三宅島空港から伊豆大島へ向かいます。
正式な名前は伊豆大島なのですが、大島とだけ呼ばれることも多いみたいで行政区分(東京都大島町)などは伊豆がついていません。
よくある地名ということもあって区別されている感がありそうです。
単純に大島というと東京都江東区に大島(おおじま)がありますし、国鉄の運行していた鉄道連絡船である大島航路及び国鉄バス大島線は山口県周防大島町の屋代島(通称:周防大島)だったりしますし。
車移動がかなり早く、1時間近く前についてしまいました。
まあ、空港ですし中でお土産を漁ったりコーヒーを飲んだりしてゆっくり待ちましょうか。
なんて思っていましたが離島の空港にそんな装備はありませんでした。
三宅島って大きめの島なのかなぁと思っていましたがほんとに受付と長椅子が4脚ほど並んでいるだけ、売店はなく自販機が1台あるだけでちょっと驚きました。
小さな空港だと今でもパタパタ式の表示器が残ってたりするんだよなぁと見てみたら、まさかのマグネットでした。
左がヘリコプター航路の東邦航空、右は調布との間をプロペラ機で結ぶ新中央航空です。
さて、こちらは前回記事でも紹介したお手製の伊豆諸島の船と航空の図。
せっかく描いたのでもう一回くらい使わせてください。
青ヶ島へ向かう伊豆諸島開発がちょっとイレギュラーですが、基本的に伊豆諸島の船・航空は本土との間を連絡しています。
それに対し、何やらよくわからないのがこの東京愛らんどシャトル。伊豆諸島内で完結しています。
なぜこんなものが存在しているのでしょうか?
私が今回乗る三宅島~大島を直接結ぶ手段は東京愛らんどシャトルが唯一ですが、それ以外の区間は船で十分代替できそうに見えます。
このヘリコプターが真価を発揮するのは、実は海が荒れる時。
この日の朝は三宅島第三の港とされる伊ヶ谷港に着岸しましたが、サブの港を保有しない小さな島もたくさんあります。
そういったところでは港を選んで波を回避するといった行動をとることもできず、多くの海岸線が断崖絶壁で港を作るのが容易でないなどの事情もあって諦めるしかないということが起こっていました。
そういった事情から就航率が低くちゃんと運行されるかに運要素が強く困っていた伊豆諸島の島々。
就航率は、台風シーズンと冬に悪くなる傾向があるようです。台風は航空もやられるので仕方がない事象ですが…
利島は夏8割 冬5割、御蔵島は夏7割 冬3割、青ヶ島は夏5割 冬3割といった就航率のようです。(もちろん年によって変化します)
青ヶ島なんかだと「着岸できない可能性がある」ではなく「運が良ければ着岸できるかも」といったレベルに思えてきてしまいます。
そこに現れた救世主がヘリコプター定期航路である東京愛らんどシャトル。飛行機ではないので大掛かりな空港がなくても大丈夫。
完璧とは言えませんが9割近い就航率を達成しています。
就航率は確かに高いものの、定員は僅か9名。運賃はドチャクソ高く島民割引などはありますが早割のようなものは存在していません。
預け荷物の大きさにも制限があり、三辺の和が95㎝重さが5㎏の手荷物が1つのみとなっています。
値段が高くても確実性の高い手段、というのはわかりますが究極の選択っぽさがあります。
ヘリコプターを用いるものの定期航空路線なのでちゃんと載っています。
JR時刻表ではみんな大好きピンクのページのすぐ隣、本文ページの最後を飾っています。
私の乗る11:10の51便大島行は…条件付き運航?
条件付きと言うと博多湾クルーズを思い出してしまいますが、今回は動いてくれよ…?
とりあえず飛ぶかはまだ分かりませんが先に受付を済ませることとしました。
先程の時刻表にも書いてある通り、大島までの所要時間は20分。運賃は11,800円です。結構するんだよなぁ…
ちなみに、預け荷物は無料でした。超過する場合に有料扱いとなったりするみたいですがもともとのスペースが限られているので基本的には超過しないようにする必要があります。
私はこのために大型のリュックサックを持ってくるのをやめ、小型の装備でやってきました。
結果的に徒歩移動だらけだったので助かりました。そういうこともある。
条件付きとは言っていましたがどうやらちゃんと飛んでくれる模様。
三宅島からの登場は私の他もう1名の合計2名、手荷物検査も一瞬で終わりました(当たり前)
検査を受けいわゆる制限区域で待機します。
出発予定時刻を過ぎましたがまだ来ません、風も強いですしちょっと遅れているのでしょうか。
ヘリが間もなく到着するとのことで11:18頃にヘリの着地点付近までバスに乗車。
搭乗時のバスとしては珍しいハイエース。
こんな小型で大丈夫か?と思ってしまいますが、そもそもヘリコプターの旅客定員が9名なので全然大丈夫みたいですね。
滑走路のほうからやってきました、おぉ。
ケビン・コスナーじゃん。
エアーウルフだね。
トップ・ガンみたい。
かなりテンションが上がってきました。ヘリコプターなんてめったに乗る機会ないですからね。
そもそも航空機を利用する機会が少なく、ジンエアー・エバー航空と海外の航空会社しか乗ったことがなかったんですよ。
(修学旅行を除いて)国内の航空会社初が東邦航空のヘリコプターというのはなかなかクレイジーだなと個人的に思ったりします。
いよいよ搭乗です。
外に出るとかなりの音と風、ブロロロロロロロ
では、乗り込みます。
使用されている機材はアメリカのシコルスキー製S76-C+
右側の席が操縦士、左側の席には乗降案内などに従事する案内職員が乗り込みます。
残る座席は10席ですが、1名で操縦できる上限があるそうで旅客店員は9名となっています。
私の席は右側の扉を入ってすぐの席でした。
この日三宅島を出る際の搭乗は8名。御蔵島・八丈島方面から継続して乗って来られている方がそこそこいるみたいでした。
機内の雰囲気。車内の広さとか考えるとほんとに空飛ぶマイクロバスって感じです。
旅客航路なのでちゃんと安全のしおりが入っています。
八丈島、大島など空港では滑走路にて離着陸を行います。
滑走路の途中にてホバリング、浮き上がったところで前方に加速していく感じでした。
浮きました、浮きましたです!
何とあっさり飛んでしまうんでしょうか!
飛ぉびましたよぉ!
ホバリング後の加速は結構素早いものでした。
上空から見る青い海、恐らく飛行機よりも低空を行っていると思うのですがかなり綺麗に見えてよかったです。
海上を進みます。ここだけ見れば飛行機と変わらないような気もしますが、常にこの近さに海面があるというのは不思議な気もします。
テレビ局や防災用などとしてヘリコプターは広く活躍していますが、海上を飛行するのは都市部を飛行するよりも難易度が高く難しい操作になるそうです。
また、比較的低空の飛行となるため塩害を受けやすく、こまめな水洗いが必須ということでかなり手間をかけての運行となっているみたいです。
ウインドー投棄したくなった時には赤いハンドルを引けばいいそうです。
こちらは誤って操作しないように覆いがされており、機長の指示が必要な旨などがテプラで貼られていました。
15分ほどで大島が見えてきました。
ここから大きく左に旋回し大島空港へ向かいます。
野増地区、小さな漁港が見えます。
大島の中心部、元町港を上空から。
雲がかかっていて三原山を綺麗に眺めることはかないませんでしたが上空から市街地を見られたのはよかったです。
無事、具合悪くなることもなく大島空港に到着しました。
乗ってきた機体はすぐに利島へ向けて飛び立っていきました。
利島の向きは進行左側なのですが、追い風で離陸する原則に従って逆方向へ飛んでいきました。
この点に関してはヘリポートの方が融通が効くのかもしれません。
大島空港は三宅島空港と比べると大きな空港ですが、設定本数は同じで東京愛らんどシャトル1往復と新中央航空2往復があるのみとなっています。
1,800m滑走路を有しジェット機の発着が可能な設備を有しているものの、高速船との競合もあって2015年を最後に羽田―大島のジェット機航路は休止となっています。
ジェット機に対応した設備故かターミナルビルや管制塔も立派な造りになっています。
2階には飲食店も入っているようです、寄りませんでしたが。
大島町の中心部へ向かうバスがいい時間にあったので使ってもよかったのですが、折角なので歩いていくことにしました。
こちらも東京都らしく立派な造りの道路。
滑走路の脇を歩いていると、利島に行って帰ってきた東京愛らんどシャトルが見られました。
この日は利島に向かう船は確か欠航になっていたはずなので唯一のアクセス手段。しかし7,370円の大金を払った9人しか乗れないというのはなんとも…
大型客船さるびあ丸で840円、ジェット船でも1,700円で済む区間ですがこれしか無いなら仕方がないといったところでしょうか。
まあ、アトラクションとして乗るには全然安いですしいいんですが、生活利用となると厳しいところがあるんじゃないかなぁと思いました。
それにしても、東京都らしい立派な道路。
しかし辺りの景色は南の島。
バスに乗っていたら見逃していたであろう動植物を観察しながら歩きました。
全然種類とかわかりませんが、多分最初2枚は椿とリスですよね。野生のリスとか始めて見ました。
新中央航空のプロペラ機、ドイツのドルニエ社製のDo228NGが大きく左旋回しながら大島空港にアプローチ。
散策しながら約4km 1時間の徒歩で愛らんどセンター御神火(ごじんか)温泉に到着。
このすぐ近くに元町浜の湯という水着着用の露天風呂もあったみたいなのでそっちに行った方がよかったかもなあと後から思いました。
温泉自体は無色で内部もスーパー銭湯のような造りでしたがゆっくりあったまることができました。
早朝から雨に打たれ、伊ヶ谷港~阿古郵便局の約7kmと大島空港~御神火温泉の約4km。
あと昨日の渋谷~新宿約4km、新橋駅~東京タワー~竹芝桟橋約4kmを合わせるとすでに20km近くは歩いているわけです。あたまおかしいよこの人。
疲労の回復には最適でした。極楽。
風呂あがり、長根浜公園から海を見ると東海汽船のさるびあ丸が見えました。これから大島岡田港を経て竹芝へ向かうようです。
丁度さっきヘリから見た時に元町港の左側に広がっていた公園のところです。中心部はすぐそこです。
元町港にて、今日の入港地は元町港ではなく東側の岡田港。
三宅島と同じように波の具合、天候などによって複数の港(大島の場合2箇所)を使い分けているようです。
島内のスーパーにて。物資の輸送に東海汽船は欠かせない存在でして、搬入のトラックもこんな感じにコンテナをのっけたものでした。
しかし、島内には気軽に立ち入れそうなお店が残念ながら少ないように思いました。もちろん三宅島より選択肢は多いのですが…
おなかが減って力が出ないよぉとなっていたところ、面白いお店を見つけました。
恐らく大島で唯一24時間食料品の調達ができるお店「メルシー」です。
島内には一切コンビニエンスストアが存在しないので、自販機レストラン形式とはいえありがたいものです。
マニアの多いうどん自販機でもあれば完璧だなぁと思いましたが流石になし。ただしカップ麺、ポテチ、ホットドッグ、冷凍食品など結構種類は豊富です。
そこまで安い訳ではないんだと思いますがありがたい限りです。
おなかが減りすぎていたのでここでフランクドッグを購入。電子レンジも備えられているので温めていただくことができます。
これがなかなかおいしかったです。夕食調達ができなかった時のためにグラハムサンド(ベーコン&チーズ)も購入したのですがそっちはもっとおいしかったです。
坂を上ってお宿を目指します。海が綺麗に望めていい景色。
15:40頃と早めな時間なのですが早々にお宿に、ホテル白岩さんにやってきました。
朝食付き一泊税込みで10,050円と(私の旅行の中では)まあまあなお値段したのですが、今回は温泉でゆっくりのんびり過ごすことを目的に来ているのでこれくらいはしょうがないですね。
ちなみに、伊豆諸島・小笠原諸島の島々で使える電子通貨「しまぽ」というものが御座いまして、1口8,000円で購入すると10,000円分(宿代専用3,000円+用途自由7,000円)利用できるのです。
このため実質は―2,000円で宿泊できているわけです。助かります。
お部屋に入って驚きました。なんだこの広さは…
この写真撮ってる側にテーブルとソファーがさらにあるのでかなり快適に過ごせました。
テーブルの上には、温泉宿あるあるなお茶菓子が用意されていました。
ともに明日葉のお菓子ですね、おいしかったです。
目玉の大浴場、早い時間で誰もいなかったので撮らせていただきました。うーん、素敵。
先程訪れた御神火温泉とお湯自体は多分一緒だと思うのですが、こちらは露天風呂もあって大変極楽でした。
夕食なしのプランにしたのでどこかに食べに行かないとメルシーで買ってきたカップ麺とグラハムサンドと柿の種で過ごすことになってしまいます。流石にそれは…
晩飯となると居酒屋がメインになるのは地方都市でもよくある現象ですが、今回はチェーン牛丼屋やコンビニといった逃げの手段が存在しません。
入りづらさから敬遠していた一人居酒屋飯ですが、さすがにここでご当地飯を食べずに帰るのは無いなと考えました。
口コミやらメニューやらを調べ、観光客にも評価の高いお店を発見したので突撃することとしました。
訪れたのはこちら、「寿し光(すしこう)」さんです。
工事中みたいで外観がなんか要塞っぽくなっていますが営業中です。ゴジラがお出迎え。
こういうお店って来たことがないので注文の仕方とか全くわからず、注文も不慣れな感じになっちゃいましたが大将さんも優しい感じで居酒屋飯のハードルを越えてみてよかったなぁと感じました。
お寿司は出してもらった時に魚の種類を教えてもらったのですが記録しておらず忘れちゃいました。
ただ一つ言えるのは、めっちゃうまい!ってことですね。
食べたいなぁと思っていたべっこう寿司が2貫あります。白身魚を唐辛子醤油に漬け込んだ光沢のあるべっこう。
ピリ辛と聞いていましたがそこまで思ったほど辛くなく、染み込んだ醤油の味がお魚の味を引き立てていてとても美味しかったです。
普段食レポなんてしないので表現力に欠けますが、とりあえずうまいってことが伝わればいいなと思います。
そしてこちらが明日葉の天ぷら。
おぉ、思ったよりかなり量が多いぞ…
名物とは言うものの野草って美味しいのか?と半信半疑ながら注文したのでこの量は失敗だった時にきついことになりそうです。
が、心配することなしでした。これがめちゃくちゃ美味い。
さっぱりしていてほのかに甘い明日葉、一番美味しいと言われる天ぷらにして正解でした。
サックサクで軽い食感、塩を振るだけのシンプルな頂き方ですがこれが止まらない。とても美味しいんですよ。
大将さんから天つゆも必要でしたら言ってくださいねと言ってもらっていたのに結局塩だけで食べきってしまいました。塩だけでも全然飽きません。
むしろ、なるべく早くサックサクな食感が失われる前に食べるのが一番の贅沢だと思ってひたすら食らい付いていました。
料理をろくにしないのでわかりませんが、野草や海苔といった薄い素材をサクサクに揚げるのって難しいはずですよね。
そういう点ではプロの技術が発揮されているのかもしれませんね。家でやってここまでサックサクの食感出せないですもん。
大きな明日葉の天ぷらをろくに切り分けず食らっていたのでお行儀はよくなかったかもですね、ただめちゃくちゃ美味しかったんですよねぇこれ。
お寿司と明日葉、定番の名物料理を美味しくいただきました。
思っていたより明日葉の天ぷらが多くて結構お腹いっぱい食べられました。大変おいしかったです。ごちそうさまでした。
〈翌朝〉
窓から三原山のシルエットが見えます。おはようございます。
ホテルで朝食付きのプランって東横インみたいな形態を除いて基本的に選ぶことがなかったのですが、今回は朝までゆっくりしてようと思いつけてみました。
シンプルながらなかなか美味しかったです。
右の固形燃料が燃えているやつはお豆腐、出来立てあふあふで美味しかったです。
この日の入港地は昨日と同じく岡田港。元町港なら歩いていける距離なんですけどねぇ…
ただ、入港地まで無料で送迎バスを出していただけるということで大変助かりました。
ちょっとレトロな売店でお土産を購入後、バスで岡田港へ。
この日は大変良く晴れていて、坂の上から見る海がとても綺麗でした。
右に見えるレンガの建物は大島町役場、素敵な立地です。
そんなわけで岡田港に到着、綺麗な建物で驚きました。今年2月にできたばかりだそうです。
ジェット船のきっぷを購入。「2210便虹」と使用される機材がわざわざ書かれているんですね。
乗る船は前方に止まっているほうのセブンアイランド虹、後方は利島・新島・式根島・神津島へ向かうセブンアイランド愛です。
使用されている船はJR九州高速船ビートルで何度か乗ったB929です。
東海汽船のジェット船導入は2002年と比較的遅く、基本的には中古を買い漁って数をそろえています。
今回乗るセブンアイランド虹は、オーステンデ(ベルギー)~ラムズゲート(イギリス)の航路で「SeaJet kara」号として製造され、その後ドイツ、アメリカと渡り歩いてきたスゲェ戦歴を持っています。
後ろにいるセブンアイランド愛はジャンボフェリーでおなじみの加藤汽船が大阪弁天ふ頭~高松に設定していた高速船の機材。
その他鹿児島~屋久島航路を持つ鹿児島商船や博多~釜山の我らがJR九州高速船出身の船も活躍しています。なかなかすごい。
そんなジェットフォイルを眺めに歩いてきたのですが、かわいいやつがいますね。
大島のねこ、かわいい。
さて、ターミナルに戻りました。
掲示を見ると、本日の神津島方面航路は利島へ寄港できないことが決定したみたいです。
その他の港も条件付き、波が高ければ諦めるということですね…
比較的波に強いとされるジェットフォイルでこの就航状況となるとなかなか大変そうです。改めて東京愛らんどシャトルの存在意義を感じたりもしました。
一足お先に神津島方面へ向かって行ったセブンアイランド愛、まだ翼走状態には入っていませんが豪快に水飛沫を上げて去っていきました。
では、セブンアイランド虹に乗船。
始発の東京行であることもあってか、平日なのにかなり座席が埋まっていて驚きました。こんな混むんですね…
元々は午後の熱海航路で行こうと思っていたのですがあと半日で回れる島内観光もそうないだろうし早めに脱出してしまおうと思い乗り込みました。
途中で多くの船を追い越し、すれ違いします。やっぱジェットフォイルはこうでなくっちゃ。
チーバくんの絵が描かれた東京湾フェリーの航路とも交差しました。
海上にある羽田空港D滑走路を間近に見ながら竹芝へ向けて進んでいきます。
確か海流を変えないためとかそういう理由でしたが開けられているんですよねここ。
それにしても羽田空港というのは本当にひっきりなしに離着陸する忙しい空港なんですね。脇を通る間にかなり多くの離着陸を見ることができました。
そんなわけで竹芝桟橋へ戻ってきました。
こちらの客船ターミナルでべっこう寿司を調達。行きの際は夜遅くて閉まっていたんですよねぇ。
時間はちょうどお昼12:30頃、店内はかなり込み合っており並んでいる方もいました。
私は持ち帰りの島島弁当の購入なのでスムーズに購入できました。しかしあと5個と結構少なかったので早々に売切れになる日もありそう。
本当ならセブンアイランド虹の船内で食べたかったのですが、岡田港のレストランではべっこうの入荷がまだでこの日は扱っていないとのことでした。
ゆりかもめに乗車し、新橋へ。
浜松町まで歩こうかとも思いましたが、東海道線の止まる新橋駅へ出た方が都合がいいと思いまして。
新橋駅では旧型の車両も見られました。
今でもゆりかもめといえばこの車両のイメージでしたが結構な数がもう置き換わっているんですね…
新橋駅から東海道線で西を目指します。
買ってきたお弁当を食べるという目的もありますので、迷わずグリーン車を選択。
平日の熱海までのグリーン料金はちょうど1,000円。
島流し前に浜松町で1,000円で購入したモノレールSuicaに500円チャージしてからグリーン券購入することで早々に使い切るライフハックを発動させました。
こちらが竹芝桟橋で買ってきた島島弁当。
買った日がなんかキャンペーンの日だったそうで、ランチ/ディナークルーズ船の運賃部分が無料になるペアチケットが貰えました。欲しい方いたらコメントください(?)
贅沢にべっこう寿司が7貫も入っています。その他に塩こんにゃくやガリ、塩飴など色々入っていてなかなか楽しめる内容でした。
いやぁ、やっぱりべっこう寿司は美味いですね。こんなにたくさん食べられるなんて幸せです。
関東にお住まいの方、伊豆諸島に行く時間がないなら竹芝桟橋の鼈甲鮨さんへ行くべし!美味しいぞ!
熱海まで乗車、まさか2か月連続で来ることになるとは…
あ、言ったか忘れましたが伊豆諸島行きを決めたのは出発3日前くらいです。無計画だぁ。
そんなわけでスーパービュー踊り子にも再度出会えました。
さて、帰ります。
米原まではこだまで通しで乗るのが一番早い時間帯でした。
事前に計画が練れていたなら自由席よりも安い、こだまグリーン早得が使えたんですがね…
この日の富士山は綺麗に眺めることができました。
工場の煙突が増えてくるとまもなく新富士駅。
停車時間で駅弁を買ってきました。
こだまに乗ると駅弁を買わなきゃいけないような気分になるの、綿貫さんの動画の影響をおもいっきり受けている気がしますね。
購入したのは富陽軒のいろどりいなり。平日のみ、新富士駅ホーム売店のみでの発売ということで割と入手困難だそうです。
見ての通り、いなりずしと軽めの内容ながら様々な具材を詰め込んでそれぞれ飽きずに美味しく食べられるのが非常にいい点です。
650円と駅弁にしてはお求めやすいお値段なのもいい点かと思います。美味しかった。
んで、旅の最後の〆は特急ひだにしました。
ちょうどこだま号の米原到着10分後に出るダイヤで、乗継割引を効かせれば草津までたったの370円。
ひだ号の数分前に出る新快速を抜かすことはないのですが、この快適さが370円で買えると考えたら大変安いものです。
草津が特急ひだの数少ない停車駅でよかったなぁと感じた場面でした。
というわけで、伊豆諸島のおでかけ記事は以上となります。たのしかった。
しかし、楽しいだけでなく三宅島噴火の爪痕など学び取ることも多く今回もいい旅になったなぁと思いました。
さて、気づけばもう年末。あーねんまつ。
来年もいろんなところに出かける気がします。
ただ、折角なら一つの旅行でいろんな目的を用意して、毎回違った発見を得られるようにしていきたいなぁと思います。主に自分が楽しむために。
そして、楽しいおでかけを発信することで皆様をどんどん沼に沈められればいいなぁと思っております(ニッコリ)
そういえば、去年のお正月に行った琴平で引いたおみくじには、「旅行 よし 連の人に注意」と書かれていましたね。
確かに、旅行に関していい年にしていただいたと思います。感謝。
今年の感謝と来年の運勢を占いに、またお正月にお伺いさせていただきますね。
という感じで、やたら長文になってしまいましたが閲覧いただきありがとうございます。
来年もなんだかんだブログは定期的に更新していくと思います。
最近おでかけばっかりになってるので日記やカププラ関係も触れたいんですが、来年はどうなるやら…
では皆様、よいお年を。
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