塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イニエスタは、天皇杯優勝をどう見ただろうか

2020-01-01 22:41:01 | 日記
 憶測にすぎませんが。

 アンドレス・イニエスタは当然「おくび」にも出しませんが、スペイン時代国王杯を得た際には、どこかで

 「レアル・マドリードの鼻をあかした」
 「国王杯という優勝カップを手にしたことで、かつての中央集権支配に今でも批判的な人々は、少しは胸のつかえがとれただろうか」

 と感じていた「かも」しれません。

 僕のような部外者がしたり顔で

 バルセロナとエスパニョールのカタルーニャにおける立ち位置
 ガリシア地方のクラブ、セルタとラ・コルーニャ、アンダルシアのクラブ、ベティスとセビージャ、そしてバスクのクラブ、ビルバオとソシエダがマドリードをどう捉えているのか

 と語っても仕方は無いと思います。

 しかし、競技よりもかつての政治的支配をどこかで感じてしまうのは、それだけ読む資料に記されていることもあると思います。

 ですから、イニエスタやビジャが、日本という国で
 
 「国立決戦 天皇杯」

 という、政治的がしがらみを除き、純粋にサッカーという競技で優勝したことは、どこか内心安堵したのではないか、と感じたにすぎません。

 むしろ両選手からすれば

 フランスのクプ・ディ・フランス
 イングランドのFAカップ

 のように、アマチュアが参加することができ、実力があればホンダFCのように、プロを上回る内容を見せ、勝ち進めることができることを新鮮に感じたのではないでしょうか。

 さて、神戸はルーカス・ポドルスキの離脱が濃厚のようで、これからどう補強を進めてゆくのか、皆が注目すると思います。
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天皇杯決勝戦雑感

2020-01-01 22:24:49 | 日記
 雑感その1

 アントラーズの永木が常にモレリア2の黒を履いていることに、どこか安堵感を得た方いないでしょうか。

 黄色や青など、カラフルなスパイクが市場を席捲する中で、永木はこの決勝戦でも変わらず黒、モレリア2といういで立ちで登場しました。

 この光景はどこかで頑固一徹のようにも見えますが、一方で彼のような愛用者がいるからこそ、ミズノは職人を雇用し続けることができるわけです。

 僕は合皮やニットスパイクの感触はわからないのですが、革の一部が既に自分の身体と均一化しているという感触は、僕たちでも上質の革小物を手に入れたならわかりますから。

 この点は大きいと思います。

 雑感その2

 アシックスが手掛けたヴィッセルの菱形デザイン、やはり斬新だと思いましたね。

 デザインを起こす方は、デザインを考える上で

 「このデザインはファンが受け入れてくれるだろうか」
 「賛否が巻き起こるだろうな」

 と、様々な感情が頭をよぎるに違いありません。

 デザインをクラブ側に提案した際は、まさか

 1・ダヴィド・ビジャが引退となる1試合で着用する
 2・1995年のクラブ発足から初めて得た栄冠

 という記念すべき日を迎えるとは、思わなかったでしょうし。

 雑感その3

 アンドレス・イニエスタが着用するアシックスのウルトラ・レッツア。

 従来の黄色から最新色のえんじ色がお披露目となりました。
 
 市販は来月になるようですが、アシックスはウルトラ・レッツア2を既に開発しているのでしょうか。

 仮に既報通り、2020年でヴィッセルを退団し、アルゼンチンでプレイするのであれば、アシックスはイニエスタとの契約をどうすべきか、迷うかもしれません。

 アルゼンチンにアシックスの支店があるのなら別ですが、僕は対話が減少したとしても契約を続行し、改良点を聞き続けるべきと思います。

 それは技術の問題ではなく、イニエスタにしか見えないピッチにおける「感覚」を具現化できれば凄いと思うためです。
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街履きに、こんな靴はいかがですか

2020-01-01 01:04:33 | 日記
 アディダスに「サンバ」と呼ばれるスニーカーがあります。

 サンバはアウトソールが「ガム・ソール」と呼ばれるゴム底になっているのが特徴で、恐らく室内サッカー用に開発されたと思います。

 サンバは日本国内で1990年代中頃から発売されていますが、当時はまだJリーグが開幕したばかりの時期で、現在のような

 「フットサルとFリーグ」
 「アルゼンチンやブラジル、ポルトガルなど先進国で大人気の競技」

 という認識はなかったと思います。

 今はアディダスだけでなく、ミズノやガビックなど多くのブランドが手掛けていますが、仮にこれらを「街履き」にしたらどうか、と言う点を想像してみたのです。

 実を言いますと、同時期、国内競技で瞬く間に注目を集めたのが、バスケットボールの3オン3なんです。

 バスケットボールは屋内競技で通常5人という常識を打ち破る、屋外で3人集まれば試合ができる、という手軽さが若い世代から大きな共感を得ます。

 当時の週刊マガジンにはストリート・バスケットボールを題材に描いた「ハーレム・ビート」という漫画が掲載されていたほどです。

 面白いのはリーボック、コンバース、ナイキなど大手が続々と3オン3に対応できるバッシュを開発し、大きく市場を伸ばした点です。

 1990年代の前半は日本テレビが放送する「天才たけしの元気が出るテレビ」の影響もあり

 1・この番組で人気に火がついたLLブラザースが、ユーイング・ブランドのバッシュを愛用
 2・ラッパーのハマーがブリティッシュ・ナイトを履き始める

 というように、ストリートでバッシュを履くことが大前提になったんですよ。

 コンバース契約選手であるラリー・ジョンソンは、「ターマックス」と呼ばれる外履きを、何とNBA公式戦で愛用し、その耐久性を証明してみせるなど、多いに盛り上がったものです。

 従ってFリーグの認知が高まりつつある今、サッカーシューズをタウンで見かけるようになれば、それは意義あることだと考えてみたのですがどうでしょうか。
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2020年日本代表の旅

2020-01-01 00:46:42 | 日記
 新年あけましておめでとうございます。

 今年2020年はワールドカップ・カタール大会までの中間年であり、欧州ではユーロ2020、国内では東京五輪が開催となります。

 そこで、2020年の日本代表がアディダス・ジャパンが提案した「日本晴れ」になるのかどうか、勝手に考察してみたいと思います。

 1・最終ラインの人選

 今、サザンプトンで吉田はベンチから試合を見つめていることが多いようです。
 
 権田やシュミット・ダニエルなどGKもポルトガル、ベルギーで毎日研鑽を積むまでになりましたが、その功績はひとえに吉田麻也がオランダ、イングランドで日本人選手の価値。

 この日本人でもそん色ない、という姿を見せてきたことが大きいように思います。

 つまり、代表の守備選手でもレフト・フルバックの長友と並び、2011年アジアカップ優勝以降、常に多くの場数を踏んできた実績を持ちます。

 ここで考えたいのが

 1・クラブで出番が減少している吉田を、代表でも先発で起用することは必要か
 2・ボローニャでライト・フルバックで出番を得ている富安を、代表でセンターバックで用いることは彼にとって利益はあるだろうか
 3・トゥールーズに移籍して以降、代表招集が途絶えている昌子源を呼び戻すべきではないか

 という3点になります。

 僕はワールドカップ2018を戦った昌子の力は、まだまだ健在だと思うのですが。

 2・森保兼任監督の意向

 既にマスメディアが監督の兼任にほころびが見えていると示唆しています。

 ただ、五輪代表は基本、夏には解散しますからサッカー協会が兼任を解くことは無いでしょう。

 仮にA代表の指揮官を新たに選出するのではあれば、韓国同様に外国籍になると予想します。

 それは選手がJ1と海外各国でサッカーへの見解を深めていることに対し、指揮官が日本人で国内だけしか観察していないのであれば、それは齟齬が生じるためになります。

 外国籍指揮官を招いても、必ずしも素晴らしい連帯が生まれるわけではないのですが、監督人事が今後話題になることは現実的にはないでしょうね。
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