ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1985年3月23日付 グレン・フライ Glenn Frey - The Heat Is On

2021-03-21 20:55:15 | 1985年ビルボードTop40
1985年3月23日付ビルボード All American Top40、3週目の1位の大ヒットとなりました、REO Speedwagonの"Can't Fight This Feeling"。REO Speedwagonですが、1980年、初めてのTop40ヒット"Keep on Loving You"が1位を記録する大ヒット、以来この曲で4曲目のTop40ヒットで、5位を記録した"Take It on the Run"以来の3曲目のTop5ヒットで2曲目のNo.1ヒットです。

2位は3位からアップ、Madonnaの"Material Girl"。Madonnaですが、6週間の1位を記録した特大のヒット"Like a Virgin"に続くTop3ヒットになりました。この曲で5曲目のTop40ヒットで、"Like a Virgin"に最高位4位の"Lucky Star"を加え3曲目のTop5ヒットです。
3位は5位からアップ、Phil Collinsの"One More Night"。Phil Collinsですが、Genesisのドラマー兼ボーカル、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"のNo.1ヒット、2位を記録したPhilip Bailey とのデュエット"Easy Lover"に続く3曲目のTop3ヒットです。
4位は1週のみの2位から早くもダウン、Glenn Freyの"The Heat Is On"。映画「Beverly Hills Cop」のサントラ収録曲です。Glenn Freyですが、The EaglesでDon Henleyとともに、ボーカリスト、ソングライター、ギタリストとして活躍していました。ソロでは4曲目のTop40ヒットで初めてのTop3ヒットになりました。
5位は6位からアップ、Julian Lennonの"Too Late for Goodbyes"。Julian Lennonですが、アメリカでのデビューシングル"Valotte"が1月12日付の1週のみでしたが最高位第9位を記録、この曲で2曲目のTop10ヒットでもちろん初めてのTop5ヒットです。

この週4位はGlenn Freyの"The Heat Is On"。1週のみでしたが3月16日付で最高位第2位を記録、年間チャートは19位。イーグルスのメンバーのソロヒットとしては最大のヒットを記録しました。

Glenn Freyですが、もちろんThe Eaglesの創設メンバー。
The Eaglesが1980年に活動を停止し、82年に正式に解散、1994年に再結成するまでの間、メンバーはソロ活動を実施します。

Glenn Freyのそのソロ活動ですが、1982年に第一弾アルバム『No Fun Aloud』を発表、そのアルバムからは"The One You Love"が最高位15位、"I Found Somebody"も31位を記録、2曲がTop40ヒットを記録します。
そして2枚目のソロアルバム『The Allnighter』からは"Sexy Girl"が最高位20位を記録します。こちらをご覧ください→→→

"The Heat Is On"ですが、この曲はソロアルバムではありませんで、映画「Beverly Hills Cop」のサウンドトラックからのシングルカット曲。
映画『ビバリーヒルズ・コップ』は1984年公開、エディ・マーフィ主演で大ヒットしました。
私も映画を見ました。面白かったです。シリーズ化して「3」まで放映されましたね。

さて、そのサントラ盤からのシングルですが、The Pointer Sistersの"Neutron Dance"がこの週のチャートでも27位にエントリーしていますが、最高位は 6位を記録しました。ただし、この曲はThe Pointer Sistersのアルバム「Break Out」に収録済みの曲が映画に使われてヒットしたものですので、純粋にサントラ盤からのシングルカットはこの"The Heat Is On"が初めてのヒットとなります。

このサントラ盤からは、この後Harold Faltermeyerの"Axel F"が大ヒットします。『Beverly Hills Cop soundtrack』ですが、7月22日と29日付の2週間アルバムチャートでNo.1を記録、年間チャート7位の大ヒットアルバムとなりました。

そして "The Heat Is On"ですが、曲の作者はそのHarold FaltermeyerとKeith Forseyの共作。まさに映画のために書き下ろされた曲です。
曲にはHarold Faltermeyerがキーボードで、Keith Forseyがドラムスで参加しています。
ギターソロはGlenn Frey、サックスはDavid Woodford。やっぱりこの曲、サックスとギターソロが良いですねー。効果的です。
そしてもちろん、セクシーなGlenn Freyのボーカルが最高です。


今週 先週 song / artist
1 1 CAN'T FIGHT THIS FEELING / REO SPEEDWAGON
2 3 MATERIAL GIRL / MADONNA
3 5 ONE MORE NIGHT / PHIL COLLINS
4 2 THE HEAT IS ON / GLENN FREY
5 6 TOO LATE FOR GOODBYES / JULIAN LENNON
6 8 LOVERGIRL / TEENA MARIE
7 9 PRIVATE DANCER / TINA TURNER
8 14 HIGH ON YOU / SURVIVOR
9 11 ONLY THE YOUNG / JOURNEY
10 10 RELAX / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
11 4 CALIFORNIA GIRLS / DAVID LEE ROTH
12 7 CARELESS WHISPER / WHAM! FEATURING GEORGE MICHAEL
13 18 JUST ANOTHER NIGHT / MICK JAGGER
14 23 SOMEBODY / BRYAN ADAMS
15 24 NIGHT SHIFT / COMMODORES
16 16 SAVE A PRAYER / DURAN DURAN
17 25 I'M ON FIRE / BRUCE SPRINGSTEEN
18 21 KEEPING THE FAITH / BILLY JOEL
19 26 MISSING YOU / DIANA ROSS
20 32 CRAZY FOR YOU / MADONNA
21 - WE ARE THE WORLD / USA FOR AFRICA
22 28 OBSESSION / ANIMOTION
23 13 MISLED / KOOL & THE GANG
24 33 RHYTHM OF THE NIGHT / DEBARGE
25 30 TAKE ME WITH U / PRINCE & THE REVOLUTION
26 15 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
27 12 NEUTRON DANCE / POINTER SISTERS
28 27 NAUGHTY NAUGHTY / JOHN PARR
29 38 ALL SHE WANTS TO DO IS DANCE / DON HENLEY
30 36 ALONG COMES A WOMAN / CHICAGO
31 29 TURN UP THE RADIO / AUTOGRAPH
32 34 THIS IS NOT AMERICA / DAVID BOWIE
33 22 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
34 35 WHY CAN'T I HAVE YOU / CARS
35 48 ONE NIGHT IN BANGKOK / MURRAY HEAD
36 49 DON'T YOU / SIMPLE MINDS
37 47 THAT WAS YESTERDAY / FOREIGNER
38 42 LUCKY / GREG KIHN BAND
39 40 RADIOACTIVE / THE FIRM
40 43 SECOND NATURE / DAN HARTMAN
コメント (32)
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