motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

TSEに会いに四国松山へ(2日目)

2017-12-21 17:00:00 | 旅行



最終日の朝、松山駅へまっすぐ向かう前に市役所前でちょっと撮影を。


JRの松山駅ではお目当てのTSEを発見。現在は宇和海の7-12-13-18号に専用で入っていると調べていたので狙いやすさはあります。
昔は1-6-17-22号だったらしく(松山着いて気づくまでそのまま変更なしと思って計画してた)それよりは日のある時間撮りやすくなりました。
宇和海号の量産型2000系にサイクルスペースを整備した際にサイクル利用客に便利な時間を外す感じでTSEの運用が見直されたようです。


以前撮った写真より、量産型2000系貫通型の写真がこちら。
全体的な形は同じなのですが、結構色々違ってます。
TSEのほうは貫通扉に両開きのプラグドアを採用(現在は埋められています)、対して量産車はヒンジ付きの開き戸に幌です。
やはりプラグドアの方が外観はすっきりしますが扱いの面で言えば開き戸の方がシンプルではあります。

そして、ライトケースが大きく異なります。
これは非貫通型も同じなのですが量産車は前照灯が尾灯を挟んで2つづつあります。

この違いとか「振子気動車に懸けた男たち」を読むまで気にしてなかったのですが、振子ゆえにカーブ走行時に光軸がずれるとの意見がありやや外側を向いたものを追加した結果だそうです。


ホームの長さ的にこれより前には行けないので非貫通型はのちほどのお楽しみに。


TSE運用の1本前の宇和海5号で伊予大洲へ。








ここから戻る形で内子線の喜多山駅で下車。瀬戸線にありそうな駅名だ…




駅の少し先のカーブでTSEを待ちかまえます。


こちらも量産車と比較してみると、ライトケースの違いよりも愛称表示がないのが目立つ気がします。
そして、量産車にある警戒色の黄色がないのもありますね。
貫通型もないですが、非貫通型はブラック部分がすごく広く目立ちます。


後追いで非貫通型のほうも。


満足に撮ったので移動、折り返しの12号を撮りに行きます。
やってきた普通は大きくみきゃんが描かれたラッピング車。かわいい。

どこで撮ろうかと悩みましたが撮影後の移動を考え特急停車駅の八幡浜にしました。


駅を出て少し行ったところの大きなカーブにて。


これ、かなりかっこよくないっすか(自画自賛)


そして八幡浜駅に入るところを。




TSEを撮るのが目的の旅行なので取り敢えず両側を先頭に撮れて満足です。
その後特急で宇和島まで行ってきました。




駅の裏に行くと和霊神社という神社が。
12月ですがまだまだ紅葉がこんな綺麗に見れるとは意外でした。


この神社に併設の公園に置いてあるSLが目的で来まして。
予土線全通前の設定のようで、駅名標には江川崎と書かれています。
何故か黄色でパイプが塗られていたりやや色あせた感じがしたりはしますが、綺麗すぎず逆に現役感が見える気がします。


宇和島鯛めしを食べに駅前のかどやに行ってきました。
お高いだけあって、これがかなりおいしかったです。

お刺身丼がおいしいところは結構全国ありますが、卵を絡めて食べるのが宇和島流。
出汁と卵を溶いたものに鯛のお刺身と海藻をくぐらせて、ご飯に乗っけて。
お好みの量卵を上からかけるとこれがまたおいしい。

鯛の高級たまごかけご飯って感じですね(例えが安っぽい…)
いや、ほんとに美味しかったのでお勧めです。




帰りはTSE使用の宇和海18号にて。やっぱかっこいい。




初の振子気動車としての勲章がたくさん並んでいるのがかなり素敵。


試作車ではキハ185の血を継いでいるところがあるようで、エアコン吹き出し口がこんなバスタイプ。


ごみ箱とかも国鉄感が。




また、試作車が失敗に終わったときのことを考えてTSEは登場時、ソファーを設置しテレビを設置するなどイベントカー扱いで登場しました。
これならシステム的にダメだったとしても苗穂の片隅で朽ちるみたいな悲劇は免れるわけですね。
そのころの名残、マイクの差込口がまだ残っているとは…驚きました。




そんなこんなで松山駅に到着。








時間がちょっとあったのでまた伊予鉄を撮ってから帰りました。

松山、なかなかよかったです。思ったより素敵でみかんとか鯛めしとかおいしくてよかったです。

さーて、来月はどこに行こうかなぁ…




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TSEに会いに四国松山へ(1日目)

2017-12-20 06:42:22 | 旅行

四国に上陸、壬生川駅までは無料送迎バスがありました。公共交通を使うものにとってはありがたい。


壬生川駅にてこちらのきっぷを購入。
若者限定四国フリーきっぷ。若者特権発動!
3日間、自由席ではあるものの特急に乗り放題というのはかなり強力です。2日しか使いませんがそれでもお得だったので。




普通が入線。朝なので通勤通学のお客さんがたくさんいました。
この車両、気動車みたいな見た目してる割に音は初期型のVVVFなんですね。めっちゃ桜通線でした。


折角特急に乗れるので普通ではなくそのあとの特急いしづちに乗車。
まだ新しい8600系、初めて乗りましたが綺麗ですね。

四国の特急、朝に乗るのがそもそも初めてだったのですがかなり通勤通学での利用者が多くて驚きました。


まだ朝早く暇だったので今治へ行ってみました。
ここでバリィさんの人形発見したり早々にお土産買ったりしました。

アンパンマン列車で伊予西条へ引き返します。

今回、フェリーが東予港につくってことでその近くの四国鉄道文化館に寄ってみようとのおもいつきで。
大宮や名古屋、京都に比べたらだいぶ規模が小さそうなのでダメ元な感じで行ってみました。




四国に関係なさそうに思えますが実は関係大有りな0系新幹線。カットモデルではありますが立派です。
他都市の大型鉄道博物館ではなかなか入れない運転台も普通に入れちゃいます、これはあつい。




四国の無煙化に大きく貢献した電気式ディーゼル機関車、DF50がいました。こちらも運転台に入れちゃうのがすごい。


この並び、素敵です。10周年のくす玉が開業時のアレっぽくて凝ってますねぇ。


線路を挟んで存在する南館も共通入場券で入れます。


屋外にはフリーゲージトレインが。おぉ!




屋内にはこちらも四国に所縁のあるキハ65とDE10が。かっこいい。




四国で8600とともに長らく活躍したC57も保存されています。
トンネルの多い四国装備で補助灯まみれの姿がなかなか他ではお目にかかれない。


屋外展示もかなり充実しています。閉塞信号機や場内信号機、特殊信号発光機などがずらりと並び、10秒ごとくらいの感覚で現示が勝手に切り変わります。


標準軌と狭軌の展示解説にはたくさんの車輪が。
狭軌の車輪はキハ65などまあ理解できるのですが、標準軌の車輪はまさかの"九州新幹線800系"
何でこんな新しい車両が…廃車なんて出てたっけ…

あ、これ多分熊本地震被災車ですね多分…他に廃車になった車両いないですし。こんなところに引き継がれていたとは。


四国鉄道文化館、予想外に充実の内容で驚きました。これはすごい。こ
れで300円とは逆に申し訳ない気すらしてきます。


伊予西条から再度今治まで特急で、潮風石鎚自強号松山車站行。


ついでに上りの特急も撮影。なんか先頭車が傾き過ぎてる気が…


今治から普通電車に乗り換えです。




降りたのは海が近そうな名前の浅海駅。実際10分くらい歩いた先に海水浴場があったりします。


海が見渡せるところどこかで写真を撮ろうと思ったのですがなかなかポイントが定まらず。
そもそも列車の本数が少ないのもありますが。


撮れたのはだいぶ大浦駅寄りの有名なカーブで。逆光でうーん…
この地点に着くのがちょっと遅くなって先行の特急は撮り逃しました。つらい。


大浦駅に到着、だいぶ簡素な駅ですねこれは。


普通電車で松山まで向かいます。
あれ、苦労して1駅歩いて撮った写真よりだいぶお手軽に綺麗に撮れるんですねここの駅…




松山駅に到着。宇和島特急との縦列停車やアンパンマン列車同士の顔合わせなどを。


この後、市内電車で市内へ繰り出しました。
以前来た時はお宿を大手町周辺に取っていたのもあって来たことがなかった中心地の大街道商店街。
今回はこの中ほどにあるお宿を確保。飲食店もだいぶ充実しています。




てっきり土日しか走っていないものと思っていたので驚きました。坊ちゃん列車素敵。








この前導入された新型車や、なんか行先表示器がLEDに交換された車両やらを目撃。








四国の鉄軌道で乗り残しているのは伊予鉄の市内線の一部と横河原線だけなのでこの際乗っちゃおうかとも思ったのですが、結論から言えばまた中途半端に残しました。
大街道から環状線上一万経由で本町六丁目へ。
ここでは専用軌道で鉄道扱いの環状線(城北線)と軌道線の本町線がT字に対峙するのが印象的です。

この先本町線に乗車。
ただ、季節柄日が長くないので今から乗ってない路線攻めても闇しか見れないなぁと思い中止。


お土産やらを探しに道後温泉へ向かうことにしました。

総湯に続くアーケードでお土産を購入後、ホテルも温泉を引いているところだったので今回は総湯パスしてはよ帰えろーと思った時でした。



なにやら楽しそうな看板を発見。みかんビール…だと?


店内に入ってみると、これはやばいです。みかんしか置いてない。
みかんジュースにみかんゼリー、ドライフルーツにその他加工品も全部みかんです。これは圧倒される。
蛇口からみかんジュースwwwとかやってる愛媛県ってあたまのねじ((とか思ってましたが、いやこれは素直にみかんってこんなに可能性があったのかと驚かされます。


みかんビールとみかんチョコ、みかんコーヒーを購入。
コーヒーは帰ってからのお楽しみということで、チョコをつまみにビールをいただきます。
ちなみに、店内にはイートインスペースもちゃんと備えられていて安心です。

ビールが元々オレンジ色なのでわかりづらいのですが、苦みの中にちゃんとみかんの酸味と爽やかさが主張していて意外にいい組み合わせだなと感じました。
そしてみかんチョコ、これがまた絶対合わないだろと思ってましたが美味しいですね。ドライフルーツのみかんをチョコと合わせた焼き菓子って感じです。

松山に行った際には立ち寄ってみると面白いかもです。みかん専門店、10FACTORY。




市駅まで行ってみたりしつつお宿へ戻りました。





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TSEに会いに四国松山へ(0日目)

2017-12-16 23:55:14 | 旅行

この前四国に行ってきた帰り、高松からジャンボフェリーに乗る前に5時間の長い船旅の暇つぶし用に買ったこちらの本。
四国に来たんだしそれっぽいの買ってみよって程度で選んだんですが、かなり興味深い内容でして。

交通新聞社新書 「振子気動車に懸けた男たち」

国鉄解体によって誕生したJR四国。誕生した時から先行きが明るいとはいえず…
数年後には大きなライバルである高速道路が開通する、それまでにまだどこもやったことのない"気動車による"振り子特急を導入するぞ!
といった感じの、プロジェクトX的なわくわくする開発秘話っぽい感じの本です。非常に面白いので是非。

090 振子気動車に懸けた男たち 交通新聞社オンラインショップ


この本を読んだら、試行錯誤の上誕生した試作の振り子気動車である2000系TSEに会いに行きたくなり、松山行きを決定。


弁天町からコスモスクエアを通ってニュートラムへ乗車。
新車を見るのは初めてです。丸いライトがかわいい。
どことなくダイハツキャストみたいに見えるのは私だけでしょうか…?


フェリーターミナル駅からまっすぐ伸びる歩道橋を進みます。高まる。


オレンジフェリー 大阪南港→東予港
乗船券等には四国開発フェリーと固めの名称が。


乗船口はアナログなタラップですが船内に入るとエスカレーターが備えられており開始早々立派でした。


フェリーといえばこの中央の広々とした階段。
ロビーはフロントの方もきっちり決まってちょっとお高いホテルのような雰囲気でした。
3階は全て大きな窓が配された展望席。お風呂後にごゆるりとするのが最高なスペースです。

早々にまずはご飯。
22時に出港なのですが、早めに乗船しておいしいご飯食べてゆっくり大浴場で癒されてなーという粋な計らいで20時(土日は19時半)から乗り込めます。
ただ、私はお仕事終わりで大阪へ向かったため食堂につく頃には21時15分くらい。
出港までまだ時間はあるのですが食堂はピークを過ぎたようで、お楽しみの新鮮なお刺身類は残っていませんでした…


いやー、やっぱりフェリーのご飯はカレーライスですよねぇ。
なんだかんだこれがおいしかった。

その後、大浴場であったまってからお部屋へ。




今までカーペットしか取ったことないのですが今回はちょっとお金を積んで(1000円くらいの差でしかなかった)寝台にしました。
とはいえ2等寝台、1等や特等とは違い8人部屋の開放寝台です。鉄道で言うところの開放B寝台。
この日は月曜日の夜ってこともありお客さんもそこまで多くないようで、下段のみの1部屋4人使用でした。


カーテンを閉めると、これは雰囲気出ますねぇ。


雰囲気こそ寝台特急や寝台急行はまなすみたいな感じがしますが、ちゃんとコンセントがついているのが優秀。


寝る前に、マップで現在地を見ると明石海峡手前だったので外に出てみることに。
くっそ寒かったですが、七色に光り輝く明石海峡大橋をしたからくぐるのはいいもんです。
あと海上だと光源が少なく、星もきれいなんです。素敵でした。


〈翌朝〉
朝は6:10に愛媛県の東予港につきます。
高速バスとかではあるあるですが、あんまり早く着き過ぎちゃってどうしようマックでも探すかぁ(ここそもそもマックすら…)みたいなアレが怖い早さです。
冬ということでまだ日も出ていないですし。

ただ、朝もオレンジフェリーさんは粋な計らいが。7時まで滞船休憩できるからゆっくり朝飯でも食べなはれってことのようです。


朝食は和食か洋食の2つから選ぶスタイルでした。洋食セットを注文。
ただの食パンじゃなくメープルっぽいパンなのがおいしかったです。
スクランブルエッグにサラダやらウインナーやら、あと奥に見えるのはバナナです。
結構なボリュームで大満足です。美味しかった。
ハムがあのまんまるなやつじゃなく肉の塊切ったみたいなタイプの分厚いやつでよかったです(語彙力


そんなこんなでゆっくり朝ご飯をいただいてから7時に下船。


乗船券は回収が原則ですが、事前にフロントで申告すればお持ち帰りが可能です。
旅の記念に、ありがたいサービスです。感謝。

オレンジフェリー。なかなか素敵でした。
1等、特等は専用室で区分けされており専用のラウンジもあるなどVIPな扱いがされているようでした。今度はそっちを使ってみたいなぁ…
あと、次乗るときは早めに乗り込んで海鮮を食べたいです。カレーもおいしかったけど。

四国上陸後のお話は次回に持ち越します。





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