知念実希人の『仮面病棟』を読んだ。医療系サスペンスミステリー。
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主人公は、個人経営の病院で夜間当直のアルバイトをしている医師。この夜は、銃を持ったコンビニ強盗をして、途中で若い女性を拉致してきたピエロの仮面の男が病院に。入院患者を人質に病院に籠城するのだが、犯人が籠城する意図がよくわからなくて・・・。
読みすすめるにつれて病院の秘密がわかってきて、終盤に二転三転する展開にページを繰る手を止められずに一気に読了。ちと無理なところもあるが、しっかりと伏線を回収して驚きの真実。なかなかに楽しく読ませる作品だ。
以下ネタバレを含むので未読の方は読まないように。
犯人の目的は、この病院で行われていた違法な臓器移植の告発。お話の初めから強盗に拉致された「愛美」が怪しいなぁと思っていたのだが、これがビンゴ!ただ、なぜそうなのかっていうのは想定外で驚きだ。
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