連休中面会は出来ないが、ニックが差入れをしてくれた。駐車場の上の部屋なので窓からチラリと顔がのぞける。
「スタバ三種の神スイーツ」
スタバシュガードーナツ、スタバシナモンロール、スタバチョコチップクッキー。スタバのポテチはこれまた世界一うまい。世界が滅亡する前は、これ食べて世界が滅亡する映画を見ていたい。時間があったらダークモカチップフラペチーノとヴァニラクリームフラペチーノを交互に食べたい。スタバで世界の最後を迎えたい。もう最後なんで、カロリー気にせず心ゆくまでフラペチーノを啜りたい。これCMにどう?
入院中に読めてよかった。梅沢富美男の俳句人生をじっくりと辿る時間となった。俳句には全てが映る。才気にあふれ、しかも才気だけで生きてこなかった、地道な努力家の、辛抱強く、朗らかな、愛情豊かな人間力が滲み出ている。こう書いてきて、ニックと似ているなぁと思う。
「句集野路菊より」
バス転落秋雨の中父は逝く
子供六人母ばば残し秋雨の中
野地菊や末の妹二才なり
秋日和六十六忌子ら集う
母の父は公務員だったかな? 忘れたけど、母が二十歳になる前にバス事故で亡くなった。二歳だった末の妹を母は可愛がった。私達にとっては大きい姉ちゃんであった。父の末の妹も母は可愛がった。「二人が新婚の時、川の字になって私も一緒に寝ていたのよ。」と叔母が話してくれた。両家合わせて十人余の兄弟姉妹を支えて働いた母。父亡きあとも私に仕送りを続け、大学を出してくれた母。たまに会えば喧嘩になり、心無い事をたくさん言ってごめん。その代わり、子供がどんな事を言っても受け止めると約束するよ。
「おまけ」
ブログの表紙を取り替えた。LAのヴェニスビーチの定宿『ブティックホテル444』でニックがゾンビになった。ここは家具付き、ビーチ用品付き、自転車付き、キッチン付きワンルーム。中庭でお食事できる。近所に美味しいメキシカンも、ビーガンレストランも、ミツワ(日本食品店)もある。サンタモニカのバカ高いホテルなんてお金の無駄。コージーな宿で節約し、自転車で海岸を行ったり来たり、カロリー燃やし、美味しいもんをたらふく食べるべし。