池澤夏樹の『スティル・ライフ』を読んだ。芥川賞受賞作らしい。
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「スティル・ライフ」と「ヤー・チャイカ」の2篇が収録されている。
「スティル・ライフ」は、染色工場でアルバイトで働く主人公が、以前同僚だった男から仕事を手伝ってほしいと頼まれて、かなりの金額を株の投資で増やす。その元手のお金は横領で得たもので、もうじき時効がやってくる・・・。
「ヤー・チャイカ」は二人で暮らす父娘のそれぞれの視点で語られる。父親がたまたま知り合ったロシア人との交流と、恐竜を飼っている話と・・・。恐竜が何の象徴か全然わからずついていけない。
どちらも淡々とした語りで、抒情的だと評価されているみたいだが、わたしその良さが理解できずに読むのに精一杯。全然楽しめなかった。ここに何を書いていいのかわからずやや混乱気味。端的に言うと面白くなかったってことだ。
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