塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

兼任監督という難しい処置

2020-01-13 01:11:26 | 日記
 ヒステリーを起こさずに以下の点は、冷静に考えるべきでしょうね。

 1・仮に今大会の責任を追及し、森保監督が更迭された際、それは兼任としてA代表も辞する形なのか、はたまた五輪監督だけなのか
 2・仮に監督交代を考えるならば、誰を指名するべきか
 3・堂安や中山など、海外リーグの選手がもっと起用できたならば、成績は全く異なるものになっただろうか
 4・そもそも今大会に召集された選手と、前掲の選手の力量はそれほど差があるものなのか
 5・仮に今大会の選手が海外リーグに移籍すれば、一気に飛躍できるのか

 もう、考えても結論が出ない項目が、山のようにあります。

 もし協会が

 「もう五輪まで半年しか猶予が無いから」
 「A代表との連動制がかけてしまう」
 
 という理由で監督交代を考えないのであれば、それは消極的でしょう。

 少なくともサッカー協会には2018年3月、ワールドカップ本戦を2か月後に控えた際に

 「ヴァイド・ハリルホジッチ監督を解任します。今のままでは勝てません」
 「後任監督は西野朗氏です」

 というアナウンス、つまり前例を「自ら」作りましたよね。

 僕がこのボスニア人ならば

 「モリヤスは残留できて、どうしてワールドカップに導いた私が解雇されるのだ」
 
 嫌な言い方をすれば、外国籍の指揮官だからクビにしやすかったのだろうか、という変な憶測が出回るかもしれませんね。

 僕は今でも森保監督は聡明で頭の良い人物だと思いますし、そうでなければ広島で3度もJ1優勝を体験していません。

 3-4-2-1を4-2-3-1に戻す
 パスではなく、縦への意識を強固にすることで、ゴールに近い動きを目指す

 という応急処置で選手が生き返るならば、それにこしたことはないでしょう。

 仮に外国籍の指揮官を考慮しても

 「五輪はAFCはおろか、FIFAの管轄でもない」
 「五輪はワールドカップではない」

 と、断りの理由をまざまざと見せつけられてしまうのではないでしょうか。

 僕が考える指揮官は、上海上港との契約が終えたピクシーなのですが、実際招聘はないでしょうね。
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五輪代表、日本晴れとは程遠く

2020-01-13 01:02:08 | 日記
 食野亮太郎を送り出したハーツ首脳陣は、肩透かしを食らったのではないでしょうか。

 予選リーグのみの出場という条件付きで、スコットランドとは全く異なるタイへの遠征を許可したにも関わらず、彼は疲労をため込むことも、怪我をすることもなく、帰国することが「ほぼ」決定しています。

 「ほぼ」と書いたのは、まだカタール代表戦が残っているためで、食野が出場すればハーツ首脳陣は気分は穏やかではないでしょうね。

 「もう予選敗退が決まっているから、彼を招集対象から外してくれ」
 「シーズン中の負傷は大変だから」

 と考えているのではないでしょうか。

 もし東京五輪という枠組みが無ければ、日本代表は1996年のアトランタ五輪以降、初となる五輪不参加が決定する、最悪の結果となりました。

 アディダス・ジャパンは現在のジャージに

 「日本晴れ」

 という気持ちを込めて、あの形をデザインしました。

 しかし、五輪代表に今大会、日本晴れは起きず暗い雨模様の中で大会を去ります。

 僕はサウジアラビア戦、シリア戦も勤務日でして、帰宅してからごくわずかの時間、テレビ観戦をしたにすぎません。

 ただ、確実に言えることは、サウジにしてもシリアにしても

 縦への展開が実に早い
 そしてシュートを打つ姿勢を皆が持ち合わせている

 という点です。

 やべっちFCでは他の予選リーグも放送しましたが、ヨルダンやタイも縦への推進力が優れており、かつてイビチャ・オシムが代表を率いた際に用いた比喩

 「各駅停車のようなパス回し」

 を思い出されるのが、今回の五輪代表です。

 Jリーグを観戦していてもそうですが、ファンは多くの場合、今シュートを打てばいいじゃあないか!!と思う場面でも、選手はまどろっこしくパスを回し、正確性、確実性を尊重します。

 僕に限らず、シュートを何で打たないのだろう、と思う方は多いと思いますが、リーグと代表はこの点で確実に連動しているように思えてなりません。
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