお店でした。
いやー、うまいっすねやっぱり。
結構なボリュームがあってお腹一杯になりました。ごちそうさまでした。
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高松駅に戻る途中で、以前も訪れたことのある番町二丁目公園に寄ってきました。
ちょうど駅へ戻る道の途中にあるんですよね。早く返却したほうがチャリは安く上がるわけですが素通りできませんでした。
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大きなボイラーが迫力のあるC58。赤ナンバーがかっこいい。
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ロッド周りの磨き出しがすごいんですよねここ。シルバーがギラリと輝きます。
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大きく目立つこちらは集煙装置。この形状のものは鷹取式と呼ぶものと思っていましたが、多度津工場で作られたもので多度津式と呼ぶみたいです。
四国はトンネルがどうしても多いので集煙装置は標準装備だったみたいです。
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大きな箱型をしたこちらは重油併燃装置。
簡単に火力を向上させ煤煙を減らせる優れものですが、成分として含まれる硫黄の作用でボイラーの寿命を縮めるという諸刃の剣だったそうです。
四国の中でも特にトンネルと勾配の厳しい土讃線に充てられる機関車に装備されていたみたいです。
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発電機や汽笛なども加わり非常にごちゃごちゃとした感じが好きです。
蒸気機関車の各部とかそこまでよくわかってないですが。
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あと、C58といえば緩いRを描いた棒材(なんなのかわからん)が素敵ですよね。ここすき。
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シェアサイクルを昨日借りた高松駅前のステーションに返却。
60分の利用で400円でした。
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高松駅へやってきました。駅に描かれたお顔がかわいい。
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駅から屋根でそのままつながっている高松サンポートへ向かいます。
うどん県には何度も来ていますがここ使うのは意外と初めてです。
ジャンボフェリーは少し離れた高松東港から出ていますし、私が乗った当時四国フェリー宇高航路は別ののりばを使用していましたし。
(2016年かそこらから宇高航路についてもサンポート発着に変更となったらしいです)
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小豆島へ向けて四国フェリーに乗車します。
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男女島へ向かう雌雄海運の船にはなんかものすごく人が乗っていました。
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その他、高松港の片隅にはなんかすごそうなのがいました。常にいる感じではなさそうです。
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出港を待つ間、屋島方面になんか観覧車が見えたので拡大してみました。
すると…本!?
宮脇書店という本屋さんの本店が看板代わりにインパクトのある観覧車を作ったということらしいです。意味が分からない…
お金がかかりそうなので譲り受けかなと思っていましたが自前で作ったみたいですね。すごい。
ただ、老朽化のため数か月前に観覧車の営業は終了してしまったみたいです。残念。
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小豆島 土庄港に向けて出港しました。
勇ましい四国フェリーのメロディが流れ、案内放送が始まります。
「霞む屋島や壇ノ浦~」と印象的な四国フェリーの社歌。壇ノ浦は流石に見えんやろって思っていましたが屋島の地名に壇ノ浦っていうのがあるみたいです。
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所要時間は約60分です。
ほぼ毎時1本出ているので下手なローカル線より高頻度だったりします。
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土庄→高松の四国フェリーとすれ違い。
島が多く狭いところを運行しているためすれ違う時も結構近くを通っていきます。
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小豆島に上陸。ついに来たぞ。
考えてみると、橋がかかっていない完全な離島って初めてです。
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外からも聞こえるボリュームで「霞む屋島や壇ノ浦~」と鳴らしながら新岡山港行きが出ていきました。
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小豆島にも多数HELLOCYCLINGステーションがたくさん配備されています。
旅客船発着港のすべてと道の駅にはとりあえず配備されているので使い勝手はとても良いものとなっています。
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ちなみに小豆島土庄港にある観光案内所では1500円で1日利用カードの販売もされているみたいです。
値段的には通常利用の上限金額と変わらないわけですが、利用登録なしに乗れるというのが魅力なんでしょうか。
私はアプリ利用なので事前に予約をし、その車体番号の車両で暗証番号を入力することで利用を開始します。
ちなみに鍵はなく、一時駐輪のときも暗証番号を入力することで開錠できるハイテク仕様となっています。すごい。
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フエリーの表記がいい味出している看板を過ぎ、小豆島とほぼ一体として扱われている前島を一周してみることにしました。
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チャリで10分くらい進み、海沿いに出ました。
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いやぁ、これはすごい。とても海が澄んでいます。
これだけでも小豆島に来てよかったなと思いました。
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奥に見えるのは乗ってきたのと同じ四国フェリー。小さい方は高速艇ですね。
高速艇に乗ると40分くらいで着くみたいですが人しか乗せられないうえにちょっとお高いので急ぐ用事じゃ無ければフェリーでいい気がします。
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美しい海岸沿いをサイクリング。いいぞ~コレ
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時折船が通っていきます。
小豆島にはいくつか旅客船の発着する港がありますが、土庄港はその中でもダントツの発着数を誇っているため自ずと行き交う船も多くなるわけです。
やってきたのはjR九州のデザインで有名な水戸岡鋭治デザインの新造船「おりんぴあ どりーむ」みたいです。
今年4月に登場したばかりのようです。乗ってみたいなぁ。
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用途は分かりませんが、猫の絵が描かれたアーティスティックなやつがありました。
芸術の島として注目されていますが、これはそれより前からある雰囲気ですね。
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山道も結構スイスイ進めます。アシスト機能ありがとう。
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漕ぎ始めてから約1時間、有名とは聞いていたもののろくに下調べしていなかったエンジェルロードにつきました。
ここはいわゆる陸繋砂州のようで、潮の満ち引きの時間によっては砂州が水没するらしいです。
調べずに来たのでどうかなぁと思っていましたが、ちゃんと渡れる状態で一安心。
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ここには上から眺められる展望台があります。ここからの景色がいいんですよね。
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これですよこれ。この風景の写真を見て小豆島いいな行きたいなってなったんです。
展望台ってことでどうしても同じ景色を辿るだけにはなっちゃいますが、海がほんとに透き通っていて綺麗でした。
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暑いのでここのお土産屋さんでオリーブサイダーを購入。
すっきりしていておいしかったです。
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さて、その後は世界一狭い海峡、土淵海峡へ向かいました。
ギネスブックにも認定されたという世界最狭の海峡です。どう見てもその辺の川にしか見えませんが。
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分かりやすくするために地図を用意しました。
島の面積は19位とそれほど大きそうに見えませんが、橋や空港がなく完全に船でしかたどり着けない島としては日本最大の大きさを誇るそうです。
先程一周してきたのが左側にある前島。
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前島というだけあって小豆島とは一応隔たれており、その最狭部が土淵海峡というわけです。
実際はこの通りほぼ一体となっており、特に区別する必要があるとき以外は前島も含め小豆島として呼ばれているのですが。
おなかが減ってきました。土庄港に近いところまで戻ってお昼にしました。
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どこにしようかなぁと思いましたが、観光案内所に併設されたようなところで食べるくらいならちゃんとした製麺所で食べようと思い「銀四郎めん」さんにやってきました。
場所は土庄港の目の前、歩いても5分程度で着けそうです。
小豆島といえばオリーブ、そしてそうめんが有名な島です。
そうめんを作るには、小麦、水、食塩(≒海水)が入手しやすく、乾燥させるのに適した土地であることが大事みたいです。
この日は5月なのになんか急に気温が上がった日。小豆島は32度を記録しました。あつい。
こんな日に食べるそうめんは最高に決まっていますよね。
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オリーブを練りこんだオリーブ麺というのもありましたが、シンプルなそうめんにしました。
製麺所のちゃんとしたそうめんですがお値段たったの500円。いや、安い。
暑さもあって最高に美味かったです。なんだこれはめっちゃうまい。
とてもコシがあって、のどごしがよくて、うまい!
今までそうめんっていうのは、暑くて夏バテでなんも食べたくねぇ…って時に仕方なく摂取するものという印象でしたが、一気に見方が変わりました。
小豆島は伝統的な製法で作られた手延べそうめんが作られているそうで、かなり手間暇かかっています。
調べるまで知らなかったのですが、そうめんっていうのは一つの生地を裁断することなくひたすら細く伸ばして作られているみたいです。
そのため、繊維方向が一定になってなんかおいしくなるみたいです。
ただ、近年機械生産されるものは蕎麦みたいに細く切って製造されているものも多いそうで、手間のかかる手延べそうめんは高級品になりがちなんだと思います。
また、伸ばすときに油を塗る必要があるそうで、どんな油を使うかによってブランドごとの差が出てくるみたいです。
小豆島では胡麻油を使用するのが特徴みたいです。
そうめんといえば播州、三輪、そして小豆島の3箇所がとくに有名みたいです。
これから暑くなる季節ですし、そうめんを目的にお出かけするのもいいかなぁと思いました。
それにしても、本場のそうめんは最高に美味かったです。
小豆島といえばそうめん、これだけとりあえず覚えていただければ幸いです。
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さて、おなかも満たされたので進みます。
街中にはいろんなところに瀬戸内国際芸術祭の作品に関する地図が掲げられています。
よくわかりませんが大きめな通りに沿って池田港方面を目指します。
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その途中で見つけた貨車倉庫。ワラ1とワム80000が1両ずついました。
ワムハチだけじゃなくワラ1がいるっていう時点ですごい感じはしますが、そもそもの話運ぶのも大変そうな離島にも貨車払い下げ倉庫が流れついているというのには驚きました。
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アシスト機能をぐいぐい効かせて坂を上ってきました。ちょっと疲れた休憩。
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遠くにでっかい仏様が見えます。加賀温泉のやつが頭に浮かびました。
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この休憩所を越えるとすぐに土庄町を出て小豆島町に入ります。
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その先少し進むと人が多い観光地っぽいところに出ました。
中山千枚田というところだそうです。
この傾斜地でも稲作を営もうと思った先人はすごいなぁと思います。
こういう風系がすでに芸術です、いいところに来た。
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道なりに進んでいくと、不思議な廃トンネルを発見。
距離的には100m程度の距離に感じました。すれ違いができない狭小トンネルで距離も短いので新しい道を横に作っていらない子扱いしたみたいな感じですね。
千枚田があるくらいまで無駄に高度を上げて進んできたので、そこから一気に坂を下ります。
電動アシスト関連のモニターでスピードメーターを表示させることができるのですが、40km/h近く出してすっ飛ばしていくのが楽しかったです。
ただ、カーブ手前で怖かったので速度は節制すべきだと思いました。
(自転車に速度制限はないですし道路の制限速度40km/hも超えていないので大丈夫なはず)
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やってきたのは池田港付近の海岸。やっぱ海はいいなぁ。
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反射してキラキラした感じの海、綺麗。
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ちょうど池田港から高松港に向けて船が出ていきました。
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あれ?と思って拡大してみましたが、やっぱりおかしいです。
フェリーひなせと書かれています。
日生と小豆島の北側にある大部港を結ぶ瀬戸内観光汽船と違い、池田港から高松へ向かうのは国際フェリー。
何でこんなことが、と思ったら同じグループなんですね。
新岡山港~土庄港で四国フェリーと共同運航を行っている両備フェリーも同じようで、検査などで離脱している期間は融通しているみたいです。なるほど。
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海沿いにまただんだんと勾配が出てきます。
こういう高台からの海の景色もいいですよね。
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何度目かの照会になりますがやっぱり海が綺麗なんです。
ここは砂浜の雰囲気もあって特によさみでした。語彙力…
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小豆島にも道の駅があるのはとても助かります。
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ここの道の駅では、この前橿原で乗ってきたTwizyが借りられるみたいです。
しかし、2台とも出払っていました。最初から乗るつもりはなかったですがちょっと見てみたかったかなぁと思いました。
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ここでは美味しそうなパスタソースが売っていたので購入。
茹でたパスタにかけるだけで美味しいっていうお手軽なやつで使いやすいやつでした。
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そんな感じの小豆島サイクリング。
1回じゃ収まりそうになかったのでこの辺で区切らせていただこうかなぁと思います。
<つづく>
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↑バスの同人誌です。
(おまけ)
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顔出す位置そこでいいの…