1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart29は、Sadeの"Paradise"。最高位は7月23日付の1週間の第16位。年間チャートは圏外でした。
Sadeですが、イギリス出身の4人組バンド。女性ボーカルのSade Aduを中心に、ギター、ベース、キーボードの男性3人を加えたバンドです。もちろん、リードボーカルのSade Aduから、「Sade」となったバンドです。
そのSadeですが、Sade Aduのボーカルで、ソウル、ジャズ、ポップス、ACなどの要素を取り入れた、ミステリアスな雰囲気を持ったバンドです。
デビューは1984年、ファーストアルバム『Diamond Life』から、"Smooth Operator" が最高位5位を記録する大ヒット、続くセカンドアルバムからも、"The Sweetest Taboo" が同じく最高位5位を記録。この"Paradise"で、まだ4曲目のTop40ヒットなのですが、独特な世界観を持つ、個性が際立つバンドです。"The Sweetest Taboo"については、こちらをご覧ください→→→
"Paradise"ですが、彼ら3枚目のスタジオパルバム『Stronger Than Pride 』からの2枚目のシングル。ファーストシングルはアメリカでは全くヒットしなかったようです。
曲の作者は、いずれもバンドメンバーのSade Adu、Andrew Hale、Stuart Matthewman、Paul S. Denmanの4人の共作。曲は、アップテンポでありながらも、抑えたジャーデーのボーカル、ミステリアスなジャズ風の、シャーデーにしか作れない、独特な雰囲気を持った曲で、2年ぶりのヒットとなりました。