乳酸菌酵母の香り春愁

久々にパンの写真です。普通の食パンに見えますが、イースト菌を用いない、乳酸菌酵母パンです。2020年から種を作り始め、継ぎ足し継ぎ足しして焼いています。昔サンフランシスコのパン屋で父の代から種を受け継ぐというサワードウブレッドを食べた事があります。酸っぱさが独特の風味と化して美味しく、いかにもおなかに良さげでした。チーズいらねー、これだけでワインのつまみになる、と思いました。

ライ麦、小麦全粒粉、小麦、混合、渦巻き型、と色々焼いてみて、小麦食パン型に落ち着きました。我が家ではサンドイッチを食す日が圧倒的に多い。丸型パンはカッコいいけど具をサンドイッチし辛い。やはり食パン型が最高に便利です。私はライ麦が好きですが、ニックはやはり小麦党。

焼き上がりにバターを塗ると、この照り。中身はどっしり、焼けばサクサク、酸っぱい香り。これ以上のパンは要りません。一生これを焼き続ければよいのです。完成は嬉しいけどちょっと寂しいですね。これから何を目指してパンを焼けばよいのでしょう。それとも目先を変えてカップケーキを焼けばいいのでしょうか。

そしてふと気づきました。これ春愁かも。