1986年10月18日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はJanet Jacksonの"When I Think Of You"。Janet Jacksonですが、もちろんあのジャクソン一家の一員、一家の末子です。3枚目のアルバムが初の大ヒット、シングルも"What Have You Done for Me Lately"が初のTop40ヒットで4位を記録、この曲で3曲連続のTop5ヒット、"Nasty"に続く2曲目のTop3ヒットで、初めてのNo.1です。
2位は5位からアップ、Tina Turnerの"Typical Male"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っています。Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録、以来、"What's Love Got to Do with It"が十数年ぶりのTop5ヒットでNo.1を記録、この曲で通算5曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットになりました。
3位は9位からジャンプアップ、Cyndi Lauperの"True Colors"。Cyndi Lauperですが、デビュー曲の"Girls Just Want to Have Fun"がいきなりの2位、次の"Time After Time"がNo.1を記録、この2曲を含め、この曲で7曲目のTop40ヒットで、4曲目のTop3ヒットになりました。
4位は前週と変わらず、Genesisの"Throwing It All Away"。Genesisですが、もちろん、皆さんご存知、グループとしても、ソロとしても、沢山の大ヒットを持っている偉大なブリティッシュロックグループです。グループとしては最高位23位の初のTop40ヒット"Follow You Follow Me"から、この曲で9曲目のTop40ヒットで、No.1ヒットの"Invisible Touch"に続く2曲目のTop5ヒットです。
5位は7位からアップ、Don Johnsonの"Heartbeat" 。Don Johnsonですが、歌手よりも、俳優として有名です。刑事ドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』の刑事役で大人気の役者さん。歌手としては、この曲がデビューシングルで、初ヒットが5位まで上がってきました。
この週5位はDon Johnsonの"Heartbeat"。最高位は10月18日と25日付の第5位。年間チャートは、年度の途中になってしまったからでしょうか、探したけどありませんね、圏外でした。
Don Johnsonですが、アメリカ・ミズーリ州出身で、歌手というより、この時点で、すでに俳優として大人気でした。1970年代初めころから、数々の映画、テレビドラマに出演しています。
当たり役が、1984年から放送されたテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』ソニー・クロケット刑事役です。ワイルドな、カッコイイ役者さんです。
そのDon Johnsonの、歌手としてはデビューアルバム、1986年リリースの『Heartbeat』から、タイトルソングの"Heartbeat"が、初のヒットとなり、最高位5位を記録しました。
ドラマの「Miami Vice」からは、大ヒット曲が出ています。Jan Hammerの"Miami Vice Theme"が、1985年の11月にNo.1になっていますね。こちらをご覧ください→→→
この曲"Heartbeat"ですが、ドラマの「Miami Vice」に使われたのでしょうか?アルバム『Miami ViceⅠ』は、アルバムチャートでNo.1を記録する大ヒットしましたが、この"Heartbeat"は収録されていません。サントラアルバムは『Ⅰ』から『Ⅲ』まで出ているのですが、いずれも入っていませんが、『マイアミ・バイス・ベスト盤』には収録されているようです。
さて、その"Heartbeat"ですが、オリジナルがあります。曲の作者はいずれもシンガーソングライターのEric KazとWendy Waldmanの共作。女性シンガーのWendy Waldmanが、1982年に出したソロアルバムに収録されたのがオリジナルです。他にも、Helen Reddyも歌っているようです。
Don Johnsonの"Heartbeat"、PVを見ると、カッコイイですねー!歌もうまいじゃないですか。アルバムは2枚だけで、シングルヒットも2曲だけでしたが、歌手としてもなかなかの才能の持ち主です。この曲のバックボーカルには、Bill Champlinが参加しています。
こちらがオリジナルのWendy Waldmanの"Heartbeat"です。パット・ベネター風の女性ロッカーですね。こちらもDon Johnsonバージョンに劣らず、ストレートなロックに仕上がっています。なかなかカッコいい良ですね。
今週 先週 song / artist
1 1 WHEN I THINK OF YOU / JANET JACKSON
2 5 TYPICAL MALE / TINA TURNER
3 9 TRUE COLORS / CYNDI LAUPER
4 4 THROWING IT ALL AWAY / GENESIS
5 7 HEARTBEAT / DON JOHNSON
6 3 TWO OF HEARTS / STACEY Q
7 2 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
8 13 I DIDN'T MEAN TO TURN YOU ON / ROBERT PALMER
9 11 ALL CRIED OUT / LISA LISA & CULT JAM
10 15 A MATTER OF TRUST / BILLY JOEL
11 18 SWEET LOVE / ANITA BAKER
12 12 HEAVEN IN YOUR EYES / LOVERBOY
13 6 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
14 19 HUMAN / HUMAN LEAGUE
15 27 AMANDA / BOSTON
16 8 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
17 10 DREAMTIME / DARYL HALL
18 14 MISSIONARY MAN / EURTHMICS & ARETHA FRANKLIN
19 23 TAKE ME HOME TONIGHT / EDDIE MONEY
20 32 TRUE BLUE / MADONNA
21 25 GIRL CAN'T HELP IT / JOURNEY
22 30 WORD UP / CAMEO
23 21 EARTH ANGEL(FROM "THE KARATE KID PARTⅡ") / NEW EDITION
24 29 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
25 31 THE RAIN / ORAN "JUICE" JONES
26 16 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
27 22 LOVE WALKS IN / VAN HALEN
28 33 I'LL BE OVER YOU / TOTO
29 34 IN YOUR EYES / PETER GABRIEL
30 39 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
31 37 I AM BY YOU SIDE / COREY HART
32 40 JUMPIN' JACK FLASH / ARETHA FRANKLIN
33 38 EMOTION IN MOTION / RIC OCASEK
34 17 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
35 28 POINT OF NO RETURN / NU SHOOZ
36 47 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
37 20 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
38 24 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
39 45 SOMEBODY'S OUT THERE / TRIUMPH
40 49 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
2位は5位からアップ、Tina Turnerの"Typical Male"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っています。Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録、以来、"What's Love Got to Do with It"が十数年ぶりのTop5ヒットでNo.1を記録、この曲で通算5曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットになりました。
3位は9位からジャンプアップ、Cyndi Lauperの"True Colors"。Cyndi Lauperですが、デビュー曲の"Girls Just Want to Have Fun"がいきなりの2位、次の"Time After Time"がNo.1を記録、この2曲を含め、この曲で7曲目のTop40ヒットで、4曲目のTop3ヒットになりました。
4位は前週と変わらず、Genesisの"Throwing It All Away"。Genesisですが、もちろん、皆さんご存知、グループとしても、ソロとしても、沢山の大ヒットを持っている偉大なブリティッシュロックグループです。グループとしては最高位23位の初のTop40ヒット"Follow You Follow Me"から、この曲で9曲目のTop40ヒットで、No.1ヒットの"Invisible Touch"に続く2曲目のTop5ヒットです。
5位は7位からアップ、Don Johnsonの"Heartbeat" 。Don Johnsonですが、歌手よりも、俳優として有名です。刑事ドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』の刑事役で大人気の役者さん。歌手としては、この曲がデビューシングルで、初ヒットが5位まで上がってきました。
この週5位はDon Johnsonの"Heartbeat"。最高位は10月18日と25日付の第5位。年間チャートは、年度の途中になってしまったからでしょうか、探したけどありませんね、圏外でした。
Don Johnsonですが、アメリカ・ミズーリ州出身で、歌手というより、この時点で、すでに俳優として大人気でした。1970年代初めころから、数々の映画、テレビドラマに出演しています。
当たり役が、1984年から放送されたテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』ソニー・クロケット刑事役です。ワイルドな、カッコイイ役者さんです。
そのDon Johnsonの、歌手としてはデビューアルバム、1986年リリースの『Heartbeat』から、タイトルソングの"Heartbeat"が、初のヒットとなり、最高位5位を記録しました。
ドラマの「Miami Vice」からは、大ヒット曲が出ています。Jan Hammerの"Miami Vice Theme"が、1985年の11月にNo.1になっていますね。こちらをご覧ください→→→
この曲"Heartbeat"ですが、ドラマの「Miami Vice」に使われたのでしょうか?アルバム『Miami ViceⅠ』は、アルバムチャートでNo.1を記録する大ヒットしましたが、この"Heartbeat"は収録されていません。サントラアルバムは『Ⅰ』から『Ⅲ』まで出ているのですが、いずれも入っていませんが、『マイアミ・バイス・ベスト盤』には収録されているようです。
さて、その"Heartbeat"ですが、オリジナルがあります。曲の作者はいずれもシンガーソングライターのEric KazとWendy Waldmanの共作。女性シンガーのWendy Waldmanが、1982年に出したソロアルバムに収録されたのがオリジナルです。他にも、Helen Reddyも歌っているようです。
Don Johnsonの"Heartbeat"、PVを見ると、カッコイイですねー!歌もうまいじゃないですか。アルバムは2枚だけで、シングルヒットも2曲だけでしたが、歌手としてもなかなかの才能の持ち主です。この曲のバックボーカルには、Bill Champlinが参加しています。
こちらがオリジナルのWendy Waldmanの"Heartbeat"です。パット・ベネター風の女性ロッカーですね。こちらもDon Johnsonバージョンに劣らず、ストレートなロックに仕上がっています。なかなかカッコいい良ですね。
今週 先週 song / artist
1 1 WHEN I THINK OF YOU / JANET JACKSON
2 5 TYPICAL MALE / TINA TURNER
3 9 TRUE COLORS / CYNDI LAUPER
4 4 THROWING IT ALL AWAY / GENESIS
5 7 HEARTBEAT / DON JOHNSON
6 3 TWO OF HEARTS / STACEY Q
7 2 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
8 13 I DIDN'T MEAN TO TURN YOU ON / ROBERT PALMER
9 11 ALL CRIED OUT / LISA LISA & CULT JAM
10 15 A MATTER OF TRUST / BILLY JOEL
11 18 SWEET LOVE / ANITA BAKER
12 12 HEAVEN IN YOUR EYES / LOVERBOY
13 6 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
14 19 HUMAN / HUMAN LEAGUE
15 27 AMANDA / BOSTON
16 8 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
17 10 DREAMTIME / DARYL HALL
18 14 MISSIONARY MAN / EURTHMICS & ARETHA FRANKLIN
19 23 TAKE ME HOME TONIGHT / EDDIE MONEY
20 32 TRUE BLUE / MADONNA
21 25 GIRL CAN'T HELP IT / JOURNEY
22 30 WORD UP / CAMEO
23 21 EARTH ANGEL(FROM "THE KARATE KID PARTⅡ") / NEW EDITION
24 29 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
25 31 THE RAIN / ORAN "JUICE" JONES
26 16 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
27 22 LOVE WALKS IN / VAN HALEN
28 33 I'LL BE OVER YOU / TOTO
29 34 IN YOUR EYES / PETER GABRIEL
30 39 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
31 37 I AM BY YOU SIDE / COREY HART
32 40 JUMPIN' JACK FLASH / ARETHA FRANKLIN
33 38 EMOTION IN MOTION / RIC OCASEK
34 17 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
35 28 POINT OF NO RETURN / NU SHOOZ
36 47 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
37 20 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
38 24 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
39 45 SOMEBODY'S OUT THERE / TRIUMPH
40 49 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
D.Johnsonの♪Heartbeat♪ですが、何週間か前のNew Entryで最高位が60位台のこの曲でした。
Miami Viceの主演で名前は知っていたので、遂にヴォーカリストとしてデビューしたか、と驚きでした。
その週は他に目玉となるNew Entryがなかったので、余計に目立ちましたね。
そして、Top3は新旧入り乱れてのDivaです。
82年暮れには期待していたベネターが発したのはシャドウズオブザナイトであり、これじゃねー!と思いながらもアルバム買った私ですが、ウェンディさんのハートビートがトップ10に入っていたら、少なくともシングルは買っていたかも。
82年の女性ロッカーといえばJJ一択(GGズはお遊びロック)に尽きますが、このウェンディさんのも出色の出来映えでありますし、これを歌えたドンジョンもまた幸せ者ですな。
曲としては後発なだけに良い工夫をしたドンジョンバージョンが優れてはいますが、ウェンディさん、今年紹介してもらった熱い1曲には間違いなくエントリーであります。
エディ・マーフィー、ブルース・ウィリス、そしてドン・ジョンソン。80年代には、TVドラマの俳優が歌を出し、そこそこのヒットにしていますね。日本で例えると水谷豊さん「カリフォルニア・コネクション」や渡辺徹さんの「約束」とか…かな(^_^;)。
この曲の作者ウェンディはヴェネッサ・ウィリアムスの“Save the best for Last”の作者。主人公の女性の微妙な心の動きを歌詞にするのが上手なソングタイターという印象を持ちます。ドン・ジョンソンが「俺と同じハートビートを求めてる」というと、「同じ熱量のアツいハートビート」という印象を持つのですが、女性が主人公となると「熱量」よりも「同調する鼓動」「同じドキドキを感じたい」というイメージのような気がします。
これもまた懐かしい。当時、カッコいいなあと思ったものです。マイアミ・ヴァイスも流行りましたね。
そうはそうと、この曲の作者、Eric KazとWendy Waldmanだったんですね。
70年代のエリックやウェンディの作風とはかなり違う印象で驚きでした。
ウェンディは1970年にカーラ・ボノフ、アンドリュー・ゴールド、ケニー・エドワーズとブリンドルを結成していた方。エリックも同じですが、ああいったSSW系の音の方なので。
皆さん、ライターとしても息の長い活動されていたんですね。
口説いた女性の数知れず(笑)....「浮名を馳せた俳優(ウワサですが)」ドン・ジョンソンの色物ソングとして捉えがちですが、中々よく出来た曲でした。
またアルバムもどういう繋がりなのかと思わせるバックを固めるミュージシャン陣が凄いです。
まず作家陣ではトム・ペティ、ボブ・シーガー、ダイアン・ウォーレンで、演奏はスティーヴ・レイ・ヴォーンらロン・ウッド、ボニー・レイット、ディッキー・ベッツ、ビル・チャップリン、マイケル・デ・バレスらが脇を固めております。
因みにダイアン・ウォーレンは「Other People's Lives」という曲を提供してまして、アルバムのリマスターのボーナス曲として入ってます。
なかなか良い曲でしてyoutubeで聴くことが出来ます。
T.Petty、B.Seger、D.Warrenなど豪華なメンバーが参加していますね。
それだけD.Jhonsonへの期待度がわかります。
作者のE.KazはR.Litnerの♪Is It You♪の作者ですか?
調べてみたら、この曲のニューエントリーは、67位でした。その週は、この曲の他には、Top40に入った曲はなかったかもしれません。不作の週だったでしょうか。ちなみに、次の週は、シンディ・ローパー、とティナ・ターナーのビッグヒットのニューエントリーでした。
オリジナルのWendy Waldmanですが、歌手としては、粗削りのボーカルではありましたが、曲はカッコよかったですね。残念ながら、この82年当時では、Wendy Waldmanは、有名ではなかったためか、あんまりヒットしなったですね。この、粗削りなところがこの曲にはぴったりだったと思います。
失礼ではありますがこの頃の秋ど真ん中は上位が退屈な曲が多かった印象で(ランDMCを除く)、石田豊さん番組のダビング編集テープもあんまり好きじゃない曲が並んでいたなーと思いました。
そんな中でのドンジョンはシンプルなんだけど良かった!
顔は今回初めてシゲシゲと見ましたが、ちょっとイモっぽいけどジョージマイケルorリマール、力はありそう、て感じですな。モテたんですってね?
バーブラとも何か噂がなかったですかね?これはさすがに私の勘違いかな?タイメックスの曲みたいなことしてごめんなさい😫