塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今J1監督に求められるであろう事柄

2020-01-09 00:56:37 | 日記
 ガンバ大阪が早くも新体制を発表したそうですね。

 宮本監督に限らず、現在のJ1指揮官に求められる要素は練習内容や、ミーティング時における訓戒、戦術面など技術的なことではないように見えます。

 むしろ適応力と修正力を発揮できる、そんな人物が今後は指名されるのではないでしょうか。

 と言いますのも、ガンバに限らずアントラーズのようなビッグクラブでも、海外クラブから移籍の打診があれば、若い選手はどんどん進出してしまいます。

 ガンバは井手口と宇佐美、アントラーズは内田、つまり、クラブに過去在籍経験を持ち、道しるべの役割が果たせる選手が復帰しても、その道しるべを辿ろうとする選手は、すでにいない。

 こんな矛盾が生じ始めています。

 もし仮に中村と食野が在籍していれば、と宮本監督は考えたかもしれませんし、体調が整わず試合出場が少なかった内田も、今様々なことを考えているに違いありません。

 要約しますと

 1・指揮官は今後も、若手が海外へシーズン中に移籍することを念頭に置く
 2・若手でも主軸を担うことが多い今、彼らが移籍しても戦力が落ちないマネージメントを考える
 3・布陣変更やフロントと協力して予め選手層を厚くするなど、対策を練る

 という観点が必要と思うのです。

 久保裕也に米国から打診があるそうですが、今後日本人選手は欧州だけでなく、アジアや北米など多くの国に進出し、サッカーを学び戦うのでしょう。

 サッカーが常に世界規模でリーグ戦が行われていることを考えれば、その基準に日本も達したということは出来ます。

 それ以上にJリーグの魅力をファンに打ち出すことが必要となりましたし、引き抜きに対して複数年契約の提示や違約金設定など、フロントが判断する材料も増している。

 この点も確かではないでしょうか。
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ブランドが哲学と理念を選手と合致できたなら

2020-01-09 00:44:27 | 日記
 アシックスはかつて「オニツカタイガー」という社名でした。

 彼らがアシックスに社名変更する際、その命名の源としてラテン語の

 「健全な魂は健全は身体に宿る」

 という意味の頭文字から、アシックス(ASICS)にしたと聞きました。

 その企業理念の下で彼らはサッカー、陸上、バスケットボールと多くの競技と選手を支援し、海外でも多くのファンを生んでいます。

 特にイタリアでの人気が顕著で、これまでに

 ロベルト・マンチーニ 現イタリア代表監督
 ジャンルカ・ヴィアリ 元チェルシー監督
 フランコ・バレージ 元イタリア代表
 ファビオ・グロッソ 元イタリア代表

 というように、多くの選手が愛用してきました。

 今年ですとウディネーゼの顔として長く現役を務めたアントニオ・ディ・ナターレが有名ですね。

 そのアシックスは、アンドレス・イニエスタという名手の下で、新しい価値観を提供しようとしています。

 冒頭で社名の由来をお話しましたが、この社名を完全な形で具現化しているのがイニエスタであり、日本人のように謙譲の美徳を持ち合わせている、稀有な西洋人ではないでしょうか。

 2010年ワールドカップ、決勝のオランダ戦で彼は代表のジャージをまくりあげ

 「ダニ・ハルケ」

 という早世した親友の名を見せながら、彼の家族を勇気づけました。

 ダニ・ハルケはバルセロナとは敵対関係にあるエスパニョールに在籍していましたが、イニエスタの振る舞いにはエスパニョールのファンも感激したんですよね。

 ナイキがマイケル・ジョーダン
 アンブロが遠藤保仁
 アディダスがレオ・メッシ

 というように、自社の哲学や理念と合致する選手と契約で着た際、担当者は胸躍る気持ちでしょうね。

 イニエスタがえんじ色のウルトラレッツアで躍動すればするほど、神戸の勝利が近いという意味でもあるでしょうが。
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