原田マハの『ジヴェルニーの食卓』を読んだ。
|
フランス画壇の巨匠を描く短編集。収録されているのは「うつくしい墓」、「エトワール」、「タンギー爺さん」、「ジヴェルニーの食卓」の4篇で、マティス、ドガ、セザンヌ、モネを描く。
いずれも画家の近くにいる女性の視点で語られるおはなしで、その画家の人生・生き様を描いていて興味深く読める作品。表題作の「ジヴェルニーの食卓」も読みごたえあるが、手紙をつづったスタイルの「タンギー爺さん」がわたしのお気に入り。ゴーギャン、ベルナール、ゴッホなどの有名どころの名前が出てくるのが楽しい。