motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

プラレール ITXセマウルを作る

2021-05-16 16:17:30 | 日記
パンデミックの影響で旅行の自粛が求められ息苦しいこの頃。
国内旅行はあくまで控えるようお願いされているだけなので密を避けておでかけしていいと思っていますが、海外はそうはいかないわけで。
本来であれば昨年夏にはクイーンビートルの初便で釜山へ行く予定だったんですよね。あとウラジオストクも行きたかったんですが暫くいけないですね…
テーマパークのパスポートと同じで元が取れないので有効期間の延長とか払戻とかしてほしいところですが、そうもいかないですよね。

で、今一番行きたい海外といえば韓国なわけです。
既に3度訪問していて親近感がありますしね。


そんな韓国の鉄道で一番有名なのは高速鉄道KTXかと思います。
TGVタイプのこちらではなく韓国独自のITX山川のほうが印象的かもしれませんが、毎回釜山から韓国入りする私としてはKTXはTGV顔で山川はSRTなんですよね。
見かける機会は多いものの未だに乗車出来ていないSRT。そもそも山川型に乗ったこともないので乗りたいんですけどね。


タイトルからもばれているかとは思いますが、私が韓国の鉄道車両で一番好きなのは在来線特急であるITXセマウル号。
赤と黒の色遣いと高速鉄道顔負けの流線型ノーズがすごくいいですよね。韓国初訪問時は全然下調べしていなかったので新しい高速鉄道用車両だと思い込んでいました。

行けないなら作るまで(?)ということで絶対に製品化されないであろうITXセマウルの210000系電車をプラレールで制作していこうというわけです。


プラレール改造系の動画を見ていると、種者のモールドを削ったりドリルで穴あけをして…と大変そうです。
プラ板からの自作も考えましたが加工のしやすさを考え、ダイソーで5枚入りの工作用紙を買ってきました。
まずはここにイメージ図をざっくり書いておきます。
単純な箱型なら楽なのですが今回の車両は流線形なので横からと上からの図を書いてええ感じにするわけです。


前後のお顔があまりに違った時の作り直しも考え、先頭車両はノーズ部分と客室部分で分割して作ることにしました。
側板は基本的に厚紙1枚で強度は十分そうです。窓枠の周りは不安なので裏から1枚貼り合わせております。
なお、この時は気付いていなかったのですが韓国の近郊列車って低床ホーム発着なのでステップ付き。ドア枠下部を切り取って修正しています。


内側からはモーター類に干渉しないように補強を入れておきます。こっちから見ると工作用紙感が凄いですね。


屋根上の筒状の機器とかワイパーとかを作り込んでいきます。

ノーズ部と客室部分の屋根の差はどうしたものか…
一旦は左側のように柱を立てて上から用紙を被せる予定でしたが、結局隙間埋めに使うことから紙粘土で成型することにしました。


隙間とオデコに紙粘土をもって乾燥させます。だんだんそれっぽくなってきましたね。
乾燥させる間暇だったので、小物パーツとして釜山駅の駅名標も作りました。低床のホームは作るか迷いましたが場所を取るのでやめました。
終端部付近が陸上のトラックみたいな赤褐色をした釜山駅のプラットホームって結構特徴的なので作ってもよかったのですが。




ちなみにクーラーはこんな感じで、六角柱の前後に曲げたパーツを取り付けたうえで四隅を紙粘土で埋めることで再現しています。


乾燥後、まずは下地塗料としてMr.ベースホワイト1000を筆塗りしておきます。
これを塗ることで厚紙や紙粘土の表面がつるっとした塗料でコーティングされるみたいです。


塗装が苦手すぎることに定評のある私。多少のムラは別にいいやと全てペン塗料で済ますことにしました。ガンダムマーカー万歳。
塗っている途中で成田エクスプレスっぽいのが誕生しました。


ノーズに黒を入れると一気に引き締まりますね。うん、イメージ通り。


地味に面倒なのが窓下の塗り分け。グレー地に黒色のストライプ模様になっています。
何本程度ストライプを表現するか迷いましたが、2mm幅マスキングテープで表現できる2本にしました。




そんなわけで、完成しました。ITXセマウル210000系電車です。


雰囲気は良く出せたんじゃないかなぁと自画自賛しています。
前照灯はあわよくば電照化とかも考えていたので穴を開けていましたが、ちょっと無理っぽいなと思ったので手元にあった食品トレーで簡易に塞いでいます。
本家プラレールでもEF210みたいにライトケースごと単色で塗る例がありますしええやろという感じですね。


前後のお顔は完全に一緒、というわけではありませんが極力同じにできたかなぁと思っています。


中間車は特徴的なV字型のパンタグラフと、交流電車らしいごちゃごちゃした機器と高圧引き通し線をそれっぽく表現。
タミヤミニ四マーカーのシルバーは光り方がいいですね。クーラーもギラギラ光っています。


残念ながら家にプリンターが無いのでロゴマークも手書きとなります。
本来は両ノーズ端にもあるのであと4つ必要なのですが、そこまでする体力はなかったので中間車のみに貼り付けています。


そんなわけでITXセマウル号を作ってみました。かなりイメージ通りで満足しています。
並べて遊べる車両も欲しくなっちゃいますが、どうしましょうか…?
工作用紙でここまで作れることが分かったので、今後も何か作っていこうかと思います。ちなみに3両組み上げても工作用紙1枚しか使いませんでした。

おわり



LINEスタンプお願いします
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トヨタC+podで比叡山を駆ける

2021-05-06 20:27:49 | 超小型モビリティ

以前から気になっていたトヨタの新しい超小型モビリティ「C+pod(シーポッド)」
昨年末に法人や自治体向けに絞って販売を開始しました。
どっかで観光用のレンタルを開始してくれないかなぁと中止していたのですが、4月より滋賀県と京都府の境である比叡山でレンタルできるようになりました。
これは早く乗りにいかねば…!と思って行ってまいりました。


元は滋賀県に住んでいたものの比叡山って行ったことないんですよね。
ちょっと本題からは外れますが比叡山へのアクセス交通機関についても少し触れておきます。




叡山電鉄ってアニメとのコラボを積極的にやっていて賑やかですよね、ゆるゆりは私も読んでます。
観光列車にきららと名付けていたことも都合がよかったんでしょうかね?




出町柳駅のホームってかなり独特の構造をしていますね。
きらら号の1ドア分が乗降できなくなっていたり、1・2番線の降車ホームが極端に狭かったり。




きらら号は本来鞍馬への観光列車ですが、土砂崩れによりその手前の市原止まりとして出ていきました。
私の乗る八瀬比叡山口行は1両の電車。


鞍馬に行けなくなったことから、代わりにきらら号を八瀬に走らせているようですがうまいこと時間が合わず。
途中ですれ違った青紅葉色のきらら号は八瀬ゆきだったらしく「比叡山きらら」のマークが掲げられていました。




終点の八瀬比叡山口に到着。なんかめちゃくちゃ荘厳な雰囲気なんですね、すごく好きです。


弱い雨が降っていて天気が良いとは言えませんが、それでもいいところですね。






密を回避しつつ叡山ケーブルに乗車。


ケーブル比叡からロープウェイに乗り継いで比叡山頂駅を目指します。
山の上のほうに来るにつれて、どんどん霞んできましたね…






前が全然見えないロープウェイで比叡山頂へ。このあと車乗るんで霧はやめてほしいんですよね…




このえらくくたびれた感じの駅舎もまたいい感じですよね。




ここから5分ほど歩いて比叡山頂バス停へ向かいます。
うーん、視程が非常に悪い…


比叡山頂バス停にはこんな感じでバスの影が見えていました。条件はかなり悪いですね。
雨はそんなに強くないんですが見通しが極端に悪いですね。


この駐車場でC+podが借りられるはずなんですが、どこでしょうか?
実は、この真正面に止まっているんですよね。最初ほんとに見つけられませんでした。




比叡山頂では2台のC+podがレンタルされています。


こちらが目的の超小型モビリティ「C+pod」


この車は超小型モビリティの公道走行解禁が決まった後のモデルなので、60km/h以下を示すマークが取り付けられています。
現物を見るのは初めてですしこれだけでワクワクしちゃいます。


今回は青色の車両をレンタル。
TOYOTA SHAREアプリから15分刻みで予約でき、Bluetooth接続したスマートフォンでキーの操作をできる優れものです。

超小型EV C+podで市街地走ってみた【乗り物だいすき】

アプリの詳しい仕様方などのレビューはこちらの方がYouTubeで紹介されていたので参考にどうぞ。

C+podって結構注目されているはずなのでレビューされている方も多いのかと思っていましたが、今のところ出てくるのは比叡山ドライブウェイと滋賀トヨペット協力の動画の実みたいですね。今後もっと注目されていってほしいなぁって思います。






運転席回りはこんな感じ。1人乗りだったcomsと違って横向き2人乗りなのでハンドル位置もオフセットされていますね。
超小型モビリティというよりは軽自動車に近い運転台回りなのかな、という気がします。
普通の方のレビューと違って、私は超小型モビリティしか乗ったことが無いので違う切り口での比較ができるんじゃないかなぁと思っています。

横向き2人乗りでエアコンを装備する"普通の車"スタイルなのはタジマ自動車のジャイアンに近い雰囲気を感じますね。
なるべく軽量化するためエアコンをはじめドアなどを省略し、外板も可能な限り軽量化させるというのが超小型モビリティにはあるあるなのですが、市販車レベルを意識するとやっぱりエアコンなしは厳しいですよね…
メーター類は車両中央に置かれ、カーナビはハンドルの目の前に設置されていました。
今考えるとこの配置ちょっと不思議な気がしますね。何か意図があるんでしょうか?

エアコンだけでなく、シートヒーターなども充実していて超小型モビリティ特有の不自由さはそこまで感じることがありませんでした。
自動車に不慣れな層や高齢者のチョイ乗りなどをターゲットにしている観点から、安全装備も充実しています。
お恥ずかしい話ですが、私はこの安全装備に助けられました。カーシェアの利用って初めてでカラーコーンどけるの忘れてたんですよね…助かった。

あと、足元もかなりゆとりがあって窮屈さがありません。
超小型モビリティはスペースの制約からタイヤボックスが出っ張っている車種が多いんですよね。1人乗りだとそんなに気にならないんですが運転席がオフセットされている車種だと大体当たっていた気がします。これはいい。


それでは、安全第一でドライブを開始。




走行できる範囲は比叡山エリアの有料道路である比叡山ドライブウェイ、奥比叡ドライブウェイの範囲内のみ。南北に11kmほどの区間です。
南の端は夢見が丘展望台という所なんですが、私はその1kmほど手前の登仙台展望台まで行ってみました。

比叡山ドライブウェイという名の通り右へ左へカーブが続き勾配も険しいのですが、C+podは難なくグイグイ加速してくれて頼もしいやつだなと思いました。
ジャイアン乗った時とか登坂性能がへぼすぎて20km/h台まで落ち込んだのは流石になぁ…って思っていましたし。煽られますよあれは。
トルクアップ仕様のコムスでも坂道でへこたれないかといえば、頑張って登っている感があったのでそれらと比べると格段に登坂性能がいい気がします。
biroみたいに限られた性能の中で登坂の弱点を攻略するためにBOOSTボタンを付けた車種が出るなど、超小型モビリティにとって坂道峠道をストレスなく走行できるというのは実はかなりすごいことなんですよね。
軽自動車などだと坂の途中で速度が下がっていってノロノロ運転になっちゃうとかまずないと思うので、普通の走りにしか思えないかもですが超小型モビリティの規格の中でエアコンもつけてこれはかなりすごいんですよね。
まあ、今まで乗ってきた超小型モビリティがいわゆるミニカー規格だったのに対して、C+podはそれより緩和された超小型モビリティ規格に適合するように作られたので単純な比較もできないですが。

峠道のドライブにはやっぱりEUROBEATが欠かせません。
劇場版頭文字DのOPに使用されたAAAの「BLOOD on FIRE」いいですよね。こういう道に似合います。




ご覧の通り展望台からの視界はあまりよろしくありません。さっきより若干晴れてきただけましと思うしかありませんね。



これは比叡平でしょうか、茨木台ほどじゃないにしてもこういう山の中に設けられたニュータウンってどうなんでしょうか。
こういう山中のニュータウンから市街地へ行こうと思うと歩くわけにはいかない気がするので、登坂能力が十分な超小型モビリティが市販化されたら結構使えるかもしれませんね。


びわ湖側はまだ比較的見えますね、大津のびわ湖プリンスホテルがよく見えます。




ここには比叡山観光自動車道路開通記念碑が置かれています。


ここが面白いのは駐車場内に県境が通っていること。
せっかくなら県境をまたいだ駐車枠に止めてもよかったですね。


この場所のすぐ近くには「ホテル前検札所」という場所があり、延暦寺方面へ向かう際には通行券を通す必要があります。
定期券仕様の通行券がハンドル付近にあるので通せばいいのですが、その際に重要になってくるのが窓の開閉。
流石に軽量化のためパワーウィンドウではなく手動で動かします。窓固定の部品は路線バスの窓を固定している部品と多分同じだと思います。

ガラスの重さもありますし全部が開けられるわけではなく、必要最低限の部分だけが開く構造になっています。
特に狭いとも感じなかったですし開く範囲はこれくらいで十分だと思います。
横からの画像を見ると、ちょうどガラスが2本の柱で分割されているのが分かるかと思います。
この窓ガラスの枠、よく見たら斜めになっているんですね、ドアノブを避けつつドア下部まで引き通して外板を薄くしつつも強度を確保しているってことでしょうか?
ドア付きの超小型モビリティといえばこの前はジャイアンに乗りましたが、あちらのドアよりは分厚さがあるような気がしました。


次に向かったのは比叡山第一駐車場。延暦寺の東塔はここからアクセスです。
出町柳から比叡山を経由して坂本へ抜ける比叡山フリーパスには参拝料も含まれているので折角ですし見ていくことにします。




なんかよくわからないですが、朱塗りのお寺っていいですよね(語彙力)


国宝の根本中堂は修復工事中、大きな上屋に囲まれていました。








基本的に内部の撮影はNGでしたが修復工事の様子が見られスステージ上からのみ許可されていました。
個人的にはこういうの見ているほうが楽しいんですよね。いいもの見れました。


さて最後は約7km先の北の端、琵琶湖展望台まで行ってみることに。


延暦寺第一駐車場から北へ向かう道は運営母体と名称が変わり「奥比叡ドライブウェイ」になります。
東海地方に住んでいる方の一部には伝わるかもしれませんが、CBCラジオの広告で何故か流れるんですよね。
「コーヒーコーヒーイトウコーヒー」と並んで短すぎてよくわからないラジオCM、しかも関西圏では流れていないらしくCBCラジオだけとかいう正直意味が分からないやつです。




そんなわけで昔から存在だけは知っていた奥比叡ドライブウェイ。比叡山ドライブウェイよりもカーブが多くて峠を攻めている感じが強い道になっています。
こちらの道でもC+podは安定して走ってくれます。カーブで外に振られる感じもなくて小さいから不安ということもありません。


最後はここから元あった比叡山頂に戻しに行きます。
楽しくなっちゃって元々予定していた時間では足りなくなっちゃったのでアプリ上から延長。
終了時間が近づいたら教えてくれますし、時間を超過しない限り延長の手数料などもかかりません。まあ比叡山エリアで次の予約が埋まっているってことはなかなかないでしょうし延長できない心配はそこまでしなくていいのかなと思います。


そういえば触れ忘れていましたが、外板は軽量化のため板金を用いず樹脂製のものを用いています。これは超小型モビリティだと基本どこも同じですが。
これも普通に乗っている分には何の違和感もありません。フレームなど重要な部分はしっかり金属でできているみたいなので強度面も大丈夫かと思います。




最後に延暦寺西塔の駐車場で写真だけ撮って戻ります。


そんなわけで帰ってきました。合計で2時間の利用。
15分200円の料金体系に任意補償330円を付けて1,930円でした。2時間遊べてこのお値段なら全然いいのでは?と思いますね。
峠道をドライブするの楽しかったですし、結構範囲の広い延暦寺を回るには使えるなと思いました。


比叡山頂から坂本ケーブルの出る東塔へはバスを利用。比叡山フリーパスで乗れるので困ることはありません。
ただ、この道さっき走ってきたんだよなぁ…って考えると東塔側で乗り捨てできたらいいのになぁとか思っちゃったりします。偏りを直すのも手間でしょうし余剰の駐車枠を整備しなきゃいけないことを考えると難しいでしょうね。


東塔側にも2台のC+podが用意されています。
比叡山フリーパスで京都から滋賀へ通し利用したい方ならどのみち2点間をバスで移動しなきゃいけないので、好きな色があるほうで借りたらいいんじゃないかなぁと思います。
合計4台用意されているC+podは全て色が変えられていて凝っていますよね。私は迷わず青にしましたが。




ここから坂本ケーブル乗り場はすぐかと思ったら歩いて10分くらいかかるんですね、30分に1本だったので急いで向かいました。


帰りも密を避けられました。これなら安心です。




今度は途中駅のもたて山・ほうらい丘も降りたいなぁなんて思いながら坂本へ向かうのでした。


さて、感想ですが本文中で書いた通り大満足でした。やっぱりしっかり山道を越えてくれることと窮屈さがないのがいいですね。
一方で挙げるなら、comsやTwizyのようなあくまでコンセプトカーに近い奇抜なデザインは抑え目で実用向きな落ち着いたデザインになっているのは変な車に乗りたい身としてはちょっと悲しいかなぁと思ったり。
まあ、ガルウイングのドアで市販…とはいかないですしね(笑)

TOYOTAがつくった超小型モビリティ「C+pod」
ぜひ皆様も、比叡山の観光をしつつドライブウェイを快走してみてください。晴れている日に行けばさらに満足できるかと思いますよ。

あと、超小型モビリティにちょっとでも興味を持ったあなた、当ブログでは「超小型モビリティ」でジャンル分けして記事を書いているのでそっちも目を通してもらえればと思います。よろしくお願いします。


LINEスタンプお願いします
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする