塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕が思う、アントラーズが得た利益

2018-11-16 02:00:44 | 日記
 アントラーズがチャンピオンズ・リーグで優勝したことで得たものは何でしょうか。

 当然賞金とトロフィーという現実的なものもあれば、優勝を達成したという心の満足感もありますよね。

 僕が考える最高の報酬は

 「殺し文句を得たこと」

 にあると感じます。

 アントラーズはジーコが手掛けたクラブ、数多くのブラジル代表、日本代表が在籍する日本屈指の強豪であるとブラジルでも認知されています。

 セルジーニョもジーコがその能力を見込んで獲得し、大活躍でしたよね。

 やはり今も昔も、ジーコから声をかけられることは、ブラジル生まれの選手にとって大きな感激なのでしょう。

 あれだけの才能を持つ選手が、誰よりも練習しきつい肉体改造に耐え抜いた事実は、大きな教訓としてブラジルに残っていると思われます。

 これまでのアントラーズは

 「ジーコのクラブ」

 という大きな口説き文句がありました。

 しかしグレミオで南米王者に輝いたアルトウールがバルサに移籍したように、アジアでプレイするよりはイタリア、スペイン、ポルトガルでプレイしたいと思うのが当然です。

 近年のアジアでは

 1・中国リーグと中東がその資金力で移籍市場で優位にたっていた
 2・タイやマレーシアも市場として存在価値を高めている

 という現実があります。

 しかし、アントラーズが今アジアチャンピオンであり、ブラジル人を獲得する際に

 「君の力を必要としている」
 「アジア王者を防衛するために、ジーコ、我々と戦って欲しい」

 というアジア王者と言う名誉が口説き文句に加わるのであれば、それは凄く選手の脳裏に刻まれるはずです。

 アントラーズはクラブ・ワールドカップで2016年、レアルに冷や汗をかかせましたし、今季もその再現が期待されるところです。
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地元クラブをサポートする意義

2018-11-16 01:46:58 | 日記
 松本山雅が2019年をJ1で戦うことは、ほぼ確定しています。

 長野パルセイロとはカテゴリーがふたつ、隔てられることになり、山雅の露出、人気と知名度はパルセイロの遥か先を歩みます。

 でも、いいじゃあありませんか。

 プロである以上、残した成績が観客動員とスポンサー数、そして報酬に結び付くわけですから、J3で満足の行く生成期が得ていないパルセイロに、我がままは言えません。

 でも、ファンの心意気が必要ですよ。

 僕は年間シートを買うようなお金はありませんし、グッズを数多く所有してもいません。

 でも、山雅のことは「尊重」はしますが、「ファン」ではありません。

 僕はリーグのカテゴリーがどこでも、やはりパルセイロがいいと思いますからね。

 レインジャーズ・グラスゴーが破産し、4部に降格した際ファンは

 「俺は明日からセルティックを応援する」
 「破産なんて無様な醜態のクラブに愛想がついたざ」

 と言ったでしょうか。

 彼らは4部の愛するクラブを必死にサポートし、セルティック・ファンから失笑されてもクラブを見捨てませんでした。

 それはイタリアではパルマであり、フィオレンティーナと言う形です。

 ですから、僕はゴール裏で声を張り上げるような熱心さは無いのですが、パルセイロが存在する限りやはり生涯気にかけていくと思います。

 日本代表という自国の代表をサポートするのは当然ですが、地元のクラブがあることを考慮してこそのサッカーではないでしょうか。

 かつてのブンデスリーガでは

 1860ミュンヘンは強豪であり、バイエルンは冴えないクラブだった
 しかしベッケンバウアーの入団を境に、立ち位置が逆転

 という現象が起きたように、将来パルセイロも世間をあっと言わせるかもしれませんよ。
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