東川篤哉の『交換殺人には向かない夜』を読んだ。わたし初めて読んだのだが、鵜飼探偵のシリーズものらしい。
|
不倫調査のため画家の家に潜入する探偵と、好意を持つ女性に誘われて山深い別荘を訪れた探偵の弟子。雪深い夜にそれぞれの近くで死体が発見されるのだが・・・。
著者らしいコメディかと思わせる語りと話の運び。楽しく読める謎解きミステリィで伏線の張り方が巧いなぁ。タイトルに「交換殺人」とあるので交換殺人が行われたのだろうが、そこには意外な真実が・・・。
以下ネタバレを含むので未読の方は読まないように。
この作品の一番のポイントは、交換殺人の時間軸が大きく違っていることで、これが作者の意図したミスリード。どちらも雪深い夜で、見事に騙されるよね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます