塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今、愛読中の猫漫画があります

2020-01-18 00:39:11 | 日記
 僕は普段漫画を購入しませんが、猫を題材に描かれた漫画は何冊か所有しています。

 今月に入って購入したのが

 「光文社 そにしけんじ作 ラガーにゃん1巻・2巻」

 の2冊で、ラグビー・ワールドカップ日本開催に向けて、集まった猫たちがラグビーを始めるという、ほのぼのとした物語です。

 興味深いのはこれだけラグビーの映像や資料が揃う中で

 「猫がラグビーをする」
 「そんな荒唐無稽な漫画、あるかいな」

 という批判めいた言葉が見つからないことです。

 これがサッカー漫画の金字塔、キャプテン翼が描かれた1980年代ならば、日本代表やJSLはもちろん、海外の有力クラブや代表、そしてワールドカップの情報など、集めることが困難な時代です。

 ですから高橋陽一先生が生み出した数々の必殺シュートを、僕たち子供は何の疑問もなく受け入れることができました。

 しかし、今はユーチューブを筆頭に参考映像は簡単に入手できますし、書店にいれば書籍も充実していますよね。

 でも、ファンがラグビーをする猫を題材にした点を、僕もそうなのですが

 「実に面白いね」
 「きちんどポジションや反則を丁寧に説明してくれている」

 と好意的に捉えている。

 何かが起きるとすぐに批判が起こる昨今ですが、嬉しい気持ちを持つ方がいることに安心します。

 どうでしょう、日本もワールドカップや高校選手権など、現実味を帯びた現状の姿を描くのではなく、ある種突飛なサッカー漫画がでたら皆の関心を惹くように思います。

 立ち読みの域をでませんが「ジャイアント・キリング」のように、実生活にも役立つヒントが満載の漫画も凄いと思います。
 
 しかしラガーにゃんのように、炬燵でゆっくり読みながら「ほのぼぼ」とした気分に浸れることも、良い塩梅ですよ。
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改めて考えるサッキの功績

2020-01-18 00:17:57 | 日記
 16日発売のワールド・サッカーダイジェストは、巻頭でリバプール特集を組みました。

 リバプールは過去20年の中で2度、チャンピオンズ・リーグで優勝し、チャンピオンズ・カップの時代から合計で6度、この栄冠に輝いています。

 そして近年の優勝は

 1・2005年 ラファエル・ベニテス
 2・2019年 ユルゲン・クロップ

 によるもので、その間のインターバルは14年になります。

 14年という期間はリバプールほどの老舗からすれば長いものなのでしょうが、この栄光を味わうことが出来ないクラブの方が圧倒的多数であることを考慮しますと、凄い事だと僕は思うのです。

 興味深いのは、上記の指揮官がスペイン、ドイツと国籍は異なれど、根底に

 「アリゴ・サッキとゾーン・プレス」

 がある点です。

 ゲーゲンプレスはゾーン・プレスが無ければ生まれていなかったと思いますし、ベニテスは新婚旅行の際、何とミラネッロに立ち寄ってサッキの動向をつぶさに観察したほどです。

 通常新婚旅行は風光明媚な場所で、ふたりで最良の時間ヲ過ごすものと誰でも思うでしょうが、ベニテスの妻はミラノに出向いた際、何を感じたのでしょうか。

 よく書店では富を築いた方、名声を築いた方が執筆した

 「〇〇の方法論」
 「〇〇の成功事例」

 というように実体験やしなくてもよい案件の書籍が山積みされています。

 しかし、その多くが比較的早く古本になってしまうのは、当然発行部数が多いこともあるでしょう。

 その一方で読者が心底、その執筆者にほれ込んでいないからではないでしょうか。

 アリゴ・サッキはイタリア国内で意見を2分しましたが、ベニテスとクロップだけでなく、アンチェロッティというもう一人の優秀監督をシンパに持ちます。

 それは彼らがサッキの方法論を学ぶ上で、サッキという人物の歩みに心底ほれ込んだためではないでしょうか。

 そしてクロップは今、リバプールにほれ込みファンもこのドイツ人を慕っていますしね。
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