ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ドン・ヘンリー Don Henley - All She Wants To Do Is Dance(1985年の洋楽 Part18)

2021-05-06 22:36:35 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart18はDon Henleyの"All She Wants To Do Is Dance"。
最高位は5月4日付の1週のみの第9位。年間チャートはぎりぎりチャートインしての97位とまずまずのヒットとなりました。

Don Henleyですが、もちろん皆さんご存知ですよね。私が大好きなイーグルスのドラマーであり、ボーカリストであり、ソングライターです。
そのDon Henley、イーグルス解散後の1984年にリリースしたセカンドソロアルバム『Building the Perfect Beast』から、最高位5位を記録した"The Boys Of Summer"に続くセカンドシングルカット曲がこの曲"All She Wants To Do Is Dance"です。
ドン・ヘンリーのことと、セカンドアルバムについては、こちらの記事をご覧ください→→→

"All She Wants To Do Is Dance"ですが、曲の作者はなんとDanny Kortchmarです。このアルバムでDanny Kortchmarは、ドン・ヘンリーと一緒に曲づくりに参加していますが、アルバムからこの曲を含む2曲が彼が単独で曲づくりをしています。

この曲、曲名にも「Dance」が付いていますが、ライブ向けのダンス系の曲ですね。
ギターはもちろんDanny Kortchmar。スライドギターでしょうか、ギターも印象的ですが、シンセサイザーとドラムスも同じく強烈に感じられます。

ドラムスはもちろんDon Henleyですが、シンセサイザーはDavid Paich、そして、バックボーカルにはモーテルズのMartha Davisに、スキャンダルのPatty Smyth。Patty Smythは92年にドン・ヘンリーとのデュエット曲"Sometimes Love Just Ain't Enough"で全米2位の大ヒットになります。スキャンダルといえば、一番のヒット曲が84年の"The Warrior"。この"The Warrior"ですが、曲の作者はこの前の記事で紹介したHolly Knightに、"Hot Child in the City"のNo.1ヒットで有名なNick Gilderの共作でした。
とにかくすごいメンバーがバックについていますね。さすがドン・ヘンリーです。


こちらはイーグルスのライブでの"All She Wants To Do Is Dance"です。
この曲はライブで映えますね。ドン・ヘンリーですが、やっぱり歌がうまいです。ライブでもスタジオ録音とほとんど同じように音を外さず、素晴らしい歌唱を聞かせてくれます。
コメント (20)
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