誰がエルヴィスを演じるのかが興味津々だった。そのチョイスで映画の方向性が決まる。人生には幾つかのフェイズがある。明るい面、暗い面、悲しい面、輝かしい面……全てが入り混じって人生という作品は出来ているが、監督によって、主人公を通じて人生の何を描きたいか、によって映画はガラリと変わる。それを踏まえて映画を見ると非常に深く味わえ、より感動できる気がする。つまり効能を知って薬を飲めば効き目が増すようなものじゃないかな。
「カメラを止めるな!」
『カメ止め』のフランス版リメイクが出来たらしい。ニックと一緒に見るチャンス到来。Netflixで配信して欲しい! フランス語音声の英語字幕でいいから、私の好きな映画を一緒に見たい!
「今日の一句」
NYの古本屋で働いていた頃、自分をエルヴィス・プレスリーと信じてる人が、コスチュームを着て“自分の”CDを売りに来てた。たった1ドルです、と私が言うと、彼は毎回腹を立てたり、悲しんだりした。ハロウィンの街には至る所にエルヴィスが居た。ステーブン・キングの小説を読んで、これは真実だ。アメリカには一体何人のエルヴィスの幽霊が居るのだろう?! と慄然とした事を思い出した。そう言えばエルヴィスもキングと呼ばれてた。