塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

復刻は案外厄介な代物ではないでしょうか

2018-11-06 01:46:25 | 日記
 バッシュやランニングシューズは、サッカースパイクよりも復刻が盛んです。

 それはスパイクが基本競技用である一方、前者は街履きとしても問題なく使えるためです。

 ただ、この復刻という作業がブランドにとっては悩みの種、なのです。

 例えばニューバランス。

 かつてのクラシカルなサッカースパイク「4-4-2」を復刻していますが、これは中国製で日本と英国の共同作業によります。

 (専門サイト コーヘイズ・ブログを参照)

 しかし、これが看板商品である1300、996、576などになると様相が異なります。

 日本市場では発売当時の外観を忠実の再現したものが好まれるのですが、諸外国では

 「当時の品よりも、今の方が履き心地が良いに決まっているよ」
 「だから当時の姿を再現するよりも、今日的な形の方がいいよね」

 と、市場の声が異なるはずなんです。

 コンバースがコンバースでありながら、コンバース・ジャパンとコンバースUSAで別れているのも、商標権の問題もあるのでしょうが根本的な価値観に違いもあるように見えます。

 米国市場のコンバースは

 1・ナイキの傘下になったことを最大限利用する
 2・その代表がルナソールの採用、限定店舗販売のファースト・ストリングス

 というように、技術も温故知新も描いています。

 エアロ・ジャムの復刻に多くの配色があるのもそうでしょう。

 一方で日本のコンバースが「タイムライン」にみられる、鮮やかと言うほかない当時の品と瓜二つの品を発売することは、市場の声を反映させた形と言えます。

 今後、サッカースパイクの復刻が盛んになれば、このような基本軸が割れるようになるかもしれませんね。
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インテルとパルセイロ・レディースの事例から2トップの呼吸を探る

2018-11-06 01:33:25 | 日記
 1988-89シーズン、インテルは勝ち点2の時代にシーズン通じて「58」をたたき出し、スクデットを9季ぶりに獲得します。

 この時の圧倒的な強さは今でも語り草であり、原動力となったのは

 1・背番号10、西ドイツ代表ロタール・マテウス
 2・イタリア代表の守護神、ワルテル・ゼンガ
 3・前線の2トップ、イタリア代表アルド・セレナとアルゼンチン代表ラモン・ディアス

 特に「3」の破壊力はセレナが得点王になったことでも証明されています。

 インテルは1989-90シーズンに向け、この最高の2トップを「敢えて」解体します。

 アルド・セレナを残留させ、移籍させたラモン・ディアスの後釜に指名したのは、西ドイツ代表FWのユルゲン・クリンスマンでした。

 お隣のミランが今も良く知られる

 「オランダ・トリオ」

 の強化策が実ったことも影響しているのでしょう。

 インテルはクリンスマンの獲得で、マテウス、そしてアンドレアス・ブレーメという、西ドイツ代表中軸3選手を揃えることで、クラブの底上げを期待したいのです。

 結果はクリンスマンとセレナの呼吸が思うように合わず、2トップは停滞します。

 この事例を見ても、2トップは基本、片方が最前線に張り付き、もう片方が衛生的に動き回ることが基本なのでしょうが、そんな簡単にお互いの間合いは把握できませんし、イタリアの強固な守備は有名ですからね。

 そう、長野パルセイロ・レディースも、2015、16シーズンと2季に渡って泊、横山の2トップが最高の攻撃を生みました。

 横山が復帰しても順位が思うように上昇しなかったのも、横山が独力で打開できることに頼ってしまったという分析もあるでしょうが、

 他の選手と横山の呼吸が合わない
 従って前線の意図が見えてこなかった

 という点もあると思うのです。

 泊さんは本当に横山の癖や意思を理解することに苦労し、時間をかけたと語っていたと思いますが、それだけ2トップというのは1トップに比べて難しいと実感した次第です。
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Jクラブが今後フードコートで必要かもしれない事柄

2018-11-06 01:19:43 | 日記
 長野パルセイロに限らず、Jクラブは選手が企画した弁当販売の他、試合会場で屋台、フードコートがあります。

 これまで考えもしませんでしたが、こうした売店、弁当販売において

 「食材表記」

 は今後不可欠なのでしょうか。

 僕が今の勤務先で一番最初に仕えた上司は「蕎麦アレルギー」の持ち主で、僕が初めて出会う食品アレルギーの持ち主でした。

 僕は幸運にも、近年表記が目立つようになったグルテン、卵、乳製品にアレルギーを感じませんが、当事者からすれば大問題でしょう。

 僕は基本、南長野運動公園の売店内容しかわかりません。

 一方でアレルギーを持つ方は売店を避け、自身で調理した品を持ち込むのでしょうが、今後の売店販売の改善点かもしれませんね。

 アントラーズが対戦するイランのペルセポリスはペルシャの国ですが、他の西アジア同様にイスラム教のはずです。

 イスラム教と言えば

 豚肉を敬遠する食生活
 アルコールは基本禁止
 女性はヒジャブで髪を覆う

 という概念がありますが、西アジアからJ1観戦者を増やしたいのであれば、彼らへの配慮も必要なのでしょうか。

 実際マレーシアやインドネシアなど、南アジアでの多くの国はイスラム教ですしね。

 一方で彼らが、私達に配慮することも必要でしょう。

 聞くところによるとイスラム諸国ではモスクはあってもキリスト教のための協会や、神社と仏閣はまず見当たらないといいますよ。

 でも日本には協会も神社もモスクも数に隔たりはありますが、必ず存在します。

 「俺たちのためにモスクを作れ、豚肉を使った料理を出すな」

 という要求をするならば、我々のために仏閣や神社の建設土地はないのか、と中東で僕たちが訪ねてみるのも必要かもしれません。
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