motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

GTX-Aと釜関フェリー

2024-12-24 13:20:00 | 旅行

時間を置きすぎている韓国旅行記、今年中にまとめてしまうことにします。まだまだ書くべきことがあるので記事化を見送ることはできないなと思いまして。
2泊目の東横インで今回は朝食を食べられました。手軽に韓国料理を食べられるのが本当にありがたいです。

何となく乗った列車が龍山急行だったためソウルの手前龍山で終点となってしまいました。仕方がないので龍山から京義中央線に乗車。
奥のほうに高床の郊外列車「ITX-青春」が止まっているのが見えます。ダブルデッカー中間車が印象的で乗ってみたいなぁと思うものの今回は乗りません。


電鉄線なのに15分間隔だったりと本数が少ない京義中央線。待ち時間でKTXイウムの通過も撮れました。


玉水駅でオレンジ色の3号線に乗り換え、ソウルの東の高速鉄道ターミナルがある水西(スソ)にやってきました。


(※この地図では3号線は省略しています)
京釜高速線は天安牙山・光明を通り衿川区庁からソウルに向かうのですが衿川区庁~ソウルの約17kmは在来線走行となるため速度が出せません。
これを改善する目的で作られたのが水西平沢高速線。平沢芝制(ピョンテクチジェ)・東灘(ドンタン)を通って水西(スソ)に至ります。
水西はソウルの東部、江南にほど近いものの何とも言えない立地な印象はあります。ソウルからも1時間ほど時間がかかります。


ここに2024年3月に新たにできたのが首都圏広域急行鉄道「GTX-A」です。これに乗りたくて水西まで来たのです。
現状まだ暫定開業で利用者がそこまでおらず、広大なGTX-Aホーム上のスペースに展示がされていました。
このGTX-Aというのは広域“急行”電鉄の名前の通り、従来の広域電鉄よりも速達性を重視する地下鉄路線となっています。
現在開業している水西~東灘の約22kmの区間は全区間がすでに開業している水西平沢高速線を活用した区間です。
また、将来的には水西から延伸、ソウルを通って雲井方面まで向かうことが出来るようになります。


この日は16時頃に釜山につく旅程なのでGTX-Aに乗りたいのならば水西~東灘で乗車し東灘からは釜山行きの高速鉄道SRTに乗るのが一番スムーズで早い選択肢です。
ただ、SRTはKTXと比べて安いため当日に現地に行っても残念ながらもう席は残っていません。ネット予約をしようとすると韓国の住民登録番号の入力を求められるため外国人の乗車は困難です。


そんなSRTですが、東灘までの1駅だけであれば空席をゲットすることが出来ました。
東灘まで乗車しGTX-Aで駒城(クソン)に戻り水仁・盆唐(スンイ・ブンタン)線で京釜線の水原に抜けるルートで乗車していきます。


SRTに使われる当初湖南高速線のKTXダリアンの車両。クリーム色ベースでKTXと大きく異なる塗装をしていますが車内はKTX山川とほぼ同じです。


1駅だけ乗車し東灘駅で下車。GTX-Aが開業した今でも意外と1駅だけ乗車する人っているんだなと驚きました。まあGTX-Aの本数少ないですからね…


この駅は大深度地下に設けられているためとんでもなく深い場所に駅があります。
ホームがあるのはなんと地下6階、構内図で階段・エスカレーターの主張が激しくなっています。


この駅の構造は光明駅に似た構造で、真ん中に通過線があり外側に高速鉄道の発着線(光明駅と異なり1線のみ)、さらに外側にGTX-Aの電鉄線ホームが設けられています。
このため両外端にあるGTX-Aは降車ホームと乗車ホームが分かれています。ここも光明シャトル同様にどこかへ引き上げてから折り返すのでめんどくさそうです。
ちなみに水西駅は駅手前で分岐し駅自体が分かれているため問題はないようです。




こちらがGTX-Aのホーム。電鉄線のよくあるホームと同じくスクリーンドアが設置されています
向かい側にはSRTのホームがあり連絡会札も設けられています。段違いのホームは韓国内でよく見かけるのでそんなに違和感はありません。


スクリーンドア越しにGTX-Aのお顔を撮影。高速走行するため流線形の前面となっています。


車内はいたって普通の電鉄線といった雰囲気。暫定開業で現在30分に1本程度しか列車が走っていないのと昼頃というのもあってか11:12発の列車は1両に2名程度しか乗っていませんでした。撮影がしやすくて助かります。


ドア上の路線図はこんな感じ。開業前の区間も既に表記されています。


普通の雰囲気でしたがドアが閉まると違和感が仕事をし始めます。高速走行に耐えられるように新幹線に用いられるような気密構造の片開きドアが1両当たり片側3カ所設けられています。




全区間地下線ゆえにあんまり速さを感じることはありませんが速度計を見ると170km/h出ているんですよね。
特急はくたかやスカイライナーよりも速い速度で爆走する地下鉄なんて面白すぎます。最高速度は180km/hと紹介されているので残りは回復用とかでしょうか?
高速走行アピールのために速度計を見えるようにしているのは分かってるなぁという感じがしました。


ドアの開き方が地下鉄とは思えません、すっごい。

さて、ここからは簡単な紹介のみで終わろうと思います。




流線形と釣り目ライトがかっこいいITXセマウル号で水原から太田へ。前に乗った時は立席で潰されていたのでちゃんと乗るのは初めてだったのですが、走行中の新道がやたらと大きい印象がありました。




大田からはKTXに乗り換え、最後は贅沢に特室利用にしました。


特室の楽しみといえば無料サービスのスナックだよなぁと思っていたのですが一向にやってきません。
とりあえず無料水ペットボトルの自販機だけ貰いに行こうと思ったらその向かい側にセルフサービス形式で置かれていました。
内容は5年前と変わらずナッツ1袋とチョコチップクッキー2袋でした。いつかはSRTの特室にも乗ってみたいものです。


途中大邱ではつい最近12/14に開業した(訪問時はまだ未開通)大邱圏広域鉄道の車両がたくさん置かれているのを見られました。
今までの電鉄線は最小単位が4両編成でしたが大邱では2両編成が新たに採用されました。あと奥のほうには何かの前面モックアップらしきものが見えますね。


釜山駅に到着。今まで韓国旅行では毎回釜山からスタートしていたので帰ってきたなぁという感覚があります。




さて、釜関フェリーの星希で下関へ向かいます。出港が21:00なのに旅客受付を終えるのが17:30なのはどうにかならないんですかね…
19時ごろに乗船開始となりました。






やはり夜の釜山はいいものです。広安大橋を潜るのを見届けてお部屋へ、今となっては珍しくなった2等雑魚寝にしました。




最後は5,000円相当のJ-WESTポイントで山陽新幹線が乗り放題のおかしいきっぷで帰りました。
この手のきっぷでよくある指定席交付6回までとあったので席を押さえようと思ったところ何故か普通車指定席だけでなくグリーン車指定席も選択できてしまいます。
確かに券面を見るとグリーン券とも書いてあります。5,000円で新大阪~博多をグリーン車で3往復できるの流石におかしいですよ…


私は小倉~新大阪の片道のみの利用でしたが既に元が取れているのは言うまでもありません。

そんな具合で最後は駆け足となりましたが韓国旅行記はこれでおしまいとなります。
5年ぶりの韓国鉄道旅、かなり大きく変わっていて面白かったです。今後もどんどん新線が開通するので定期的に訪れたいなあと思っています。


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コミケに出ます。よろしくお願いいたします。



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[平沢循環]洪城の循環列車に乗る

2024-11-08 23:31:50 | 旅行

なんか急に連休が入ったので約5年ぶりに韓国へ行ってきました。コロナ渦後初めてです。
調べてみると、数年で韓国の交通事情は急激に変化していることが分かりました。
そんな中でもつい最近新規開業した路線があるようなので折角ならその路線に乗ろうということになりました。

今回は中部国際空港から仁川国際空港までチェジュ航空を利用しました。
韓国入りするのは今回で4回目ですが一番メジャーであるはずの仁川空港路利用するのは初めてです。

博多港→釜山港/釜山金海空港→関西空港
下関港→釜山港/釜山港→博多港
大阪港→釜山港/釜山港→博多港


こんな具合でおふねの利用率がかなり高いので。というか今までは全て釜山を発着していたので(ほぼ)直接ソウルに行けるというのは新鮮でした。

行きのチェジュ航空は3列シートの窓側だったのですが、隣の席に座っていた韓国人の青年がヨックモックのシガールみたいな筒状のクッキー菓子をあなたもどうぞとジェスチャーで分けてくれたのがびっくりしました。国際線の狭い機内で隣の人にお菓子分けてあげられるのすごい…!おばちゃんとかならまだわかるものの。
あいにく手元にお返しできるものがイチゴの飴ちゃんだけだったのが申し訳なかったです。ありがとうございます。


仁川空港第一ターミナルからソウルへ向けて空港鉄道A'REXの直通列車を利用。紙のきっぷで座席番号が指定されます。
空港駅では直通列車と一般列車では完全に改札が分離されており、紙のきっぷのQRコードで改札を通る直通列車と異なり一般列車は首都圏電鉄ネットワークの他路線と同じくICカードで乗車する形態をとっています。


直通列車用ホームに止まっているのは水色塗装の一般列車。




京成電鉄の成田空港駅みたいに縦列で区画を分離しているのですが残念ながらホームの長さが足りず、1両と少し分はドアカットをすることで対処しているようです。


ホームの長さが足りない割にすぐ隣にはもう使われることが無くなってしまった仁川空港直通KTX用の低床ホームが眠っているんですよね。これを高床にしてホーム分離できたら良さそうなものですが…


通勤型みたいなお顔と外観ながらしっかりとしたリクライニングシートが並ぶ車内。なかなか快適でした。






ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)の東横インに宿泊。韓国は各地に東横インがあるのが本当に助かるんですよね。




永登浦の街をうろうろしてみるとゲーセンを発見。私が普段やっているオンゲキは無かったもののmaimaiやチュウニズムが置かれていました。


こういった音ゲーは1クレジット分遊ぶと都道府県称号をゲットできるのでもしかして海外限定の称号があるかもとやってみましたがそんなものは特にありませんでした。残念。
因みに日本では1クレジット100円のため硬貨投入口が筐体についていますが、韓国でほぼ同額の1,000ウォンは紙幣。どうするのかと思ったら500ウォン硬貨への両替機が店内にあり2枚投入で1プレイできるような仕様になっていました。なるほど。


晩御飯はコンビニで適当に買ったお弁当。シンプルですが韓国らしい麦飯(ポリバッ)とピリ辛のお肉が美味しかったです。


〈翌日 11/4〉

オタクの朝は早い。永登浦7:01の列車で洪城(ホンソン)へ向かいます。
東横インの朝食は7時からなので残念ながらパスとなりました…
今回は珍しく同じ宿に2泊したのででかい荷物は全部置いて身軽に行動。
キャリーケースが嫌いなのでクソデカリュックサックを使っているのですがこうやって宿においておけるのは助かります。まあまだ来たばっかりで何も入っていないのですが。




やって来たのは在来線の最新型車両、ITXマウム号。
塗装はITXセマウル号と同様の赤とグレーを纏っています。かっこいい。
今後客車列車のムグンファ号を置き換えていくため鉄道ファン的には敵視する方のほうが多いのかもしれませんが、個人的には新しいもののほうが好きなので…
この車両が特徴的なのは郊外鉄道の低床ホームと都市鉄道の高床ホームの双方に発着できること。前からヌリロ号では採用されていましたが今回その機構を本格採用した感じがします。
なおヌリロ号では出入口の床が下がって階段状になる特殊な機構でしたがITXマウム号は単純な外ステップでの乗降です。




客室内はこんな感じ。ムグンファ号やITXセマウル号など在来線列車は今までテーブルが無いのが当たり前でしたが、ITXマウムではKTXと似たような形状のテーブルが備えられています。この違いは小さなことでありながら結構思い切ったことなんじゃないかなと思います。


ITXセマウル号でも壁側にコンセントが設けられていましたがITXマウム号は肘掛けの下に移っています。通路側の人にとってはこっちのほうが助かりますね。
それよりも外国人旅行者として嬉しいのはUSB充電口の設置。素晴らしい。変換端子なんて持っていないのでこれがあるのは助かります。




列車は天安で京釜線から長項線に入り洪城へ。


さて、今回紹介する辺りのざっくりとした路線図がこちら。
11/2のダイヤ改正での要点をまとめると

・長項線 新昌~洪城 電化
・西海線 西華城~洪城 新規開業
・平沢線(貨物線)の電化・旅客化 倉内信号場~安仲新規開業

といった感じになります。

2019年頃にはヌリロ号が担っていたソウル~長項線温陽温泉・新昌への系統を延長したようなのが今回乗車した列車。
当時は電鉄線として電化されている新昌までを運転区間としていたわけですが今回洪城まで電化区間が延長されました。
ヌリロ号が2020年に撤退してから長項線は益山まで通しのディーゼル機関車牽引ムグンファ号のみで途中駅止まりの郊外列車は設定されずに来ていました。


ちなみに長項線の新昌駅ですが、電鉄線用の高床ホームしかないため益山方面へ向かう列車は全列車が通過していました。そのため温陽温泉駅まで戻らなければならないというちょっと変わった状況でした。
ヌリロ号であれば双方のホームに対応できるため新昌駅に停車していましたが当時の電化区間はここ新昌まで。新昌から直接益山方面へ行くことが出来るのは初めてのことです。


ヌリロ号やITXマウム号といった特殊車両でなくても双方の列車が停車できる駅はこういった構造になっています。明確に郊外列車と電鉄線が分離されています。


洪城に到着。この列車は11/2のダイヤ改正で新設された列車のようで洪城を発着する西海線関連列車で用いるための送り込み運用を兼ねているようです。




Googleレンズはかなり助かりますね。祝開業みたいなことが書かれています。


洪城駅に居るのに洪城(Hongseong)行きの列車が出ています。妙ですね…?


少しだけ時間があるので駅周辺の散策へ。紅葉が色付いていて素敵でした。


駅前は現在整備中といった感じ、少し高台に位置しているため町のほうがよく見えます。
見える範囲にロッテマートがありますがそのすぐ近くにバスターミナルもあります。
これだけ無駄に広い土地があいてしまっているのか、実は洪城駅が2008年に現在の位置に移転しているからだったようです。


さて、駅に戻ります。ここから乗るのが新規開業区間。
こんな変な区間であれば券売機で発売保留がかかっていてもおかしくないと思っていたのですが普通に発券出来て驚きました。

洪城9:24→洪城11:31のきっぷ。明らかにおかしいですね。


今回新規開業した西海線では西華城~洪城の列車に加え、旅客化された平沢線と京釜線・長項線を経由し洪城に戻ってくる循環列車が設定されました。
こんな面白い列車の存在を知ってしまったからには乗るしかありません。


西海線ホームは高床ホームで電鉄線用のホームドアが備えられています。
将来的に西海線が全線開業した際には大谷・金浦空港方面から洪城まで直通の電鉄車両が走ったりするんでしょうか…?
先ほどと同じ編成かと思いましたが違う編成番号でした。先程乗ってきた編成は引上げ線に留め置かれるようです。


多分防音壁だらけなんだろうなぁと予想していたので驚きました。まだ開業したてなので途中駅の周辺ものどかな田園風景が広がっていました。
これがあと数年でどれだけ変化するか。西海線の部分開業だけでは効果が薄い気がしますが循環列車の設定により合徳・仁州・安仲の各駅は平沢・天安といった主要都市と直結されたため伸びるのも早そうな気がします。
まあ、本領発揮は電鉄線が開業してからだとは思いますが。






平沢線の分岐駅、安仲駅の手前で列車は一番右の線路に転線します。




西海線の本線は高床ホーム2面4線。それに対して平沢線は低床ホーム1面2線でした。京釜線系統の列車をこの駅まで運転させる予定でもあるんでしょうか。

西海線本線は全線複線。それに対しこの先の平沢線は電化こそされていますが単線であくまで連絡線といった雰囲気が強い路線です。
これだけの規模をしていますが現在安仲駅から西華城方面は1日4往復、平沢線経由の循環列車は上下3本が設定されているのみとなっています。

ちなみに平沢線ホームの後ろにたくさんの線路が見えますがこれは何なんでしょうか。
将来的に西海線を港まで延伸して米軍ハンフリーズ基地から軍港までの輸送ルートを整備するそうなのでその関連の側線なのではないかと予想しています。
元々駐韓米軍はソウル龍山に基地を設けていましたが龍山といえばソウルの街のど真ん中。これを解消するため設けられたのが平沢市のハンフリーズ基地で2017年から移転を開始、2022年に移転が完了したそうです。
そのため平沢線というのは実は新しい路線で2015年に開通しています。
貨物線の旅客転用というとどうしても昔ながらの路線を連想しがちですが全然そんなことはなく西海線区間同様に高規格な路盤が用意されています。


現在の運転本数を考えると明らかに過剰な設備ですが、これが数年後凄いことになっているんでしょうか。楽しみです。


平沢を過ぎてしまえば先程乗ってきたソウル方面からの列車と何ら変わりません。ぐるっと回って洪城へ。


長項線からやってくると低床ホームにつく構造のようです。
ここで皆様お気づきでしょうか、この列車は道中で一度も方向転換をしていません。そのためこの列車をこのあと西海線→長項線周りの循環列車に入れてしまうと先程乗ってきた列車と編成の向きが逆転してしまいます。
その対策がどうなっているのかまでは調査できませんでしたが、おそらく西海線→長項線で運転した後は長項線→西海線の系統に入れるなどしているのかなと思います。
今回、永登浦→洪城ではA席が、洪城→(西海線・長項線)→洪城ではD席が充てられましたがどちらも進行左側です。このため平沢~洪城のITXマウム号は列車によって編成方向が逆転しているものがあるということな気がします。






さて、無料朝食を逃し早朝から何も食べずにここまで来てしまいました。
流石にお腹が空いたので洪城から帰りの列車までの時間で駅前に見えていたロッテマートへ。セルフレジが日本語対応していてかなり助かりました。
このチキンがカリッとしていて結構おいしかったです。

洪城からは先ほどの逆回り、長項線→西海線周りの循環列車に乗車。
こんどはD席で進行右側でした。おそらくさっき乗ってきた循環列車が折り返していますね。


途中の禮山で見かけた変な見た目の客車。これは線路工事従事者用の工事車のようです。
移動型の宿泊所で走行しながら使うものではないためクーラーは家庭用のものが床下にありますし、外部と接続できそうなケーブルも見えます。
日本の国鉄に所属していたオヤ10などが類似車両なのかなと思います。


牙山に戻ってきました。2度通り過ぎ3度目でようやく降り立つことが出来ました。

さて、記事が長くなってきたので一度このあたりで分割したいと思います。
ダイヤ改正直後でフレッシュな西海線と平沢循環。マニアックな話題かとは思いますが日本では消滅した循環列車(≠環状線)に乗れるというのはかなり面白いと思います。
そのうえで洪城→洪城というベクトル量ゼロのきっぷを購入できるというのはすごい話です。

あ、ちなみに韓国にも鉄道ファンの方はいるようで全区間乗ってるなぁという方が周りにちらほらいました。安心感。


つづく。


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めでたいでんしゃ「かなた」に乗る

2024-10-25 23:51:49 | 旅行

和歌山にある南海加太線(愛称:加太さかな線)を走るめでたいでんしゃ。
今まではいかにも南海電車という顔をした7100系を改造しためでたいでんしゃのシリーズが4編成出ていましたが、新たに2024年7月から高野線ズームカー2000系が投入されました。
めでたいでんしゃは徳島県民だったころにフェリーから乗り継ぎの和歌山港線で何度か乗りましたが車内が楽しくて面白いなぁとは思っていました。
これだけではわざわざ来るほどじゃないかなぁと思っていましたが、この新型めでたいでんしゃは「かなた」と命名されたことをきっかけにホロライブの天音かなたさんとの共通性を感じて行くことにしました。


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1年ほど前にコミックマーケットで出したこちらのイラスト本、これを描いた際にはまだめでたいでんしゃかなたは登場前でした。




そんな中で何かないのかと捻りだしたのが北九州の皿倉山ケーブルカー。これも悪くはないのですが一般的な鉄道路線よりは知名度が薄いですからね…




そんなわけで描いたら行きたくなるものです。行ってきました。


和歌山市までは特急サザンで。一般車側は復刻塗装の車両でした。


特急サザンと並ぶ加太さかな線の「かしら」
ともに7100系、ともに現在の標準色と違う色を纏っています。


サザンからの乗り換えに適した時間は先ほどの「かしら」でしたが敢えて1本見送ります。
めでたいでんしゃの運用は公式ホームページで確認できるのでお目当ての車両を狙うのは容易です。非常に助かります。


正面には「かなた」のお名前を掲げています。めでたいでんしゃの先輩方も最初はお名前を掲出していたのに気づいたら外しているみたいな流れだったので、外されちゃう可能性があるならその前に新しいうちに行かねばと思ったわけです。


かなた。いいですねぇ。


車内はこんな感じ。夕方の帰宅時間帯で座席が埋まる程度に混雑していましたが終点近くの二里ヶ浜あたりからは空いてきて写真が撮りやすくなりました。




終点の加太まで乗車。10分で折り返しとなります。
加太は何度か来ましたが、めでたいでんしゃにちなんだと思われる「め」のオブジェって前からありましたっけ…?


帰りは2両編成のうちのもう1両に乗りました。床が虹色だった加太方の車両と異なり和歌山市方の車両は古代の生き物が多く描かれています。




加太→和歌山市は流石に空いていましたが八幡前を過ぎるとちらほら乗ってこられました。


めでたいでんしゃの楽しい形をしたつり革、この空間にちょこのっとのかなたんが綺麗に収まります。


素敵なでんしゃでした。かなたの登場で加太さかな線はめでたいでんしゃだけで回せるようになったんじゃないかなと思います。
一般色が来るとあちゃーとなりそうなのでいいことなのかなと思います。


かなたはデビューして3か月と比較的新しいためまだグッズが全然出ていません。他のめでたいでんしゃはグッズがあるのでそのうち出るんだとは思いますが…
そんな中和歌山市駅の改札付近に置いてあるガチャガチャのラインナップにかなたがいました。


全10種の中で欲しいのはかなたの車両のアクリルスタンド。1/10なんで期待せずに回してみたところ1回でお目当てを引くことが出来ました。
ただこのアクスタ、ちょっと透けすぎている気がします。今度裏から白色のシールを貼ってみようかなと思います。


この日の晩御飯は和歌山ラーメンの井出商店。JR和歌山駅の近くで南海の和歌山市駅からは離れていますが折角なら有名店に行きたいと思ったためHELLOCYCLINGを活用して行ってきました。
店に入る前から周囲に漂う強烈な豚骨臭、美味しかったです。

〈翌日〉


この日は朝から沿線の撮影に繰り出しました。
ここは1日数回しか列車交換に使用されない梶取信号所。紀ノ川~東松江にあります。




続いて中松江駅。赤色の「さち」と行き違います。




最後にやって来たのは東松江駅付近の土入川橋梁。鉄道のすぐ隣に道路が通っていて列車を間近で捉えられます。


いい感じでした。他のめでたいでんしゃの側面は単色なのに対してかなたは虹色なのでサイドビューを狙ってみるのもよかったかなあと思いました。

〈おまけ〉


🌲



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うちわが欲しくて宮城県へ

2024-07-23 22:09:40 | 旅行


7月17日から名取さな×ほっともっとのコラボキャンペーンが実施されています。
私も初日にポスター見たさに近くのお店へ行って「魅惑のガーリックほっとチキン」を買ってきました。美味しかったです。


因みにキャンペーンの一環で一部店舗ではうちわのプレゼントがあります。対象店舗は…宮城県全店・茅場町店(東京都)限定

東京住まいのオタクにお前初日並んできてくれやと頼んだのですが関東の🍆のオタクが一気に押し掛ける形となったため初日わずか90分ほどで配りきってしまいゲットならずでした。


よし、宮城行くか。

その後一番近い休みの日、7月19日に速やかに宮城県へ。


仙台市内のほうが店舗数は多いと思うのですがその分人も多いと思い、宮城県に入ってすぐの白石の店舗へ向かうことにしました。
あんまり降りることのない新幹線白石蔵王駅。開業時から変わっていなさそうな駅外観がいい感じです。


白石蔵王から白石駅は歩いて20分かからないくらいの距離です。ちょうどその道中に目的地のほっともっと白石東町店があります。計画は完璧。


来たわね。


…と思っていたのですが。なんか貼ってありますね。配布終了…?


宮城県内なら店舗数がたくさんあるためすぐ入手できると思っていたのでここで急に焦り出します。うーんどうしよう。
とりあえず店舗滞在時間を削れたため白石から仙台方面の普通列車の1本前に間に合いそうです、走って駅へ向かい何とか間に合いました。

間に合ったはずなのですが…


改札口手間の1番線に福島方面からの先発仙台行きが到着するとほぼ同じ(30秒くらい前)に向かいの2番線に仙台方面からの白石止まり折り返し次発仙台行きが入ってきました。慌てて2番線に向かったもののあまりに様子がおかしかったのでそこでようやく気付き時すでに遅しということになりました。おばか。

結局元の時間で向かうことになりました。

この先でほっともっとが徒歩圏内にある駅は大河原、船岡、岩沼、名取と続いています。
ただやっぱり名取に行きたいなぁというのと、この前日時点でまだ在庫がある旨のツイートを確認したので名取大手町店に賭けました。


行ってみましたが、配布終了ポスターが掲げられていました。おしまい。
時刻は既に18:25。早く行かないと…




ただ、何も考えずに名取に来たわけではありません。名取までの途中駅のほっともっと可能性駅をスルーして名取に来ましたが名取まで来るとタイムズカーシェアのステーションが成立するくらいには栄えています。これを考慮しやって来たわけです、さぁドライブだ。

19:11 ほっともっと名取美田園店
例の配布終了ポスターが無かったため期待しつつ店員さんに尋ねたところ「ついさっき終売」と…

19:36 ほっともっと袋原店
北へ1駅ほど進み南仙台駅のほうが近い位置です。車なら効率的に回れるのがありがたいことです。




ここでようやく念願のうちわをゲット。
まだ残っていますか…?とお聞きしたところあと5枚だけありますとのことだったのでチキンを2つ注文。
うちわが欲しくて名古屋から仙台までやって来たのに何の成果も得られませんでしたでは帰れません。危ない所でした。本当によかった。


とりあえず車内でチキンを1つ食べちゃいます。魅惑のガーリックほっとチキンという商品名の通りガーリックが強く効いていてやっぱり美味しいですね。
※カーシェア車内備え付けの消臭剤を噴霧してから返却しました。

 
さて、名取駅で車を返却してから列車に乗ります。

この日は金曜日で仙台周辺のホテルはどこも高騰していました。翌日の行動や宿の値段を考慮した結果この日の宿は福島県の南端、新白河の駅前に確保していました。
ほっともっとにここまで苦戦すると思っていなかったのですが、名取駅から新白河へ向かうためには20:30の仙台行きに乗らないと間に合いません。
なんとか4店舗目でうちわを入手できたからよかったものの、ここがダメだった場合宿を無駄にして夜な夜な仙台周辺のほっともっとを巡ることになっていたと考えると恐ろしいことです。


名取駅20:21発の仙台行きで仙台へ向かい新白河に止まる上り最終のやまびこ68号に乗り継ぎます。


何とか間に合いました。綱渡りだ…
まあ名取もオリジナルソング中で「限界ツアーだ!サイコーなTripper」と歌っていますからね。

名取さな - モンダイナイトリッパー!【オリジナルソング】


うちわ欲しすぎるとなって3日後に宮城県行くゾと綱渡り旅程を組んじゃう異常行動からしか得られない栄養は、あります。




この日の晩御飯は名取のPOPの隣に同じ背景色で並んでいて旨そうだなとつられたほっともっとのスンドゥブ弁当。普通味と辛い味から選べます。
辛いものが得意じゃない人なので普通のほうで、ごはんは大盛りにしました。
これがちょうどいい辛さでお弁当屋さんのクオリティの期待値を軽く超えてきてびっくりしました。
あと、スンドゥブ弁当は専用でレンゲ型の専用スプーンが付いてくるのがオモロでした。よくあるプラスチックスプーンよりも食べやすくていいなと思います。

ちなみに、仙台から新白河までは新幹線で約1時間。
これだけ時間があって手元にお弁当があるのであれば車内で食べちゃいたいところですが食べられなかったのは選んだのがスンドゥブ弁当と魅惑のガーリックほっとチキンだからですね。この組み合わせを車内で食べようもんなら新幹線551問題の非じゃないほどのテロ扱いされてしまいます。


翌日。新白河駅前の朝です。
日本で唯一新幹線駅が存在する駅、西郷村の看板が駅前に掲げられています。


この日もタイムズを借ります。本当に助かります。




名取さなコラボ第2弾が始まってからは初めて、第1弾の時を含めると3回目の那須どうぶつ王国入りです。
初回は那須塩原駅からタイムズ、2回目は新宿からのバスツアーだったので新白河からの道は途中まで走らないはずなのですが…何故か既視感があります。

何故かと思ったらHELLOCYCLINGを使って国道4号線を漕いでいたからなんですね。なるほど。






那須どうぶつ王国、何度行ってもいい所でした。今まで参戦できていなかったショーの「ザ・キャッツ」を見てきましたがあれはかなり良かったです。イエネコって芸を覚える印象が全くなかったのですがすごくちゃんとしていて見ごたえがありました。
なお、バードショーの「ブロード」は小雨が降ってきてしまったので中止になってしまいました。また来るぞ…


スナネコ。起きているときは休む間もなく走り回っているので意外と撮影はこんなんです。一瞬立ち止まってくれたタイミングで。


マヌルネコ。この子を目当てに来るって方も多いのかなと思います。マヌルネコのうた、いいですよね。


あとはサモエドのアカネちゃん。かわいい。

さて、そんな感じで那須どうぶつ王国を楽しんだ後新幹線で名古屋へ帰りました。



数日後(本日)、きっぷの残りを使ってきました。


実は初めて乗るHC85形。結構楽しみです。




走行中にはハイブリッド車のアピールもなされています。案内上必要なものではありませんがこういうのは好きです。


多気で乗り換え、紀勢線普通列車であと2駅進みます。








以前から来たい来たいと思っていた佐奈駅にようやくやってくることが出来ました。


ただ、家にアクスタやぬいぐるみを置いてきてしまいました。しまつた~。
仕方がないので手元に唯一合ったグッズ、スマートフォンのカバーに挟んでいた那須どうぶつ王国のステッカーで写真を撮ってきました。




名取市と違って、こちらは平仮名表記の看板がほとんどないため思ったよりも冷静に街歩きが出来ました。


佐奈駅のすぐ近くを通る国道42号線には松阪駅とVISON・道の駅奥伊勢おおだい(=三瀬谷駅前)を結ぶ三重交通の路線バスが走っています。
実はVISONの最寄り駅である佐奈駅。街歩きで郵便局とか神社のほうに行ったりしなければ割とスムーズにバスに乗り継いでVISONへ向かうことが出来ます。


当初はVISONまで全区間歩いていこうと思っていたのですがこの時期に屋外を1時間も歩いたらダメですね…






井戸谷バス停周辺で紀勢線の写真を撮っていたらいい時間になったのであとはバスで向かいました。






多気に出来たなんかお洒落な温泉複合型リゾート、VISON
湯の山温泉のアクアイグニスと同じ会社がやっている施設です。2021年に施設がオープン、すぐ横を通る伊勢自動車道に多気ヴィソンスマートインターチェンジが設けられるなどかなり気合の入った整備をされています。


やたらおしゃれなシェフのなんたらとかそういうのは分からんしなぁと冷やかしのつもりで行きましたが、あずきバーでおなじみの井村屋がやっている直営和菓子店を発見。
やたらと上等な冷たいわらび餅を頂きました。暑い中歩き回っていたので甘未が効きます。最高。

その後せっかくならVISONの本草湯に入っていくかと思ったのですがバスの時間なども考えて見送りました。
松阪駅行きの路線バスが1時間に1本ほどあるのでそこまで不便なわけではありませんが。
なお、本数は少ないものの名古屋直行の高速バスもあるので時間さえ合えばこれが一番楽なのかなとも思います。

おわり


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北条鉄道の記念列車を撮りに

2024-07-01 18:47:00 | 旅行
前回記事の続き、大阪発広島行きサイコロきっぷの帰り姫路で新幹線を降り並行在来線の加古川駅で前途放棄、乗り換えて加古川線粟生駅までやってきました。


今回目的にしているのが北条鉄道で運用されている国鉄型気動車キハ40。
正直これだけなら四国住まいの頃に飽きるほど見ていたのですが、この木同社に有志の有償ヘッドマークが掲げられているとのことでやってきました。
※掲出は6月末まで、現在は終了しています。


車内の中づり広告にもあります「白上フブキ活動6周年記念列車」
敢えて白神山系のお膝元である五能線を走行していた車両にこのマークを掲げようというのが鉄道趣味目線でも流石やなぁと思うものです。






まずは終点の北条町まで乗車。列車は割とすぐ折り返しになります。


折り返して粟生へ。軽快気動車との並びがかなり徳島を感じていいものです。


ところで、北条町駅は初めて来たのですが、片側1面のホームからスロープで繋がる駅舎や線路の先にある背の高い建物の雰囲気がどことなく境港駅に近い雰囲気だなと思ったりしました。






その後、撮影はどうしようかと考えたのですが適当に歩きながら駅間で北条町行きを撮影し折り返しの粟生雪に乗って数駅移動の流れを繰り返すことにしました。


約1時間の間に長駅まで歩いてきました。なかなかレトロな駅舎です。




長から乗車、2駅先の法華口まで向かいます。




車内を見てみるとJR東日本時代の痕跡が随所に居残っています。こういうのがいいんですよね。




法華口駅。ここは比較的最近ホームが増設されました。
それまでは北条鉄道線内は1閉塞で列車の行き違いが出来る箇所が一切ありませんでしたが増設したことでラッシュ時間帯の増発が可能になりました。


この設備と同時に導入されたのがこの閉塞装置。票券指令閉塞式という新たな方式が導入されています。
今までのスタフ閉塞で用いられていたタブレットキャリアに収められたスタフを用いる代わりにICカードを用いています。
全国で用いられている特殊自動閉塞の車上子を導入すればええんではと思うのですがメーカーの生産が終了してしまっていることからこう言った新技術の採用に至ったのかなと思います。


交換設備の増設に伴い使われなくなったホーム部分を通り過ぎて列車は走っていきます。


駅間で撮影しながら東へ。結局このあと粟生駅まで歩きました。
いい感じにヘッドマークを際立たせて写真撮影ができて楽しかったです。企画された方々に圧倒的感謝。

そんな感じで撮影を済ませ帰りました。

おわり



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