「虹」
来月のかたつむり句会のお題は虹。今月最高得点徳さんの出題だ。虹の句と言えば、
虹立ちて忽ち君の在る如し 虚子
虹消えて忽ち君の無き如し 虚子
が浮かぶ。七十歳の巨匠が愛弟子を詠んだ。この気持ちが私にはよーくわかる。宝塚にハマってた昔も、K-POPにハマってる今も、美少女を見て居ると心に虹が立つ。恋に似て非なる、美を愛し、美を育て、美の成長を見守る心。虹プロのミイヒちゃん、マコちゃん、リマちゃん、マヤちゃん、リオちゃんなどの眩しいばかりの成長は虹の如く儚いから美しい。これらの句は、若さを眩しみ慈しむ虚子の真実の心の迸りだと思う。
ところで、虹プロジェクトの仕掛け人、「餅ゴリさん※」こと、JYP氏の講評は俳句の道にも通じる。曰く、「真実話しかけるように歌って下さい。」「関節を柔らかく大きく使って踊って下さい。」「速く、強く、しなやかな筋肉を作って下さい。」「誠実で謙虚な人で居て下さい。」
俳句もこのように詠めばいいんだと思う。
真実話しかけるように詠む。
言葉を柔らかく大きく使って詠む。
速く強くしなやかな俳句筋を作る。
誠実で謙虚に詠む。
※ 餅の好きなゴリラで餅ゴリ。いつき組の俳号ぽい。